22/6/11 TimeLover福岡ライブ感想|MISSION(福士誠治+濱田貴司)

俳優の福士誠治さんと作曲家・濱田貴司さんのロックバンド・MISSION初の全国ツアー「TimeLover」福岡ライブの感想です(一年ぶり


ほぼ内緒で福岡に来たのにライブ直前、何かを察した仕事仲間から「ちなみにいま何処にいるの?」と訊かれ、反射で「ふくおかです!!!」と答えてしまいました。正直が過ぎる。

若干、動揺したままチクタクという秒針をキッカケに会場のざわめきが徐々に静かになってライブがスタート。

MISSIONさんの過去曲のフレーズが次々と流れるのですが、そこでこの3年強を思い出してうっかりオープニングで色々込み上げて泣きそう(早いよ

音楽ってその曲を聴き始めたor聴き込んだ時期の感覚とつよく紐づいていて、一瞬で"その時"に連れ戻してくれるというか。

プレイヤー陣と一緒にセルフドキュメンタリー用のSONYカメラを持ったハマーさんが登場!

演出家・セージさんからは、登場したらまずハマーは手を振って、クルーとコミュニケーションを取る!ハマーがいつまでも手を振っていたら容赦なく照明を落とす〜みたいな指示があったそうです。

ハマーさんはステージに立ってみて、そんなノリで皆さんの前に行くわけには・・・出来てお辞儀・・・!とあえて手は振らなかったそうで、ハマーさんソロ照明のフェードアウトは「(手・・・振ってないけど良いのかな・・・?)」的な照明さんの迷いがみえたとかみえないとか(フェーダー下げが若干カクカクしていたらしい

照明さん、アドリブで明かりを点けたり、ライブでつかうBOXの話題が出たらすぐ箱を照らしてくれてて、めちゃくちゃしごでき…!

ライブ一発目はもちろんアルバム表題曲のTime Lover~!オープニングとエンディングにピッタリな一曲!

エレキギターのメロディとセージさんの登場と同時にお客さんのワッ!ってオーラが一気に拡がって、そうだよね。他のクルーの皆さんもライブ一年ぶりだもんね!!!って感激しました。

アクセルを踏んで、袖から飛び出して来た弾けるセージさん~~!!(好き

最初のほうにしか聴けない硬質なツヤの繊細な音色。その時にしか響かない音色が堪らなく好きだなぁと思います。

時として、人として、花として

マイクスタンドから手紙を取り出すセージさん。私の位置からは手紙がどこに仕込まれていたか見えなくて、突然現れた封筒に「魔法?????」となりました。

セージさんが封筒から中の手紙をスッと取り出して、静止する時のメリハリあるテンポ感に惚れ惚れしてしまう。

こういう細かい所作をみると、福士さんって板の上が似合う方だなぁと思います。

田舎のお母さんに送るお手紙。

「毎日、同じ時間、緑色の電車に・・・」的なフレーズで、曲中の貴方はちゃんと社会の定番ルールと仲良く出来てて偉いよ…!!すごいことだよ…!定時通勤できる人エラ過ぎない!?って気持ちに(できない

大変だけど、何とかこっちでやっています~~からの「今度、母さんに会って欲しい人が・・・」とおぉおおこれは東京でラブなストーリーがはじまっちゃう!

ステージ上の皆さんは演奏中でもリズムを合わせられるように、それぞれのイヤホンから同期したテンポの音を聞いているそうなのですが、機材トラブルで聞こえない方もいらしたみたいで、ギター・飯塚直斗さんが過去イチ見たことない表情。すごい。迫真ってこんな顔だ。

それもあってか間奏明けは、みなさん物凄い空気で手に汗握る感じでした。

セージさん「初日ライブバージョンです!」
ハマーさん「えぇようにゆうたな!!」

バンドメンバーのことを信頼しているのに、リハでも聴いたことない音が聞こえて来たそうです笑

揺らいだものを成り立たせようと必死に汗をかいてくれる事が嬉しい。

ドロップアウト

「二の腕は気にするな!お前たち、腕をあげろー!」的な煽りをするセージさん。

暗に私たち二の腕ヤバいって言われてます!?東京公演までにがんばります!!

べべンとベースが格好いい!テンポの早い曲は無条件に好き!!!!!こんなセージさんも初めましてだからすごく新鮮!

