日記 裸足は恥ずかしい
11/30(木) 日記
マッチングアプリを始めた。
マッチしたら自動的にご飯の日程が決まるタイプのものと、普通のもの。
各所で「給料とは別に非課税の50万ほしい」と嘆いていたら、その願望が叶う確率が高いのは東カレデートじゃない!?と言われたのだけど、東カレデートに生息している男性陣は私みたいな女全然好きじゃなさそう。
あそこはセントフォース顔の王道キラキラガールしか勝てない気がする、私はあまりにも邪道すぎる。
仲良し先輩のミヤモトさん(仮名、会食や忘年会が重なり、かなりの頻度で一緒に飲みに行ってるのでさすがにマブになってきた)が自分のプロフィールを音読してくれた時に「いや長くないか?」と思っていたのだけど、実際に始めてみたら確かにみんな15行くらいは性格や趣味や好きなことについて書いている。
バッググラウンドを何一つ知らない赤の他人同士だし、できるだけたくさん自己開示しておかないと出会える数も減るだろうから当たり前なのだけど、そんなに長く自己紹介文を書けるなんてすごいなと思った。
私は少し(というかだいぶ)恥ずかしくて、どうやったって簡素なものになってしまう。
日記を事細かに書いてネットの海に放り投げるのは恥ずかしくないのに、自己紹介文を書くのはとても恥ずかしい。
裸を見せるのは平気だけど裸足を見せるのは恥ずかしいなと昔から思っていたのだけど、その感覚に近いかも。
みんなすごいな〜と思いながらいいねをくれた人のプロフィールを順に眺める。
後々、そこからマッチさせた人を見返したら全員自己紹介文が簡素だった。自分の好みが分かりやすくてウケる。
あとこれは本当に個人的なアレでど偏見なのだけど、自己紹介のなかにmbti診断の結果を書いてる人、もれなく全員気が合わない。
仲良し同僚3人でランチ。
やたらお洒落なカフェのやたらお洒落なソファー席に通され、アラサー3人のグータンヌーボがスタート。
少し前に中途で入ったチダさん(仮名、優しくて可愛くて変なお姉さん)が目尻を下げるくしゃっとした可愛い笑顔で「私、レイシストなので日本人NGなんです〜外国人しか恋人にしたくないので〜」と言い出して面白かった。
そんな可愛い笑顔で発言する内容じゃなさすぎる。
最近はBumbleという外国人と出会えるアプリで知り合った年下男性(米軍基地でパイロットをしている)とデートを重ねているらしい。
「毎朝『Good morning,beautiful!』と連絡がきます〜」とにこにこ話すチダさんはとてもキュートだった。
それを聞いた一つ年下のチヨリさん(仮名、親に懇願されて婚活サイトに登録しているけどおじさん構文の人しかいない!と嘆いていた)は、私もやります!とさっそくアプリをインストールしていた。
「私もおもしれ〜人間と出会うためにアプリ始めました」と言ったら、「おもしれ〜人間と出会いたいっていつも言ってますもんね!」と言われて恥ずかしくなった。
「おもしれ〜人間と出会いたい」が口癖だとしたらダサすぎる。
帰宅後、チヨリさんから「Bumbleヤバいです!」とグループラインに連絡が来て、わくわくしながらトーク画面を開く。
「いいねくれた人のトップ画像がイケメンだったからマッチしてみたら、他画像がすべて紐パンを履いたマッチョでセクシーな尻でした。ただ呆然と尻特集を眺めました。」と、だいぶパンチのあるエピソードが書かれていてゲラゲラ笑った。
チヨリさんが尻以外とも出会えますように、と思った。
でもわたしクソ客のことクソ客と呼ぶけどそれでも味方でいれる? #tanka
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