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2023年サッカー観戦を振り返る(後編)

前編の続きです。またしてもギリギリの更新になってしまいました。来年はどうしたら更新するモチベーションが維持できるか今のうちから考えておこうと思います。


7月

首位愛媛との連戦で意地を見せ、八戸に完勝した7月。ただ、下位の琉球と福島に取りこぼしがあり、浮き沈みの多い1ヶ月でした。
7月の現地観戦は、2試合。実は山雅の試合には行っていません。。

まずは天皇杯3回戦、東京ダービー。「郷に入っては郷のダービーを知れ」ということで、仕事終わりに味の素スタジアムに直行。横断幕や看板に卵を投げつける事件などネットでざわついていましたが、ギリギリの到着になってしまったことで、それらは見れず。ただ、花火は見れましたよ!あとは緑は大っ嫌いチャント。
試合は2-2のドローでPK戦。FC東京が勝ちました。22時近くなっていたので、もう帰らしてくれー!と言う感じでした。阪野と塚川のマッチアップは胸が熱くなりました。

マリノスとマンチェスターシティの試合は、シティが好き!ってわけではないのですが、ああいうワールドチャレンジ系の試合の中では比較的手頃な価格(マリノスゴール裏10,000円)だったというのが観戦に行った動機です。試合後の国立競技場の周辺の人の多さ尋常じゃなかったです。
選手を挙げだしたらきりがないのですが、CBストーンズの攻撃参加が印象的でした。あそこまで真ん中で前に入っていくんだなと。あれはJ3では見れないセンターバックの動きでした。

7月はその後MAN WITH A MISSIONのライブに行ったりしたのですが、どこでもらったのか、そのあと無事人生初のコロナに罹りました。。隅田川花火大会も見られずじまいでした。

8月

異常な暑さの2023年夏。8月の現地観戦は2試合でした。

まずは第22節、ホーム富山戦。富山に勝てませんね。スコア以上に富山に支配され、力の差を見せられた試合でした。でもあの失点は、村山止めて欲しかったなぁ。

天皇杯準々決勝、柏レイソル対名古屋グランパスは、人生初の柏での観戦でした。距離感・簡素な作り。素晴らしいスタジアムでした。ゴール裏の声がかなり出ていて、圧倒的でした。アルウィンもあれくらいの圧が出せるゴール裏だったと思うのですが。。
試合は、前線への縦パスが上手く繋がらない柏と、いくつかビッグチャンスがありながら決めきれない名古屋という感じ。後半に入った主力の細谷とマテウス・サヴィオが違いを見せ、最終的に柏が2-0で勝利しました。


9月

9月は、山雅2試合とマリノス1試合。アウェイFC大阪戦と、ホーム岐阜戦。マリノスは神戸との首位攻防戦。
約半年ぶりに大阪に行きました。半年じゃ特に何か変わったと感じることははありませんでしたが、駅メロとか聞くと懐かしかったです。万博に向けて発展していく様子を間近で見ていたかったです。

花園ラグビー場までは近鉄線で行きました。アルウィンをより大きくしたようなスタジアム。満員になったら迫力あるだろうなと思いました。
試合はほぼ押されっぱなし。ピッチコンディション云々について試合前から言われていて、それもあってか慎重に入り過ぎてしまったのかもしれません。コミュニケーションが上手くいかなかったのか、村山とノノが何度も確認し合っている立ち上がりに右サイドから失点。蓮のPK失敗。野澤零温の一発があり追いつく雰囲気もありましたが、結局はトドメを刺されて1-3の敗戦。
戦えていないチームに不満が残りました。さすがにブーイングしました。

ホームの岐阜戦は、スコアレスドロー。これと言ってなにか思い出せるものはありませんが、岐阜とはよく引き分けるなぁという感じ。自分たちもレベルアップしてるのかもしれませんが、相手もレベルアップしているわけで、そこにどう違いを生み出していくかを追求しないと、勝利を積み重ねることはできません。
この時期の山雅プレミアムは毎週「やっていることに手ごたえを感じている、成長している」と書いてあったのに、いつまでたっても勝ったり負けたりを繰り返していて、井の中の蛙になってるんじゃないかなと危惧していました。

J1首位攻防戦は、神戸を優勝に勢いづかせるゲームになりました。客席が遠かったのでよくわからないんですけど、大迫の存在感がすごかった。(小並感)


10月

僅かな望みにかけて、10月も戦いました。
ホームの信州ダービーと、アウェイの沼津戦、続けてアウェイの相模原戦。関係ないですが、熊本サポの後輩と一緒に天皇杯準決勝も行きました。

天皇杯準決勝に関しては、ここまで熊本が残っていたことが本当にすごいことです。昨年のプレーオフを勝ち進んだことも含めて、毎年いい経験を積んでいて羨ましく思えました。ちょっと前までJ3にいたわけですから、大木スタイルじゃないですけど山雅だって自分たちのスタイルが確立され、かつそれが相手を凌駕するクオリティであれば、きっといい結果が付いてくるポテンシャルはあるはずです。
今はそう思って忍耐・我慢が必要な時期なのだと思いますよ。

