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ワシ、セミファイナルの所感とファイナルに向けてを語る

ワ~シ~
もうおなじみのいそのじゃな。

さて今回も勿論、ワシが絶賛ハマっておるMリーグのお話じゃ。今年の1月から観始めたんじゃがの、最近はABEMAプレミアムに加入して過去の試合も遡って観て学んでおるぞ。(過去のフリースタイルバトルも大概観られるABEMAプレミアム、大変おすすめじゃ!)

ついに!来週からは4チームにまで絞られたファイナルの開幕じゃな。

レギュラーシーズンが終わった後に書いたnoteでは選手全員とMleague太郎Ⅰ、Ⅱの総勢38名について所感を書いた。しかしな、正直こんなものシーズン毎に書いておれん。というか書くこともない選手もいっぱいおるし、Mleague太郎の紹介など需要の欠片もない。

じゃから今回はセミファイナル休止期間中に書いたnoteと同様、トピック形式でワシが思ったことを書いたぞ。内容は超薄味じゃが勘弁してくれ!

それではいくぞ!!


セミファイナルに関してじゃな


まず、最終結果はこうじゃ。

セミファイナルだけの成績では風林火山の圧倒的な勝ちじゃったな。
麻雀じゃからこんなこともあるとはいえ、勢いがすごいの。そして1チームにこれだけ勝たれるとな、他のチームが対して動かん。結果的にレギュラーシーズンからpt持ってこれておらんかった2チームが割を食う形になった。やはりレギュラーシーズンでどれだけ稼げていたかはけっこう重要。それをあらためて感じたの。

最終週の月曜に、遂に風林火山がパイレーツを抜き去り、首位を奪うも、最終戦での小林優の11で見事にまくり返し、パイレーツが再びトップの状態でファイナルに進出じゃ!レギュラーシーズンに続き、最終日に11は雰囲気がよくなるのう!

短期決戦じゃからまあハッキリいって大半はかなり運ゲーなのじゃが、その中でも選手の選択によって良い意味にも悪い意味にも結果が変わった場面が多々あったのう。なかなか見ごたえがあった。


以下、ワシが気になった観点を2つにまとめた。

いその1.クビ争い関係なく楽しめたの

地味にこれはかなり重要じゃと思うておる。
もともとクビレースの規定は麻雀に限らず、どんな番組でも安易に盛り上げられる起爆剤なんじゃよな。悲劇の瞬間の演出というのは誰しも見たくなるものじゃろ。「ゴチになります」とかワシ最終決戦のSPしか見ておらんもん。猫とラーメンと同じくらい数字が取れる、安易な策じゃ。
この規定は選手を循環させるというメリットもあるが、プロの消費ペースが速いというデメリットもある。普及していっておる時期にコロコロ演者が変わっておると、キャラが定着せんくて新規層がついていけん。
本来であればこんな規定がなくても番組が正しく盛り上がるのが理想じゃとワシは思っておる。

して、今回のセミはどうじゃった?

去年までは「2年連続でファイナル出場」これができないとチーム解体を余儀なくされるやや厳しめのルールじゃったからセミファイナルを突破できるかどうか?これが規定的にも非常に重要じゃった。
じゃが今期はどのチームが敗退しても規定には全く関係ないのじゃ。にも関わらず、見どころが山ほどあったよの。終盤戦、KONAMIとABEMASの通過条件やドリブンズとサクラナイツが敗退しうる条件を何度も追っておった者、たくさんおるはずじゃよな。しっかり盛り上がっておったぞ。
当たり前に感じておるかもしれんが、まずこの点が今期のセミファイナルはベリーグッド!じゃった。

ワシもこのフワンのように、かぶりついて観ておった。




いその2.負けた姿で魅せるのもプロじゃ

今期はABEMASがMリーグ開幕以降初の敗退となってしまい、記録が途切れてしまった。この点は注目度が非常に高かったの。
麻雀なんて上手く打っても負けるし、下手に打っても勝てるものじゃし、誰が打っても独自性の発揮しようがない局も多いじゃろ。じゃから勝つことが総てではない。ではプロとはなんぞや。プロとしての違いはどこで魅せるか?ワシは麻雀の魅力を伝えること、これに尽きると思うておるぞ。負けたとて、プロとしての見せるべき姿があるのじゃ。技術の面は言うまでもないが、人間としての魅力があるかどうかもプロとして大切じゃ。

