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マラッカ旅行記

2/25土曜日。3日目。

大まかな日程は以下の通り。

午前 バス移動 シンガポールからマラッカへ
午後 マラッカ観光

シンガポールからマレーシアのマラッカに向かい、マラッカを観光する。

トルコに行った時に、隣国ブルガリアの国境近くまで行ったことがあって、その時から漠然と陸路で国境を越えることにあこがれがあった。

シンガポールからクアラルンプールに直接行ってもよかったけど、その中間にマラッカという街があることを知った私は、写真の雰囲気に一発で惹かれた。世界史をやった人なら聞いたことのあるマラッカ、古くは香辛料貿易や宣教師の布教活動で栄えた街。

シンガポールからマラッカ行きのバスをネットで事前購入、一泊二日でマラッカを巡ることにした。


1.シンガポールから陸路でマラッカへ

これはバス乗り場?

Vivo Cityのショッピングモールの外(?)を9:30ころ出発のバスを予約。
ホステルのあるチャイナタウンからメトロで1本で行けるし、前日のセントーサ島からの帰りでも利用したので土地勘がある程度あったから、ここがいいと思った。

今回乗ったバス。右はセントーサ島へ行くゴンドラリフト

朝からホステルのロッカーの鍵が開かなくなって騒ぎになったり、そもそもバス乗り場に乗客らしい人が全然いなかったり、予定発車時刻になってもバス乗り場にバスが一台もいなくて「場所ここであってんのか!!??、」と焦ったり。
朝からなかなかの苦労をしたから、バスに乗れた時はめっちゃ安堵した。

国境を越える

シンガポールから国境までは約1時間ほど。郊外に行くと、マンション群と物流拠点がたくさんある。大都会シンガポールの郊外の風景が見れるのはバス移動ならではだ。


まずは出国手続き。
いったんバスから全員降りて、ゲートに向かう。ここは手ぶらで降りてOK。
ここはシンガポール空港の入国手続きと同じで、パスポートスキャン、指紋撮影、顔撮影だけで終了。
ゲートを越えた先で、バスが待ってくれている。

出国手続きを終え、再びバスに乗り込み、海を渡る。

こっちがシンガポール、あっちがマレーシア。

渡り終えた先で、今度は入国手続き。

マレーシアの入国手続きは、入国審査を人がやる上に、キャリーバッグを含めた手荷物検査を行うので、かなり人でごった返していた。
シンガポールと同じような自動入国審査みたいなゲートが4台くらい設置されていたけれど、残念なことに使われていなかった。
隣国マレーシアは、急速なデジタル化についていけてない感じ。

入国審査は特にやりとりもなく無事に通過、荷物検査も済ませて、ついにマレーシア入国。

キャリーバッグをバスに戻して、再度出発。

このあとバスで何語かもわからない添乗員のマイクでのアナウンスがあったけど、声がこもりすぎていてなんの話をしているのかまったくわからなかった。
なんか到着の時までになにかしなければいけない系のことだったら嫌だなと思ったけど、到着の時も特になにも起こらなかった。


休憩時刻を守らない

バスで居眠りした。
だいたい2時間くらい乗ったところで、休憩所に到着。
休憩時間は約25分。

高速道路のサービスエリアみたいな感じで、左右に飲食店、真ん中にテーブル、奥にお土産ショップが並んでいる。
悠長に定食を頼んで食べている間にバスに置いていかれるのが怖いので、最悪バスで食べられるようなソーセージとツナのパンを買った。

出発時刻を過ぎても、後ろの席の中国人家族が戻ってこなかった。

みんながざわざわしていると、出発予定時刻の15分くらい過ぎてから、いけしゃあしゃと戻ってきた。お父さんは謝りながら席に戻っていたけど、お母さんはなぜか添乗員にキレ散らかしていて、さすが大陸の人だなと思った。あれぐらい図太い神経で人生送れたらな。

そんなこんなで大幅に時間オーバーしながら、YongPengを後にした。


見えてきた東南アジアの雰囲気

シンガポールは国境までマンションや倉庫が並んでいたのに、マレーシアに入ると、景色がガラッと変わり、ずっと森になった。
まだまだ自然がたくさん残っている感じ。国境越えるだけでこんなに雰囲気変わるものか。

東南アジアに来た!って感じがしていいんですけどね。

開発しているのか諦めたのかわからない更地もいくつもあった。

到着30分前あたりから、一気に住宅が増えだした。

途中、例のチャイナ家族のキッズがトイレに行きたいということで、急遽ガソリンスタンドに停まった。

アンミカさん!?

