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028  Slurp&Sip雲南小市

小皿雲南料理が充実。

【お勧めシーン】 2〜3人での食事、飲み、1人ランチ
【こんな人に】 雲南料理好き、地元人気重視、女子人気重視、賑やかな雰囲気好き、オーナーの人柄重視

雲南料理店にはいい店がたくさんあるけれど、誰かを連れて行きたくなる店というとここかもしれない。こじんまりしていて、いい感じでガチャガチャしていて、クリエイティブ系の仕事をしている、自由な雰囲気の若い女子が集っているイメージ。
何人かのオーナーで共同経営している店なのだけど、そのうちの1人が雲南省出身のNYさん。最近はパタゴニアでも企画の仕事をしているというすごい人だ。
料理は基本小皿で、雲南料理の魅力がぎゅっと詰まったものばかり。ほどよいスパイシーさとハーブ感。伝統的すぎないけど、竹筒で炊いたご飯、銅鍋の米線など定番もほどよい量のものを揃えている。
お勧めは、「檸檬手撒鶏」(58元)。雲南料理店といえばほぐし蒸し鶏をスパイスとまぜたものが好きすぎなのだけど、『Slurp&Sip雲南小市』のもやっぱりおいしい。レモンと、雲南で採れる大芫荽というクセ系香味野菜の風味がたまらない。

「檸檬手撒鶏」(58元)。香味野菜とレモンの風味が蒸し鶏にぴったり。

メニューにはクラフトビールやナチュラルワインもあって、カウンター席もあるので1人飲みにもお勧め。が、イベントをやっていることも多いので(ゲスト料理人の日だったり、DJイベントをやっていたり)、誰かを誘って行くときは予約してからのほうがいいかも。
帰りに、隣接している「現所」を散策するのもこの店へ行く楽しみの一つ。で、結局いつも静安寺駅くらいまで歩いてしまう。


<これもお勧め>

「雲南小鍋米線」(42元)。味噌の発酵の味が濃厚。ピリ辛で挽肉たっぷりなのでサイドにご飯を頼むのもアリ。
「檸檬酸辣豚頚肉」(58元)。「檸檬手撒鶏」の豚トロ版。焼いた香ばしさも加わって美味。
「傣味竹筒飯」(36元)。竹筒入りの餅米炊き込みご飯。おいしすぎ。

<DATA>
上海市静安区延平路98号-11臨
地下鉄14号線「武定路」駅1号出口から徒歩12分
11:00-22:00
☆週末の夜は要予約

(掲載日:2024年5月5日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。


☆5月19日、『文学フリマ東京38』に出ます。ブース番号は「P-31」です。上海で発行しているZine『ketchup.』のほか、中国国内のアートブックフェアに出る日々を書いたコピー本など出す予定です。ぜひお越しください。

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