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言わないことで、伝える。


今週も日記を書きました!

今週は…
◼︎わたしだけがわたしを追い詰める
◼︎言わないことで、伝える
◼︎やばい人と同居
◼︎小説を書いてみたい
◼︎やるべきこと、行くべきところ
◼︎電車から降りられなくなった
◼︎自然体でできることをやり続ける
の7日間です!



◼︎10月14日(土)わたしだけがわたしを追い詰める
どうにもこうにも気持ちがうつうつとして、そんな自分にうんざりして、一切のやる気を失ったわたしは、夜ご飯をお惣菜に頼ることにした。お惣菜を温めて皿に盛ると「わ!なんかおいしそうじゃん!」とテンションをぶち上げている夫。惣菜の日に限ってそんな褒め言葉が出てくるのか!とぷんぷんしたが、もしかしたらこれは「惣菜もいいじゃない。たまには楽しようよ」という優しさだったかもしれないと思い直す。食後、台所にはガシャガシャと音を立てながら皿洗いをしてくれる夫の姿。今は仕事をあまりしていないのだから料理も皿洗いもわたしがすべてやって当たり前だと思っていたけれど、そう思っているのはわたしだけなのかもしれないなあ。


◼︎10月15日(日)言わないことで、伝える
目覚めるとまだ6時だったので、NHK短歌とNHK俳句を見ようとテレビをつける。NHK短歌のこの日のテーマは『歌わなくても伝わるもの―省略』。省略は今わたしがとても気になっていることのひとつで、文章を書くときにも「あえて言わない」をうまく使うことで、想像をかきたてたり、深く味わってもらうことができるんじゃないかと考えたりしている。着替えて朝ご飯を食べてぼけっとしていると、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)がはじまった。昔は、テレビでマラソンを見ている父を見て、ただ人が走っている映像の何がおもしろいのだろうと疑問に思ったものだけれど、もう今は、釘付けになって見てしまう。こんなにシンプルでこんなに奥深いスポーツもなかなかないんじゃないかな。言葉はない、選手たちはただ走っているだけだけれど、だからこそそこに人生や生き様を想像してしまう。

◼︎10月16日(月)やばい人と同居
薄々そんな気はしていたのだが、夫は秋になってからというもの、寝るときに着ていた服から着替えずそのまま会社へ行っているようである。おそるおそる本人に確認を取ると、「そうだけど?」。そうなのか。「パジャマにしてはフォーマルで、通勤服にしてはややカジュアルな服で寝るようにしているから問題ない」との主張である。そうかしら。もし、自分の会社の同僚がそう言ったとしたら、「この人、やばい人だな」と思うだろう。わたしはやばい人と同居しているかもしれない。

◼︎10月17日(火)小説を書いてみたい
夕食用のカラスカレイを静かに煮付けながら、ああ、小説を書いてみたいなあと思う。夕食後、高校時代から読み込んでくたくたになっている本を湯船に浸かりながら開いて、ああやっぱり小説を書いてみたいと思う。小説は書いたことがなく、また書き上げられる気もしない。つべこべ言わずやってみればいい気がするけれど、優先順位を考えたときに今はそれ以外の創作で手いっぱい。というか、もう頭がいっぱいでパンクしそう。体はひとつしかないとよく言うけれど、それはつまり頭もひとつってことだもんなあと最近実感する。頭が3つくらいあればと思うが、そうだとしたらわたしはきっとまた取るに足りないようなことをどでかい悩みに変えてうんうん唸るんだと思う。ひとつで十分か。


◼︎10月18日(水)やるべきこと、行くべきところ
買い物に行って、掃除して、仕事して、本読んで、外出して、ライスバーガー作って、note書いて、気づいたら一気に夜だった。わたしはどこまでも自由を求めて、誰にも何にもわたしを縛られてたまるかと思っているくせに、一方で誰かとの約束の中でやるべきことがある、行くべきところがあるということはありがたく幸せなことだとも感じる。


◼︎10月19日(木)電車から降りられなくなった
またやってしまった。外出先からの帰り、電車の中が人でぎゅうぎゅう詰めだった。ドアのあたりにとどまってしまっては後から乗ってくる人に迷惑になるという責任感から、率先して中の方まで入ったわたし。しばらく電車に揺られ、降りねばならない駅に着いたとき。同じ駅で降りる人がほぼおらず、「降ります!通してください!」がどうしても言えない。わたしのひと言で10人以上の人を動かすなんて、ひえぇぇ…到底できない…。困った…。困っ…ているうちに電車は発車し、わたしはその次の全員が降りる駅まで行くことになった。はあ。去年も同じことがあった。2年連続何回目だろう。ちっともうれしくない。30代にもなって、なにやってるんだろう。電車に乗るのも降りるのも下手過ぎる。


◼︎10月20日(金)自然体でできることをやり続ける
以前書いたnoteの記事に、今日「力まない素の雰囲気が心地よく、リラックスさせてもらいました」といった内容のコメントをいただいた。これがわたしにとっては、ものすごくうれしいことだった。部活でも習いごとでも何をやっても、「もっと肩の力を抜いて!」「もっといつも通り!」と言われ続けてきた力みまくりの人間だけど、文章を書くときはわりと自然体でできているかもしれない。リラックスという言葉と縁遠い生き方をしてきたわたしが、誰かをリラックスさせることができた。わたしにだって自然体でできることがある。すくなくとも、読んでそう思ってくれた人がいる。これはひとつ、自信になってくれそう。自然体でできることを、自然体のままでやり続けることができたら、どこか遠くへ行けるかもしれない。




今週もありがとうございました!


おわり

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望月
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