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029  五里関火鍋

暑い日も食べたい成都火鍋。

【お勧めシーン】 3人以上での食事
【こんな人に】 火鍋好き、地元人気重視、辛いもの好き、賑やか好き、郊外の新しいモールに興味

成都に本店がある火鍋店。「本店で食べて、すごくおいしかった」という知人の口コミを聞き、行ってみたいと思っていたけど、上海1号店の静安寺店は通りがかるたびに大行列で、夕方早めに行っても人だかりができていて、口コミを聞いてから約1年間諦め続ける日々を送っていた。
それが、最近「真如」駅にできた「環宇城MAX」という新しいモール内に支店がオープン。10年ぐらい前に大型水産市場があった銅川路エリアで、今は高層ビル街になっている場所。同じモール内にはスノーピークカフェなどもオープンしている。エリア全体はまだできたてという感じで閑散としており、あの「五里関火鍋」にも並ばず入ることができた。
確かにおいしい。白湯と辛いスープの「骨湯鴛鴦鍋」(68元)は、具材を入れる前からネギ、ショウガ、ナツメ、トマトなどスープに旨味を出す具材がたっぷり入っている。辛い方も、辛さや痺れより旨味が強く、どんどん食べられてしまう。

「骨湯鴛鴦鍋」(68元)。鍋が浅いのも食べやすくてよいと思う。

具材に、成都や重慶の火鍋店に必ずある「郡花(鴨の砂肝)」があるのもうれしい。あとは「貢菜」。莴笋(チシャ、茎レタス)を干したもので、鍋に入れるとたくあんのような食感になる。野菜の具としてはこれが最近流行ってて、現地の子と火鍋に行くと大体オーダーされている感じ。
上海は「夏も火鍋」なので、この夏、このお店にはまた来てしまうと思う。


<これもお勧め>

「郡花」(24元)。鴨砂肝。包丁を入れて花の形にし、辛いスープがよく絡むようにしている。
「鮮鵞腸」(36元)。四川火鍋の具材の定番・ガチョウの腸。麺のように食べる。
「貢菜」(16元)。火鍋の野菜具材界の新定番。食感を楽しむ系。
「鮮切吊龍」(58元)。生牛肉を吊るし切りしたもの。

<DATA>
上海市普陀区銅川路715号環宇城MAX内1階
地下鉄11号線「真如」駅2号出口から徒歩5分
11:00-翌2:00
☆モールの構造が複雑なので迷います。

(掲載日:2024年5月12日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。


☆今度の日曜日の5月19日、『文学フリマ東京38』に出ます。ブース番号は「P-31」です。上海で発行しているZine『ketchup.』のほか、中国国内のアートブックフェアに出る日々を書いたコピー本など出す予定です。ぜひお越しください。


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