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2023/5/27 アレの日@club about VJ振り返り

前回に続いてまた、アレの日というPsychedelicTransのパーティでVJさせてもらった話。
今回は過去最長9時間半やったぜ!

ソフトウェア構成

今回はOBS Studioを通して映像出力するようにしてみた。
単純な画面ミラーリングと違ってキャプチャ領域を制御できて、プラグインにより台形補正もできるしこれがベストなのでは。
と思ったが、パフォーマンスの問題で途中で外してAtom版hydra一本にした。
やっぱりちょっと今のMBPだと重かったかな。
特に細かい明滅とかはfps下がると見栄えが悪いし。
結局は画面ミラーリングこそが、LiveCodingスタイルとしての究極じゃんみたいな気持ちはある。

細かいミスとして、スクリーンセーバーを切るのを忘れた。
ラストちょっと席を外していてスクリーンセーバーになっちゃってたけど、こういう小さなミスは勿体ないな。
一応手元には開始前のチェックリストとか用意していたのだが。

トラブル

途中でプロジェクターが倒れるアクシデントあり。
うぅむ、今回はなるべく高い位置から照射できるようにと新しい三脚を試していたがのだが、ちょっとバランスが悪かったか。
フロア寄りに置きすぎたのもある。

一応LEDライトで存在感はアピールしたが

場所によりけりではあるが、やっぱり天井から吊るのがベターなんだろうなぁ。
ちなみにプロジェクターは倒れた衝撃でぶっ壊れて、モノクロしか出力しなくなっちまった。
それでもイベントの最後まで絵は出せただけでも御の字かな。
モノクロでも絵が出せるなら何とかなる。

表現に関する所感

今回はベースラインの気持ち良さにフォーカスしつつ、細かい振動を絡めながら展開した。

珍しくdiff()に頼ることなく、modulateScale(noise())やvoronoi()を絡めて絵を作っていった。
たまには自分のよく使う表現を封じると、修行としては良いのではなかろうか。

今回も前回同様にTouchOSCのコントローラーを使い、やたら1フェーダーに複数の値をマッピングしてカオスになるように調整してみた。
自分でもちょっとどれを触るとどこが変わるのかを俯瞰できないぐらいガチャガチャにする、というのがやってて面白いんじゃないかと思った。
勿論、妥当な値の範囲というものを意識する必要はある。
ただ一番左のフェーダーだけ用途を固定し、ブレイクとかで大人しくさせるためにsomething().blend(o0, ()=>faderValue).out(o0)って感じの仕込みは入れておいた。
次はこのインターフェース自体のデザインを凝ってもいいな。
格好良い紋章みたいなデザインのコントローラー作りたい。

後から振り返ってみると、全体的な変化量はちょっと少ないかな。
良く言えば一貫性と言えなくもないが、ちょっと細部にこだわりすぎたかも。
う~ん、長い時間の中での展開とかもちょっと考えてみた方がいいのかもなぁ。
あと大きく絵を変えていきたい場合に、あまり急で強引な感じにならないような移行の仕方とかも。

総括

トラブルはあったけど、やっぱり好きな音楽ジャンルだからこそ長時間ノってコーディングできるってのはあるねぇ。
撤収後も耳の奥で鳴り続ける16分のベースラインと、瞼の裏に焼き付いた明滅を余韻として味わいながら、新幹線に揺られて帰路につくのであった。

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