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大掃除が終わらなさすぎて絶望している。

大掃除をしているが、一向に終わる気配がない。床には無惨にいろんなモノが散らばっている。思春期でむしゃくしゃした若者が暴れ散らかした部屋みたいだ。どうしてこんなに無計画に風呂敷を広げてしまったのか、自分でも悔やんでいる。

挙げ句の果てには、彼は一緒に片付けをしてくれる人に当たりはじめる。当然、ちょっと不穏な空気になる。全部、雪のせいではなく、自分のせいなのに。

落ち着こうと自分に言い聞かせる。ここまできたら後戻りはできない。前に進むしかない。でもいきなり全部をやろうとしたら、パニックが起きてしまう。

まずは小さくブロックを分けて、ひとつずつ片付ける。どんな量があっても、極地戦でひとつずつ片付けていくと、いずれ終わる。そう思えてくると、精神が落ち着いてくる。

そう、すべては分けることから始まる。というような格言に腹落ちして、嬉しくなる。仕事で使えそうなので、いつかどこかで使う。

モノをみて、これは必要なのかゴミなのかを仕分ける。これが意外と脳の思考メモリーを奪ってしまうのでしんどい。一旦、全部ゴミ袋に入れることにした。

とはいえ、どうしても必要なものは、手が本能的にゴミ袋に入れない。後でやっぱり必要だったとゴミ袋から取り出すだろう。

と思ってゴミ袋にいれはじめると、なんかもう要らないものに感じてくる。どんどんゴミ袋にいれていくと、頭がスッキリして気持ちいい。なぜこんなにあるんだ、プラスチックごみ。

彼はゴミと暮らしていたのかと思う。同じモノでよ、テナントに置いてあると商品。ゴミ袋にいれたらゴミ。モノを高く買ってゴミにする。なんと無駄な行為か。

もし、全世界の人が日本人と同じ暮らしをすれば、地球が2.8個分必要になるということになるらしい。そもそも買う必要がないかもしれない。

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