3/22 学生ライフ残りわずか

六軒部員もすなるブログというものをへいしももしてみむとてすなり。

彼らのようにコンテンツ力や文章力はありませんが、学生生活がこの3月で終わるということでものを書いてストレス発散してみようと思います。

楽しい話は書けません。多分暗い内容しか吐き出せないです。他人に読んでほしいのか読んでほしくないのか定まってませんが、個人でやっているバンドの作詞に向けた思考の整理のためでもあるし、人に自分の書き物を読んでもらったうえで構ってほしいみたいなところもあります。

就活とかいう地獄

ツイッターなどで1個下の後輩が皆就活で苦しみ喘いでいる姿を見て、自分もかつてそうだったなということを思い出す。ということで今日は就活の思い出についてまとめます。就活に関する有益な情報は全くないです。

僕が就活をやっていたのはM1の冬ごろ(2021/12)から。周りの人とは圧倒的に走り出すのが遅かった。というのもその年のほとんどはコロナで引きこもりっぱなしで不健康極まりなかったからに他ならない。自律神経失調症から睡眠障害、眠れない間に希x念慮が止まらなくなって精神科に行くまでした(通いはせず1回だけ)。挙句の果てに気胸になって身体的にもズタボロ。まだ20代なのに全身麻酔の手術で入院という経験が2回もある。虚弱

気胸の直接の原因が果たしてストレスだけなのかと言われたらあまり自信はないが一つの要素であったことは確か。気胸や精神科については今後気が向いたら書きます。

同期はインターンに行くために早い時期(2021/6の夏インターン解禁)からどんどんESを書いたり面接練習をしたりしていたが、俺はまったくもってやる気が出ず。周りと圧倒的な差がどんどんついていくことにひたすら不安を煽られた。勝手に一人で不安になっていたのほうが正しいかもしれないけど。

就活で自分をアピールするときは大体研究のことについて話せば問題ないと思っている。でも俺が所属していた研究室は生命系でありながら情報系っぽいことをやっていたしどっちも大したレベルではなかったので学生としてのアイデンティティが定まらず自分をどうやって売り込めばいいかとても悩んだ。

実際に動くのは億劫だったが、さすがに情報収集だけは真面目にやっていた。就活セミナーみたいなのにも何回か参加したが、そういった場で語られる就活how toはとにかく受け付けないものしかなく、ただただ就活を遠ざけたくなるだけで今思えば時間の無駄だったと思う。

その中でも「web面接で明るい印象を持ってもらうために、リングライトを導入しましょう!」みたいなのはゾゾゾ(NTRSN)ときた。そんなぱっと見だけで社会における信頼が決まってしまうのは本当に怖い。気色が悪い。

印象云々の話をするときにはメラビアンの法則を持ち出す就活講師は腐るほどいたが、どいつもこいつもまともに理解してなさそうなのもむかつく。メラビアンの法則の背景にある実験はたしか、表情(見た目)と言動が矛盾している場合には表情の印象が先行するみたいなやつであって、「人は見た目が9割」に込められた偏向報道のような悪意のある要約は本質的な理解ではない。さらに脱線するがそういう心理学的知見の一部は現在再現性がないとかでめちゃくちゃ炎上している。行動経済学の話なんかは最たる例で、そういった再現性問題を知ってからは行動経済学のタームを連発する「ゆるxxラジオ」は見られなくなってしまった。人間って適度にものを知らないほうがコンテンツを楽しめるから程よくバカでいたいと思った。俺の周りには真実とやらをたくさん知っているらしい陰謀論者もたくさんいるので、取り入れる情報は量だけでなく質も大事だと思う。

話を就活に戻す。自分の経験を振り返ると、就活は自己評価/自己肯定感が低い人ほど苦しいものなんじゃないかと思う。就活は自分も他人(人事・面接官)も騙して、実際にあるかどうかも分からない自分の良さとやらをアピールしなければならないから。

例えば自己分析(この言葉も俺にとっては極めて不快)の結果、どうやら「自分は物事をだらだらやってしまう」みたいなことが分かったとする。それを面接の場で馬鹿正直にそのまんま言ってしまうわけにはいかない。なので「自分は物事に粘り強く取り組めます」みたいな言い換えが必要になってくる。

こういった「物は言いよう・捉え方次第」みたいなスタンスが俺にとって嘘をつくのと同じに思えたし、自分を誇大表現するようで気持ちが悪かった。就活をやっている/終えた知り合いは皆こういった行為を平気でやっているのかと思うと怖くて仕方がなかった。嘘をつく人間は俺の中で恐怖そのものである。(実際には褒められたら嬉しいが)お世辞のようなものがこの世で一番怖いものだと思っている。

結局自分が全く好きではない/好きになれないから、就活における「自分の良いところ探しをする作業」が苦痛で仕方がなかったんだと思う。一般社会において必要とされる人にはどうやらチームを牽引できるだとか、クリティカルな物言いができるだとかそういう人らしいが、それらに自分が当てはまる気がしない。

4月から絶望の社会人デビューですが、将来的に一定の自信が欲しい
それが趣味の歌であっても仕事であってもなんでもいいから自信が欲しい

そういえば、学年が3つ下の後輩のAは「自分ことが好きすぎて自分のことばかり考えてしまう、自分はナルシストだ」とよく口にしていたが、Aの言うナルシストは世間一般で言うところのナルシストとはちょっと違う気がする。あとはやく「循環」についてのブログを書いて欲しい。

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