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日記 藤井風、あまりにも光源氏

5/30(火) 日記

仕事で知り合ったオカノさん(仮名、パワフルお姉さん)に「アカネさんに会わせたい人がいる」と言われ、謎に包まれた飲み会が開催された。

オカノさんが連れてきたのはワタイさん(仮名)という、映画会社で働いている女性。
担当業務も同じだったから同業飲みかなと思ったら、「この3人はなんと!みんな!古典文学が好きです!」と言われて両手を上げて喜んじゃった。
がっちりと心で握手を交わして乾杯した。

来年の大河(紫式部)で平安時代が大バズりしてほしいですね、という話からオカノさんが「私、劇中劇で源氏物語も描かれるんじゃないかなと思ってて、、」と言い出し、そこから源氏物語って最高ですよねという話になった。

去年の紅白の藤井風さん歌唱シーンを見たときに、「エッ、藤井風(敬称略)、あまりにも光源氏じゃん!?」とひとりで興奮してたのだけど、その話をお二人にしたら「待って、、やばい、、分かりすぎる、、」と限界オタクの面持ちになってめちゃくちゃ面白かった。
最終的に「Oh、、」しか語彙がなくなってた、ウケる。

無垢さと色気を兼ね備えた天性の美しさと人を惹き付ける才能、藤井風、確実に光りながら生まれてきたでしょ。

その後にオカノさんが言った「私は清少納言が大好き、枕草子を現代でやるとしたら石橋静河さんがいい」の言葉に「解釈一致~~!!」とかキャッキャしてたの今思い出してもサイコーだったな。


山内マリコの「あのこは貴族」という小説がある。

東京のお嬢様・華子と地方出身の美紀、境遇の違うふたりの女の子のお話なのだけど、華子が通う名門女子校がオカノさんの母校で、オカノさん自身ゴリゴリのお嬢様だったことが判明。

「うちなんか普通ですよ~」とにこにこ言うので、ま~た謙遜しちゃって~と思っていたら「友達の家に遊びに行ったら門から玄関までをゴルフカート的な車で移動した」「当たり前のように全ての移動がタクシー」「タクシーじゃない場合は専属の運転手」「じいやはマジでいる」というびっくりエピソードがドカドカ飛び出してゲラゲラ笑った。

そりゃ「うちなんか普通」と言いたくもなる。
けど、フツ~~~~にオカノさんちも華麗なる一族だった。


オカノさんとはもともと短歌の話をしていたのだけど、ワタイさんは最近俳句を始めたらしい。

3人集まって全員が短歌と俳句を嗜んでいる状況、めちゃくちゃイイな。

ワタイさんが、子どもを産んでからの数年はインプットもアウトプットもする気力がなくダウンしていたけど、やっと俳句を詠めるくらいまで回復した、と言っていた。
当時は仕事以外で映画を見るのも本を読むのもしんどかった、と。

本当に限界が近いとき、心が何も受け付けなくなるのはみんな一緒なんだなと思った。
私は『初心LOVE』しか聴けない時期があった。エンドレス初心LOVE、無心で初心LOVE。

あと初心LOVEが世界平和の曲だと信じてたから心が美しくない人間に出会うたびに「は?初心LOVE聴けよ」とか言ってた。

これは去年の紫陽花。noteにしてから文を切るタイミングが分からずとりあえず写真貼っとく、みたいなことしちゃう。

あっという間に6月だ、健やかに生き抜きましょうねあなたもわたしも

なぁ磯野、(たぶん俺らは何者にもなれないけれど)野球しようぜ #tanka

#ほんじつのBGM #Enfants #HYS



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