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笑い死にしそうになった

幸福なことに私は人生で4回も笑い死にしそうになった事があります。

その中の最近のモノです。

舞台の打ち上げでのことでございました。
大変盛り上がりまして、3次会だ!4次会だ!となり、そうなるともう渋谷近辺だと山家に辿り着くことになるのです。

もうみんなベロベロの状態でございました。
私なんかはもう飲めませんので薄いウーロンハイをちびちび啜る程度でした。

しかし、酒豪は違います。
まだまだ浴びるように飲むのです。
酒類は問いません、出てきたらなんでも飲んじゃうのです。

やっぱ酒強いってかっこいいんですよね。

もうなんか神懸かってきちゃってて、みんな途中からお供えするみたいにその人のコップが空になる間もなくお酒を注いでおりました。

その人の名とは、ザパンチ・パンチ浜崎。
まさに酒の神と化しておりました。

凄い量のお酒を飲む人を見てると最初不安になるんです。
まずその人の体が、そしてお支払い大丈夫かしら?って。
その次って尊敬になるんです。いや、凄いわ、これは見上げたモンだと。
その次、段々怖くなる。
もう死んじゃうんじゃないか?と。
その次って、もう笑っちゃうんですね。
だって桁外れなんだもの、洗面所にお酒流してるみたいに飲むんですもの。

その時の浜崎はまさに笑っちゃう状態でした。だからもうコップが空になる度に面白い。
いや、もうコップを持ってるだけで面白い。
そこにいるだけで面白い。
無双、まさに無双でした。

神は自然と注目の的となります。
私たちのテーブルの隣にいた欧米人もオーマイガ!オーマイガ!を連発してます。

そんな欧米人に向かって濃いウィスキーを一気に飲み干した浜崎が歌舞伎役者みたいに大見栄きって、

「あ、日本一のあ、お酒飲み!」

それに対して欧米人が口を揃えて

「Oh〜yes」

なんだったんでしょう、文章で伝えるのって難しいのですが、ほんとに笑い死にそうになりました。

そんなザパンチ・パンチ浜崎擁する、ザパンチが今夜、日本一の漫才師になります。

打ち上げでお酒飲み過ぎないでね。

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