030 大董
上海で北京ダックなら。
【お勧めシーン】 3〜4人以上でのちゃんとした食事
【こんな人に】 北京ダック食べたい、地元人気重視、多少高くても可、サービス重視、評判と知名度重視
知名度がある高級店はこれまで取り上げて来なかったけど、『大董』は紹介しておかないと、と思う。本店は北京。80年代に創業したそう。上海店はミシュラン星付きで要予約。
そう書くと、「高いだけじゃないの?」と思うかもしれないけれど、これまでガイドブックの北京ダックの括りのコーナーの仕事で上海市内の専門店をいろいろ食べ、以来ずっと「北京ダックは『大董』だ」と思っている。
その北京ダック「大董“酥不腻”烤鴨」(398元)は、本当に「酥(サクサク、パリパリ)」「不腻(しつこくない)」。北京ダックはけっこう脂っぽいので、一口目で香ばしさやジューシーさにすごく感動したとしても、3〜4切れ食べると重くなってくる。でも、『大董』はずっと香ばしくてずっと食べられる感じ。いっしょに巻いて食べる薬味が豊富だからかもしれない。白菜の酢漬けのようなものもあって、これがさっぱりしていてとても合う。でも、皮に巻かずにちょっとザラメをつける贅沢食べでも全然飽きない。
で、食べ終わったあとは鴨ガラのスープにしてもらえます。
コロナ前は、「中国に行ったら北京ダック」という感じの出張者や旅行者がたまにいた。北京の名物とか上海の名物とか特に考えていない感じの。そういう人のアテンドやコーディネートの仕事、来ないかな。久々に『大董』行きたいな。上海のガイドブックの制作も、早く再開しますように。
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<DATA>
上海市徐匯区淮海中路999号iapm 6階
地下鉄1、10、12号線「陜西南路」駅9号出口から徒歩3分
11:00-14:00 17:00-21:30
☆要予約
(掲載日:2024年5月19日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。
☆本日5月19日、『文学フリマ東京38』に出ています。ブース番号は「P-31」です。上海で発行しているZine『ketchup.』のほか、中国国内のアートブックフェアに出る日々を書いたコピー本など出します。ぜひお越しください。
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