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UbiePRチームが「PRオフサイト」でやっていること

チームで働くって素敵なことですよね。
7年間3社で「ひとり広報」をやったからこそ、より強く感じています。

でも、ひとりにはひとりのハードシングスがあり、チームもまた然り。チームで働くのも決して簡単なことではありません。同じ目線を向き続ける必要があります。

わたしが所属するUbieのAffection Public Relations(PRチーム)では、定期的にPRオフサイトを開催しています。丸1日かけてUbie PRのあり方を問う機会です

今回は、そんなPRオフサイトでやってきたことをまとめてみます。

なぜPRオフサイトをやるのか

※ この章は主にチーム体制について紹介しています。聞いた・目にした方もいると思いますが、大事なことなのでUbieの取り組みを話す際には一生書きます。知ってるよ、という人は次の章(本題)へGO!

Ubieは事業フェーズごとに組織をわけており、PRは全員0→10(PMFまで)を担うUbie Discoveryに所属しています。

その中でも事業や組織、情報などをつくるHolonと、オペレーションエクセレンスを極め全社の生産性を高めるOpsにスタンス(人材要件)が分かれています。さらに、Holon同士、Ops同士でもお互いのケイパビリティやWillに沿ってメインの役割を決めているため、個々にミッションが異なります。

特徴的なのは、全員が横の関係性であること=誰かが誰かのマネジメントをしない自律分散型チームである点です。適宜相談・報告しつつも、基本的にはその案件をリードしているメンバーが責任者となり意思決定をおこないます

そのため、普段はそれぞれ異なるPJTや案件に向かうことも多く、定期的に方向性や目線を合わせる場を設けています。

PRオフサイトでやっていること

オフサイトはおよそ3ヶ月に1回実施しており、これまでに5回おこないました。はじめの頃はメンバーの相互理解や企業・ステークホルダー理解に重きを置き、最近はロードマップ策定などPR活動における戦略を描くコンテンツが充実しています。

PRオフサイトの実際のスケジュール

ざっとカテゴリごとにやっていることの一部を抜粋します。

メンバー相互理解系

  • 自分史の共有

    • 生まれてから現在までを振り返り、どんな時に落ち込むのか、どんな経験をしてきたのか等を発表。

  • メンバー紹介タグラインづくり

    • 他己紹介に近いかたちで、「〇〇〇〇のharu」などメンバーを一言で表すタグラインをつくりあう。

自分史はモチベーショングラフをつくって共有

企業理解系

  • 全社OKRを噛み砕く

    • 全社OKRやとくにPRと関わりの強いサークルのOKRを読み返し、疑問点やポイントを話し合う。

  • ステークホルダーマップの作成

    • Ubieをとりまく関係者を洗い出し、最終的にはステークホルダー相関図として仕上げる。

  • ナラティブストーリーの作成

    • ステークホルダーごとの視点でUbieとの物語(ヒーローズジャーニー)をつくってみる。

ナラティブストーリーは担当をきめて作成・発表

PR活動における戦略をつくる、戦術を見直す系

  • PRロードマップの策定

    • 社会、会社、サービス等の月ごとの出来事を整理してモーメント発掘。モーメントから逆算して予定をつくりプロダクトチーム等に提案することも。

  • チームKPT、チーム目標の策定

    • 会社OKRとは別にPRチームOKRを策定。オフサイトでは目標策定までをおこない、翌日以降の週次でスクラムを組んでPBI(プロダクトバックログアイテム)を積んだり進捗を確認しあったり。

  • 会社紹介ストーリーの構築

    • おもにメディア向けの会社紹介スライドや、コーポレートサイト・採用サイトに設置する会社紹介資料用のストーリーを作成。

2021年のPRロードマップ
PRチームOKR

PRオフサイトをやってみて

Ubieのようなスタートアップは可変要素しかありません。どうせロードマップを引いたってその通りに進みっこないよな、1ヶ月後には変わるよな……なんて思っていたこともありました。

でも、決してそんなことはなかった。たしかに予定はコロコロ変わります。でも、変化するからこそ、理想の状態が描けていることでより柔軟に対応できるようになりました

たとえばプレスリリースの時期が後ろ倒しになると決まったとき。ああ、そっか、世の中では◯月に〇〇が起こるからこのモーメントをここで爆発させる必要があった!じゃあこうするか。と、あるべき姿と現実問題を照らし合わせた着地点が見出しやすくなります

ひとり広報だったころは、目の前の複数事業のプレスリリースや取材対応、記者発表であっぷあっぷしていたのですが、「点を線にする」ってこういうことだと気づきました

また、どのコンテンツもひとりで行うと煮詰まりがちです。実際、前職などでひとりでロードマップ策定に近いことはやっていましたが、湯気が出そうになっていました。笑

Ubie PRメンバーは普段異なるミッションに向かっているからこそ、全員が集えばより多角的にPRに向き合えます。視野を拡張できている感が刺激になってたまりません。

何より、いちど目の前の作業やタスクを進める手を止めて、考えることの重要さを感じています。PR活動を見つめ直すいい機会なので、仕事へのモチベーションがぐっとあがります。

みなさんの会社はどうやってチーム間の目線合わせをしていますか?


ちなみに…
UbieでわたしたちとPR活動を見つめていきたいな、と思った方は絶賛PRメンバーを募集中ですので、お気軽に声をかけてください:)
JDは前者がPR Holon、後者がPR Opsです。

あなたのサポートがわたしのパワーになります:)