この点、KONAMIとABEMAS、どちらの選手も立派じゃったぞ。
ABEMASは例年と違う窮地に立たされた状態でどんな振る舞いができるか?勝っている時よりもそういう時にこそ本質が現れる。そう思って注目しておったが、どの選手もプロをしておるなと感じられたぞ。

特にワシがセミファイナルで一番感化されたのはABEMAS最終日の日向じゃな。

ワシは単純にこういう場で涙を流せばOKとは全然思っておらん。(何ならあまり好きじゃないまである。)その時の状況で冷静に分別して判断するシビアなタイプじゃが、日向のこの時の姿は、そんなワシでも「藍子、プロじゃなあ」と思った。ギリギリまで気高く振舞おうとしておったが、それができなかった、決壊していく姿が作るドラマがあった。彼女なりにフワンのことを考えてこう振舞わないと、と考えている像もよく伝わったの。

そもそもインタビューを求められる可能性が非常に高い最終対局日じゃ。ここでの日向起用はなかなか珍しい。チームと監督が日向に期待しておった姿、それが闘牌とあのインタビューにおいて充分役目を果たせておったようにワシには思えたぞ。ベリーグッド。


また、高宮も良かったの

最終登板した際のインタビュー、自分の思考の説明が麻雀をやっておるもののそれになっておった。高宮は本当に、やってきたことがはっきりと姿に出るタイプじゃよな。ここ何年かの麻雀が変わったことと連動して、話す内容も変わってきた。ワシは堂々として立派な姿じゃと思った。
逆にこの一つ前の逆転トップインタビューの時は試合にいっぱいいっぱいで何も考えてきておらんかったようで、何を言っておるのかさっぱり分らんかった。これはこれで試合に入り込んでいたのが表現されておるし、フワフワしておる時との強弱が人間的魅力になっておってベリーグッドじゃったな。


日向と高宮だけでなく、松本、白鳥、多井、寿人、伊達、滝沢。オヌシらも良かったぞ。全員良かったから全員分名前書いてしまったわ。
オヌシらがセミファイナルを楽しませたのは間違いない。胸を張らんかバカホンッ!!


少なくともワシは終始こんな感じでかぶりついて観ておったぞ!




ファイナルのワシ的気になるところ


さてここからはファイナルの話じゃ。ワシの注目ポイントは2点ある。じゃが…すまぬが…この先は有料じゃ。


この記事は7月投稿のワシのnote「Mleague太郎炎上事件簿」に収録する予定じゃ。このnoteを単品で購入すると400円と少し高いが、定期購読(月980円)なら今月の記事はすべて無料で読めるぞ。また、7月発売のnoteは2000円ぐらいになりそうじゃ。今後も少しずつ発表していくぞ。
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ウソじゃな!

安心せい!今回も最後まで無料で読めるぞ!


これも2点にまとめたぞ。

いその1.強い選手出し得な現在の規定はいかがなものか

やはりな、ポストシーズンの出場回数の規定はさすがに設けたほうがいいと思うぞ。過去の実績からいっても、勝又や堀に大連投させてそれが実って優勝しておるケースがある。じゃがチーム戦としてどうなんじゃ?という問題点もあるわな。
選手の選出頻度について、どれくらいまで傾斜をかけてよいか?これが現状各チームの匙加減に任されておることがとても良くないと思っておるのじゃよ。今のルールに乗っとったら、べつに同じ選手を何回出してもペナルティはないし、出場していない選手がおってもペナルティがないわけじゃ。

そうなると本気で勝ちたいならば、例えばずば抜けて強い選手がいるチームはその選手をマックスの16回出場させるべきじゃ。じゃがそれはせんじゃろう。なぜか?そんなことをしたらもちろんエンタメ的にどうかと思われるじゃろ。番組的に変な空気になるし、チームの好感度や番組の盛り上がり的にはマイナスじゃ。じゃからやりにくい。…という、こんな至極曖昧な理由しかブレーキになっておらんの、おかしくないかの?今のルールだと責任の所在がチームになってしまうのがすごくおかしいんじゃよな。

例えばあるチームは配慮して全員4回ずつ出場させました。じゃがあるチームは3人を3回ずつ出し、エースを7回出しました。またあるチームは3人を1回ずつ出し、エースを13回出場させました。こうばらつきが出てくると明らかに不公平じゃろ。

