見出し画像

酒場のおにぎり

大衆酒場のカウンター席につくと、まずはビールを飲む。そして、どて焼きやおでんのような、味がよくしみた料理が外せない。

鶏のから揚げや串カツなんかも、黄金色の炭酸ドリンクによく合う。こってりジューシーな食べ物としゅわしゅわドリンクは、いつだって私の気分を晴らしてくれるスペシャルコンビだ。

酒場に行く目的がお酒メインではなく、食事でもあるわたしの場合、濃いめの食事を楽しむことがどうしても多くなる。だから、よその店に締めのラーメンを食べに行こうとは案外ならない。ラーメン屋へは、ラーメンを食べたい日に、お腹が空いた状態で行く。

メニューにおにぎりがある大衆酒場なんて最高である。

なんていうか、まずこのフォルムにほっとする。
家庭のおにぎりのような丸さに親しみが湧く。これを店で食べられることがなんか良い。

酒場のおにぎりって、けっこうシンプルで、ご飯がやや固めであることが多いような気がしている。コンビニのおにぎりはもちろん、最近流行りのおにぎり屋のおにぎりとも別物。素朴さがたまらない。

白米のおにぎりでも十分満足なのだが、焼きおにぎりがあると感激する。茶色いけれど、食べてみると優しい味がする。

ほんのり塩味がほしいときは鮭おにぎり。
ほんのり醤油味がほしいときは焼きおにぎり。

そんな感じでおにぎりを選ぶ。

しゅわしゅわ+こってりのあとは、おにぎりで胃も心もまーるくしてもらう。そんな感じがすきだ。

この記事が参加している募集

ほろ酔い文学

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?