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普通に美味しいスパゲッティが食べたいだけなのに

前回との関連。まぁもうタイトルそのまんまなのだが、「普通に美味しいスパゲッティに巡り合うのはどうしてこんなに難しいのか?」と思う。

甲府駅の近くに楽(らく)というパスタ屋さんがある。


055-232-6165
山梨県甲府市丸の内1-14-14
https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19000318/

私はこちらの明太子といかのパスタが大好きだった。誇張抜きで毎週食べていた。いまも食べたい。メニューも豊富なのでトッピングを変えたり他のものも頼んだりしたが、結局シンプルな明太子パスタに戻った。心を決めて以降は全くブレなかった。

トップの写真がその明太子パスタである。パスタの茹で加減、明太子といかのレア加減、大葉と海苔の香り、全て完璧だった。こんなにシンプルなのに、いやシンプルだからこそなのかもしれないが、他のお店では絶対に出会えない。自作ではもちろん無理だし、市販の明太子ソースでも再現不可能。唯一無二のパスタなのである。お値段も1,050円(今は変わってるかも)と良心的である。私にとって「普通に美味しいパスタ」の鑑と言える。

チェーン店でよく利用するのはジョリーパスタである。モッツァトマトが好きでよく食べていた。どれだけ注意してもシャツにソースが跳ねてしまうのが難点だったが、元気を出したい時にはピッタリだった。前任地では週2で行っていた。カルボナーラにせよ何にせよ、何となくイメージ通りの味を提供してくれるありがたい存在である。現担当エリアに1軒あるがまだ行けていない。久しぶりに行きたい。

私のパスタ・オブセッションはおそらく大学時代に端を発している。大変残念ながら今は閉店してしまったが、日吉の商店街に『マリーン』というパスタの名店があった。ボリュームが多いので体育会の学生がよく利用していたようで、壁には巨人入団前の高橋由伸選手の新聞記事などが貼ってあった。そこの明太子パスタが絶妙に美味しくてハマったのだった。お昼時は混むので、2限の授業を取っていなかった当時の彼氏に先にお店に入ってもらったりしていた。そこで使っていたパスタがBarilla社のものだったので、私も自宅ではBarilla一択である。あの味までは再現できないが。

パスタ。ナポリタンなど例外はあれど茹でて時間が経った麺はイヤだし、明太子パスタになぜか玉ねぎが入っていたりするのもイヤだし、カルボナーラやジェノベーゼになぜかトマトが入ってたりするのもイヤだし、麺が細すぎるのも太すぎるのもイヤだし、提供が遅いのも困るし、値段が高いのもダメだし、かといって安すぎるのも心配だし、本当に「どストライク!」な一皿にはなかなか巡り会えないのである。この選択肢が多い首都圏でさえも。

普通に美味しいスパゲッティが食べたいだけなのに。本当にただそれだけなのに。首都圏でのスパゲッティ・クエストはしばらく続きそうである。

お読みいただきありがとうございました。今日が良い日でありますように。