見出し画像

「インシデント」という過剰な言葉 Vol.556

個人情報の流出、紛失
と聞くとどういうイメージが浮かぶだろう

今の時代、ものすごい大きな「インシデント」と捉えられ内容によっては企業の信用失墜やビジネスに大きな支障が出ることもある。それぐらい大きな問題と捉えられている。まして紛失や流出に関わった個人としてはかなりショックを受けるだろうし、周りの目やメンタルへのダメージもはかりしれない。

確かに情報の管理は超重要。
一方で過剰になっている部分があるのも事実。

一緒に仕事をしている仲間が名刺入れを紛失してしまった。その中に自分の名刺とお客様の名刺1枚が入っていた。この場合、情報の流出という事で言えば「お客様の名刺1枚」になる。これぐらい目を瞑ってほしいし、実被害がでる可能性は限りなく低い。

しかし、その事実を知ってしまった上司や関係者にとってはインシデントとして処理をしなければ自分達にも影響が出る可能性がある。よって『インシデント』として適切に処理をしなければならない。

名刺1枚無くした事 が 「インシデント」と
言葉と定義を変えた瞬間に一気に性質が変わる。

幸い名刺入れは見つかり問題にはならなかったが
当事者及び関係者はかなり冷や汗をかいていた。

名刺1枚 が 「インシデント」
ココまでくるともう名刺なんて無くしたほうがいい気がする

何でもかんでも言葉を変えて
過剰に煽らないでほしいな







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?