However~あたりのセージさんのボーカルが畳み掛ける感じがすごく好きです。アルバムで聴いてからずっと、生でこのパートが聴けるのを楽しみにしていました。

ベースの梅田 潤さんがピョンピョン楽しく跳ねているのがチャーミング。演奏するだけでも大変なのに、あんな風に弾みながら動けるの凄くないですが?弾くのが上手くなれば自然と出来るものなの???不思議!!!

ドロップアウトの人は、ラブレター(?)をビリビリに破いちゃった!地元か上京したての頃、やんちゃしてた感じを想像しました。

なんだかブラブラした情けない感じと、ガッと熱量が上がるギャップがすてき。

男性が女性を「守りたい!」って思ってくれるのって嬉しいけど、女性そっちのけで”大事な女を守れるオレ”のほうに憧れてません!?って感じることはちょこっとあります!審議!笑 

“オレ”の方が大事だから、傷つきたくなくてお手紙をビリビリに破いちゃったのかも。
でも相手を思いやって言葉を選ぶって、本当の相手のことも、自分の本当の気持ちもよく分かんないから勇気がいるよね。

手紙で思いは告げなくても、折を見てコッソリ守ってくれたり、タイミングさえ合えば勇気を出して告白出来そうな漢気ドロップアウトさんだなぁと思いました。愛のためなら死ねる!

~ MC ~

「椅子あるので座って良いですよ。僕も座ります!」と率先してステージ床に座ってくれるセージさん

クルーの手首で色とりどりに光るサイリウムブレスに「お前たち、キラキラしていて綺麗だよ。ずっと見ていたい・・・・・・次の曲に進むから、ずっと見ている訳にもいかないんですけどね~。」と高低差をつけてくスタイル。

これまでライブTシャツもサイリウムも買ったことがなかったので、とても新鮮でした。今までいた界隈はサイリウムを配っている有志のファンの方がいたから、手ぶらで行けたんですよ…!いま思うと凄いことだ…!!

Time Loverはジャケット衣装に合わせてピンクコーデでいらしている方々もいて。なるほど!こういう時、作品の色に合わせて来るのね!?と、そういうのにもワクワクしました。おもしろーい!

Tシャツは記念に(物として)欲しい!アーティストさんとお揃いにしたい!って自分自身の気持ちだけじゃなくて、ステージに立つ方々が客席をみた時に何かを分かち合うためのアイテムでもあるんだなぁと。あらたなまなび。

自転と光点

この曲は好きすぎて、ざっくりトラック毎にさらえたので、ほかの曲より何かの解像度が高く聴けた気がします。MISSIONの曲の中で一番好き。

ZERO627の時はサビ終わりのドラムで若干アレンジが入っていたから、より盤に近い方のリズムで聴けたのも嬉しい。

とっても格好いい歌詞の歌だなって。抽象的だから、聴く人によって大きく色を変える歌。

歌詞の言葉も好きなんですけど、2番サビラストが「それを識る最初の夜でした」で、サ行の音がすごく多く含まれていているのがすきです。

前2行の歌詞にサ行の音がないから、今までなかったSの子音が突然入って来る形になって、すごく歯切れの良い響きになってから、一気に間奏へ飛び込むんですよ・・・・///// 

ドラマー・結城 泰範さんがスティックをマレット(?)に持ち替えていてかわいい。「オレンジ」は手で叩いていたり、打楽器のバリエーションが多いロックバンド………!

すごく背中を押してくれる一曲だなぁと。アナログな打楽器の後ろにデジタルの音(※なんの波かわからず)が入って来るのがすごく好き。「風と」のギューンッて音と通じるところも。

友だちがMISSION曲の中で一番好きって言ってくれていたので、いつか生でも聴かせたいです。

~MC~

「6/3が誕生日だったんです~!いやー拍手が止まない!」ってセージさんがおっしゃるので皆でたくさん拍手をしてお祝いしました笑

そしたら、とつぜんのサプライズでプレイヤーの皆さんからセージさんに誕生日プレゼントが!