これを改善するために、例えば「16試合中、最低2回は全員出場させないといけない」などの規定を設けてあるほうが本来あるべきじゃろ。それに沿って同じ選手が6回出ても規定の中じゃからと納得できるんじゃよ。そんな機械的なルールでなくても、例えば「ファイナルでは同じ選手の連投は1チーム1回しか使えない!」的なエンタメっぽい規定を設けてもワシは良い気がするがな。

それから、総合力が評価されてほしい
エース級の選手の出場回数が限られておるほうがチームの総合力が影響するじゃろ。そのほうが本来好ましい姿であるようにも思う。
例えばサクラナイツは2021年は堀を大連投させて優勝を勝ち獲ったが、今はそれをしなくても十分戦えるチームになっておるじゃろ。昨シーズンから加入した渋川だって一流じゃし、岡田は本当に伸びた。岡田はセミでは結果こそ振るわなかったが、要らんバイアスが入って選択がずれているということも無く、価値あるラス回避をしてきておる。こういったチームの総合力の高さを最大活用できる規定であるほうが好ましいと思うぞ。

なんにせよこの辺りはいずれ規定整備しないと、そのうちわだかまりが発生してしまう気がするんじゃよな。レギュラー後半でも連投については過激な反対意見も見受けられた。せっかくのファイナルに水を差したらもったいないよの。

そしてこの件1.は、後述の2.にも関係してくる。



いその2.広がるチーム内の力格差

やはり、ここ最近ドラフトで指名された者は実力が間違いない者が多い。セミまで残ったチームに限定すると殊更にこの傾向は強いの。具体的に2020年以降加入した選手でファイナルに残っている選手を挙げると、堀、渋川、優、じゃがいも、渡辺とか勿論この辺りじゃな。これらの選手はとにかく精度が高い
その煽りを受ける格好で、開幕初期から参戦していて、近年内容も結果も微妙になっておる者が目立つようになってきてしまっておる。

例えばパイレーツの小林じゃ。細く持って和了を逃している場面がそれなりにある。なまじ他の3人がこういったミスが少ないものじゃから、他の選手が出ておったら結果が違ったんじゃないか…と思えてしまうのじゃよ。ワシ、他の者の選択が気になるから路上感想戦をかなり真剣に観ておる。

ドリブンズなんてもっと極端じゃよ。
園田はかろうじてよくやっておるが、如何せん渡辺の信頼が高いが故、「渡辺だったら着順変わっていたのじゃないか」誰を出してもこれを言われがちじゃ。しかもその意見も間違っているわけじゃないんじゃよなあ。

この現象はべつに今期特有ではなく、どこのチームでもこれまでも起きておる事象ではあるのじゃが、段々と「〇〇が△△だったら着順上げれたんじゃないか」この〇〇が比較的初期から参加している選手で△△が比較的最近加入した選手という構図になることが多くなっておる。これは見ていて思うところがあるの。
これは結果が振るわない選手が去って行き、腕利きの選手が指名されているわけである意味当然ではある。Mリーガー全体のレベルが上がっている証拠でもあるのじゃが、初期からいる選手が負けじと奮起してほしいものじゃな。

その点、今でも一線で強いと評されておる勝又、多井、寿人あたりはさすがとしか言いようがないよの。また、園田は打牌選択の基準がかなり変わった。それは渡辺の影響もあると自身でも配信で語っておった。萩原と本田の関係もそうじゃが、こういう影響はいかにもチーム戦といった様相でベリーグッドじゃの。

前者1.と後者2.のワシの気になることは連動しておって、チーム内格差が広がってきておるが故に、規定整備はあったほうが良いなあ、と気になってしまうんじゃよな。

ファイナルでは各チームがどんな選出選択をするか、そして誰が活躍するかにも着目しておる。といっても現状規定がないから、同じ選手を連投させるチームが卑怯でもないし、均等に出すチームがヌルいわけでもない。ワシの意見を否定材料として使うのは御法度じゃぞ!


まとめ

名場面がいっぱいなセミファイナルじゃったの!
面白かったぞ。


今回、気になるところをポイントでまとめようか、歯の白さTier表を作ろうか迷ったのじゃが、時間がなかったので無難な前者にしてしまった。

凍結寸なワシじゃが、ファイナルが終わった後もアカウントが生きておったらまた会おうぞ!



ファイナルもこんな感じでかぶりついて観ておる予定じゃ。

じゃあの!

おわり


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