いくつかのホテルで他の乗客は降りていって、私と欧米風バックパッカーの2人だけは終点のDoubleTree by Hiltonで降りた。
そこから今回泊まるホテルまでは歩いて約10分ほど。いよいよマラッカに到着だ。


2.マラッカ観光前半

マラッカに到着したのが、2/25日曜日の午後3時。マラッカを出発しクアラルンプールに向かうバスが翌日の午後12時。
約1日かけてマラッカを観光する。
1日目の夜は街めぐりとお土産購入、2日目は観光名所を巡る。

17:00 オランダ広場

マラッカの中心地と言える場所が、このオランダ広場。


このオランダ広場のChrist Church Melakaのすぐ脇にある、JonkeRED Heritage Hotelというホテルに泊まった。
受付のおにいさんが本当に気さくでいろいろマラッカのことを話してくれた。経験上、泊まるところの受付の人の感じがいいと、その街は当たりだと思っている。これは日本でも海外でも同じ。

何日かぶりに浴びることができたシャワーも気持ちよかった!

少し休んで、街を散策する。

西洋と東南アジアが入り混じる雰囲気、最高。

山雅サポ in マラッカ


17:40 オラウータン ハウス

マラッカで有名な画家のアトリエ。Tシャツとポスターを買った。



18:00 ジョンカーストリートを街歩き

少し日が沈んできた。ストリートを歩きながら、お土産を買いに行く。

メインストリートは、まだまだ旧正月の雰囲気。

普通にファミマでした


18:18 广福宫(Guang Fu Kong)

屋台のストリートから一本外れると、仏教寺院やモスクがある。

大きいだけがいいというわけじゃない。小さくもまとまったデザインもまた良い。


18:20 青雲亭(Cheng Hoon Teng)仏教寺院

こちらは観光地として有名らしい。

ジャパニーズ・お辞儀・参拝した。合っているかは知らない。



18:30 カンポンクリンモスク(Masjid Kampung Kling Mosque)

どこに行っても丸いドームがシンボルのモスクも、マラッカではちょっと仏教寄りになるのが印象的だった。
お寺とモスクはほぼ隣り合っている。イスラームと仏教が近くに共存しているところは意外と少ないような気がする。


再びストリートへ

マラッカの中心街で観ようと思っていたところはだいたい回ったので、お土産を買いつつ宿に戻ることにした。

親に頼まれていたドリアンチョコとかインスタントホッケンミーを買った。インスタントドリアンコーヒーも買った。後日談だが、職場で配ったら、先輩が早速開けて飲んでしまって、職場が異臭騒ぎになった。ドリアンにはくれぐれもご注意を。


現金はシンガポールドルと日本円しか持っておらず、日曜日だったから両替商もやっていなかったこともあって、屋台でなにか食べたり買ったりはしなかった。屋台で食べたところでおなか壊すだろうからそれでよかったんだと思うことにした。


おとなしくしていればヨーロッパのような雰囲気も出せそうのに、じっとしていられないらしい。照り付ける日差し・派手な色・爆音・パチモンのごった煮。カオスだ。

でもそうあってほしかったから、よかった。


解放感に包まれる夜

ナイト・マラッカは、道頓堀を思い出した。どこからともなく人と熱気が沸いてくる。その雰囲気に人は解放感を抱く。道頓堀のようによそ者が多数を占めるわけじゃない、その場の熱気だ。

マラッカは、中心街はコンパクトにまとまっていて、クアラルンプールからバスでだいたい2時間半なので、1日まるまる取れば日帰り観光も十分可能な街だ。それでもマラッカに一泊したのは、このマラッカの夜の雰囲気を楽しみたかったからに他ならない。




来て正解だ!と言えるマラッカ。濃い。

4日目はマラッカ観光の続きをしてから、クアラルンプールに向かう。

以下のリンクから!


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