少しキョトンとしてから、みんなのプレゼントを受け取りつつセージさんが「ありがとうございます。とっても嬉しいです!プレゼントは後ほどステージ上で開けますね!!」と言っている中、「何を贈ったか一人ずつ言うてこ!」って差し込むハマーさん、本当にハマーさん ※褒めています

ラジオでも思ったんですけどトークの時のハマーさんって、セージさんの予定調和を壊していくイメージがあって、ハマーさんが流れを変えた瞬間に、セージさんのカメラのフォーカス?スイッチ?が切り替わる印象があって面白いなと思います。

この一連にすごくセージさんからハマーさんへの愛を感じました…謎の熟年夫婦感………。

ハマーさんからのプレゼントは、初心者向けハーモニカの教本(※2021年のハマーさんプレゼントがハーモニカ本体)。

昔、MISSIONのライブ中にアクビをしていた事が発覚し、以来あだ名がアクビ先輩のギター・飯塚さんからのプレゼントはワサビでした。

飯塚さん「アクビに効きます!」
セージさん「アクビなのは貴方でしょ!?しかも、ここ福岡なのに静岡のワサビですよ!」
飯塚さん「ワサビは静岡が本場ですから!」

あと虫除けとにんにくチューブと、喉に良い何か?(そういうのはライブ前に!笑 by セージさん)などなどプレゼントされていました。

バンドの皆さん「「「「おたんじょーびおめでと~」」」※欠片も息合わず
セージさん「もう解散だよ!!!!!」

君への新しいお手紙の朗読。

「誕生日おめでとう。今度、星空の下で言いたいことがあります(要約)」ってえー!これはもう!ですよね!えー!

“貴方がいたから、世界がより美しくみえた”的な概念〜祝福〜!

誰かと出会ったことで世界が鮮やかに色づきはじめるのが、とっても尊いし、たまらなく愛おしく思います。

オレンジ

オレンジは、INTO THE WOODSから増えたセージさんの響きが、より素朴な歌の世界をさらに豊かしてくれているような感じがしてすごくじんわりと来ました。

作詞という表現方法が大好きだから、福士さんが詞を書いてくれて本当に嬉しい!!!!ハマーさんありがとう!

福士さん、インタビューの内容とかを拝見していると、作品として出してみたら良いのに〜!ってずっと思ってて。

感じる/考える事と、それを表現に翻訳する事はまったく別だとは思いつつ、私はその時代の福士さんにしか書けないものを読んでみたいなぁと。

あらゆる創作は、その時代のその人のまなざしでしか描けないものを、いっとき縫い止めて誰かと共有する、とっても美しい営みだと思うんですよ。

コロナ禍の最初のほう、セージさんからみてハマーさんは"ゼロからイチを生み出すクリエイター"みたいな定義だったから、半人半鬼の映像を観た時にすごく感激したというか。感激?なんだろう。もうちょっと他に近い言葉があるかもしれない。作品自体も素晴らしかったけど、その取り組みまるごと素敵だなぁと思いました。

色んなジャッジや戦いも含めて、その繰り返しを重ねていくのは、とても豊かなことな気がします。…これライブの感想でしたね!?(脱線しがち

君への手紙。セージさんの「愛しています。」の一言で、前列のお姉さんがタオルを握りしめながらうんうん頷いてキュン死しているのにホッコリしました。お客さまのうっとりとしたまなざしが好き。

私よりも昔からセージさんを応援されている方は、よりたおやかな変化に対する感慨が違うんだろうな。それも素敵ですね。

Over the Galaxy 〜愛が聴こえる〜

この曲はTimeLoverのライブツアーからより好きになった曲でした。
ピアノとドラムが瞬く星の光みたいでとっても綺麗ですよね。
どうしてもテンポの早い曲を好きになりがたちなんですけど、じわじわと愛おしさが増していく一曲。

この曲が出た頃、移動の合間に駅のホームベンチで仮眠を取らないと保たないほど忙しかったので、落ち着いてから音がしっかり耳に入って来たのもきっとある(まがお

プラネタリウムのイベントもまた行きたい!

~ MC ~

福岡在住の方、生のMISSIONが初めてな方〜!の呼びかけで、たくさん手が上がり、全国ツアーならではで嬉しい!来れたからこその出会いだ!と喜ぶセージさんたち。ジーンとされているのをみれて客席側も嬉しい。

もちろん、遠方からの参加も嬉しい〜と遠出組にも一言くださって有り難うございます笑 そんな心くばりもとっても嬉しいです笑

「最近、不純してますかー!?」と未だかつてないフリをされる客席。

「いま反応された方は不純してますね!」と嬉しそう(?)なセージさん。先生、そもそも不純ってなんですか!!??(そぼくなぎもん

すこし邪な気持ちで聴いて下さい(or歌います?)的な発言の後、後半戦がスタート。

不純と接吻

「別に軽蔑してくれて良いわ」って一言目から「貴方が、世間が、どう思おうと構わない」ってヒリヒリとした誇りを見い出せるのが好きです。

そこまで言うなら、ご自由にどうぞ…!みたいに外野なら言えるけど、身内だったら「開き直ったらより拗れるでしょ!!」って絶対ツッコんでる。それはそれ、これはこれ!(まがお

新宿三丁目って地元を除いたら自分の最多利用駅で、馴染みのあの交差点がこんなヒリつく物語の舞台になるの!?ってすごく面白かったです。

あの凍てつく朝か、太陽が照り付ける昼間か、オレンジが溶けた夕暮れか、喧騒が際立つ夜か、人がまばらで静かな深夜、交差点の信号が変わって一気に動き出す人の中に"私"さんがいたのかも!って思うと、ものすごくテンションが上がりました。

メロ強めな歌謡曲的音楽が大好きなので、こういう曲好きすぎて延々と聴いてられる…!繰り返しによって、絡め取られていく感じの緊張感あるオケが好き。

ライダースをつまんでチラっと脱ぐ仕草で何とも言えない表情をするセージさんが、たまらなく綺麗でした。こなれずに今くらいの塩梅でいて欲しい笑

ところで不純と接吻のマニアックな好きを語って良いですか!\いいよ!/

わたし、サ行、カ行、ハ行あたりの無声子音(?)を音響機器で入出力した時の音が大好きで…!! ※読み飛ばして頂いて大丈夫です

「不純と接吻」は、言葉頭に繊細な音が多いんですよ~!やだー好き! 

し-んじゅく さ-んちょうめの こ-う-さ-てん
し-んじゅう し-たげる ぎりは ないの
せ-めて さ-んじかん こ-どくまで

とか!!!

セージさんって印象的な声だからこそ、ウィスパー気味に息が混ざった時の対比もすごく綺麗だと思っていて、それが気怠げなボーカルと絶妙に相まってハッとさせてくれるんです。ドライとウェットがいけるボーカリスト・セージフクシ(ここまで一息

文字だけでみると生々しくなりそうな言葉の数々が、セージさんの歌唱とスピーカーから出るサ行歯擦音のバランスで透明感もある響きになっていて、すごく塩梅が最高なんです!この話題、私だけ楽しいのでそろそろ切り上げますね。

最初、きっとすごーーーく綺麗なお姉さんなんだろうな!って思っていたけど、ご近所エリア的にすごーーーく綺麗なお姉さんの心を持ったお兄さんの可能性もあるんですね。。

~二律背反~Black -夜闇の向こう-~半人半鬼~

スペシャルゲストで、まさかのMISSIONのエグゼクティブプロデューサー・神崎誠一さんが登場!!嘘でしょ!?(爆笑

以前、他のアーティストさんのライブに行った時、お客さま誘導をしている方の声を聴いて「あ、たぶんこの方が神崎さんだ!」となったことがあって。

なんかその時の印象が強いから、ぜんぜん別のところで実像と結びついて面白かったです。

目の前ですごいものを展開されると本能ですぐ納得しまう………(正座

目があったらやられそうなの分かる〜神崎さん、自然とスピーカーに足乗っけられる人だ!!!

スピーカーに足のっけるの、セージさんにも気が向いたら何処かの会場でやって欲し~!!(爆笑

以前、バンギャの子にZERO627映像を見せた時、「この人(福士さん)、たぶん真面目な人でしょ。」って言われたのが凄く印象に残ってて。

「金髪なのに、なんでそう感じたの?(金髪=真面目じゃない風に言うのも今思うとアレだな……」ってその子に聞いたら「バンドマンは治安が悪い。」と言ってて「?」となったんですけど、神崎さんのパフォーマンスをみて、なるほど。これは治安が悪いですね! ※褒めています

MISSIONをプロデュースして良かったな〜!って神崎さんにも思って欲しいから一旦、しめくくりのライブ&神崎さんのご地元のステージに立てるのは素敵なことだなぁと思います。

ただ本当に治安が悪い ※重ねて褒めてます

実は………「お前たち!」って呼ばれるの、ナチュラルになぜ?????ってファーストライブの時から不思議に思っていました笑

3年目のTimeLoverでやっと「”お前ら”」も身体に馴染んだというか、そういう文化なのかなぁと。習慣3年で染み付く説、わかる。

鬼の涙

歌もオケも素敵なんですけど、三連符(?)の綻ぶような音に「はなびら」「みかづき」って言葉を当てるの、作詞家の溝口さんはいつも本当に素敵な歌詞を書かれるなって・・・!

”水面に揺らめく”のフレーズが入ることで、本来は”静”である三日月に、散る花弁と同じく視覚的な動きが出るんですよ…………。

歌詞に"水面"が出て来る時って、どうやって揺らがせるかに、作詞家さん毎の美意識が出るなぁと個人的には思っていて。水面って外から力を加えないと動かないから。

「鬼の涙」の歌詞内では、何の力で水面が動いたか明言されていなくて。水面を揺らしたのが”花弁”でも、とっても綺麗だと思うんですけど、揺らしたのは”涙”とするとラスサビの

"穢れた涙よ 渡せられぬ河となれ"

に繋がって、三日月を揺らした一粒の涙がだんだんと長い時間をかけて河になる視覚的なイメージとセージさんの狂おしい歌声、叙情的なオケの男すべてでクレッシェンドがつくられていて、とても美しい曲だなぁと思います。

溝口さんの歌詞は漢字(ルビ)で読ませてくれたり、歌詞カードやテロップで拝見した時に「["<、,みたいな記号までみる面白さがあると個人的には思っているのですが、鬼の涙はそこを削ぎ落として日本語ど真ん中勝負なのも、とっても好きです。

君への手紙

「あなたはだれ?」とか、めちゃくちゃピュアな声を脳内再生して、勝手にダメージを負う(想像力豊か

一千回目の出逢い

曲入りが天才~~!!!instは・・・!?instはないんですか???(ガタガタ

「運命を憎んでいない」に至るまでに「なんで自分が・・・」ってよぎったり、1年、2年と過ぎる内にブレる瞬間があるかもしれない。

次こそ自分を好きになってくれなかったらどうしよう!ってビビっちゃいそうだけど、あぁ、本当にこの人は愛し抜いたんだなって信じられる歌声でとても良かった。

深いひぐらしの鳴き声と共に夕焼けみたいな照明でセージさんのシルエットが浮かびあがって、とっても綺麗だった。

ライブ前半戦すごいことになっていたけど、さいごは止めどない感情のダイレクトアタックで納得させるの、表現者・福士誠治のすごみを感じる。すごい。圧巻だった(拍手

鼻を啜る音が客席からたくさん聴こえて来て、あぁ、人間の心が動いた瞬間って、なんて美しいんだろうって思いました。

お手紙の「出逢ってくれて、有り難う。」

映画「ポカホンタス」に出て来る「こんなに苦しむのなら出会わなければ良かった」に対する「君を知らずに100年生きるよりずっと良い」と通じる所がある。

全編通して美しいストリングスとピアノのBGMによる情動の流れの作り方が圧倒的で、やっぱりハマーさんって劇伴作家さんなんだな・・・。

劇伴を書けるのってピュアに憧れがあって、楽器で演奏出来るようにオケが書けないといけないから音大卒の人とか、そうじゃなくても書ける人とか、すごく格好良いなと思います。尊敬。

Born to be~風と

歴代ライブBorn to be泣いちゃう芸人だったんですけど、福岡は流れもあってか笑顔で迎えられました。

身近ですごくお別れを意識する出来事があって。

突然のお別れは何かが欠けるんじゃなくて、コミュニティまるごと暴力的に変容させられてしまうような、とても恐ろしい感覚だった。

あまりのことに言葉にならなくて、ご飯の時とかにみんなで少しずつ、あの人たちのこんな所が大好き、とか、愛おしいものを持ち寄ったのをよく覚えています。

Born to beは自分の中のそういった感覚と紐づいた曲で。

繰り返す営みの中で、みんな自分が信じる美しいものを肯定し続けていくのが人生だな~!!ってよく分かんないスイッチが入って、これ書きながらまた泣いています。ぴー!

ライブの後

ライブ中にセージさんが「後半戦。気づいたら、あっという間に福岡の居酒屋にいますよ!!」とおっしゃっていた気がするのですが、ライブの後は速攻ホテルに戻って仕事でした。

さすがにホテルの人にお弁当は用意して貰ったよ!笑

「別件で遅れましたーーーー!!!」とZoomに滑り込みつつ、うっかりサイリウムブレスレットつけたままだったので別件なにかバレバレ!!

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