ホームもアウェイも、今年の信州ダービーは雨でした。雨の日の試合の見やすさでいれば、Uスタに軍配が上がるかもしれません。ただ試合は負けません。
12000人を超すサポに囲まれたスタジアムで山雅はいつも以上に奮闘していました。前に運ぶし、前に飛び込んでいく。成績不振で牙の抜けた獅子にチャンスを作らせず、野澤零温の一撃で仕留めました。このあたりから山口一真が本来のキレを取り戻した感じがありました。
信州ダービー、2024年も含めると3年でおそらく9回やることになります。さすがに擦りすぎです。来年で本当に終わらせてください。「オレンジジュース飲んだらゴミ箱へ」でキレる人はどうかしています。

次のアウェイ沼津戦では、先週の勝利が嘘みたいに負けました。信州ダービーで得た自信は1週間持ちませんでした。ほんと、こういうところなんだよなー。
出足が悪く、相手にボールを持たれ、ずるずる後退していき、ペナルティエリア内に飛び込んでくる相手に対処しきれない。どうしても自分のゴールに近いところでやると、失点に繋がります。
試合後怒っているサポもいましたが、この時期になっても勝ったり負けたりを繰り返している現状にあきれてしまって、私は怒る気力も失せてしまいました。気持ち的にきつかったです。

アウェイの相模原戦は、完勝と言っていいような試合でした。その前の沼津戦でメンタルやられちゃったこと、なぜかビジター席が完売したこともあって、メインスタンドで観戦しました。バックラインは綺麗に統率されていて、陣形はコンパクト。山口一真のゴールを真後ろから見れたのでよかったです。
相模原GIONスタジアムへのアクセスは、住宅街と森でした。


11月

11月は、1試合だけ。ホームの北九州戦でした。本当は行くかどうか迷ったけど、地元で別の用事があったので、行くことにしました。
2019年まで一緒に観戦していたサポ仲間の先輩が一緒に観に行ってくれたので、楽しい1日になりました。「今のゴール裏ってこんなに空いているの!?」と驚いていました。私は定期的にゴール裏に行っているので少しずつ変化しているのを感じていましたが、しばらく来ていない人からすると、ものすごい減っているいうに感じるのかもしれません。
相模原戦に続き下位が相手だったので、自分たちの時間を作れた試合でしたが、結局は1点止まりにビクトールのビッグセーブがなければ勝利さえ危うい内容でした。「人もボールも前に運ぶ」では、最後の崩しのクオリティは?フィニッシュは選手のクオリティ任せ?まだまだそう思ってしまうことが多かったです。

12月

最終節の奈良戦は、なにもかも終わり、消化試合となってしまいました。開幕戦、同じ相手に見せたあの勢いはどこかに行き、この一年で積み上げたものの差を見せつけられる結果になってしまいました。スペイン人指揮官らしく、細かくつないで局面を打開し、全体を押し上げる。ハードワークの守備。自信をもってプレーしていて、奈良サポだったら観ていて楽しいだろうなと思いました。私は奈良の最後のあいさつでは惜しみない拍手を送りました。

いつからかシーズン終了のセレモニーは、不満のはけ口のようなものになってしまいました。神田社長があんなに叩かれて、霜田監督と選手があまり叩かれていないのは、少し不思議に思います。今年のフットボールの責任は、SDの下条氏と現場の霜田監督にあると思います。戦えていない選手にも責任があります。やるなら全員にブーイングすべきです。

社長はフットボールをするわけではありません。やるのは選手、それを指揮するのが監督。特に今年改善されなかった好不調の波の大きさで言えば、霜田監督の選手をまとめる手腕に問題があると思います。交代で出てくるとトーンダウンするとか、明らかにパフォーマンスが良くないのに使い続けるとか、全くチャンスが与えられないとか。選手のモチベーション維持はどうだったのでしょうか。また、開幕時に標榜した「1点取られても2点取り返す」なんていう試合内容の試合は数えるほどしかなく、しかもそういった試合の時は複数失点しており、戦術の浸透度にも疑問が残ります。いきなり守備的にしてみたり、特徴的な相手に対し対策をせずに自分達のやり方で上回ろうとする試合のアプローチに疑問を持つこともありました。

選手たちももっとチームメイト同士鼓舞しあったり注文しあってピッチ上で修正しようとする姿を見せてほしかったです。なんか冷めてるように見えるときがありました。
選手の熱い気持ちは、ゴールや試合後のコメントではなく、なんでもないプレーとプレーの間とかの態度に出ると思っています。

さて、我々はフットボールチームのフットボールしか普段見ていないのに、なぜフットボールチームの全体経営に責任がすり替えられ文句を言うのでしょうか。多くを語らないからって好き放題言っていませんか?
赤字に転落したことの責任はあると思いますが、それについては叩いていませんよね?

仮に社長が退任しても、SDと監督が同じようなフットボールから抜け出せないのであれば、いつまで経っても上に行くことはないでしょう。そこでまた大シャッフルしても結果は同じです。

普段試合しか観ていない以上、それ以上でもそれ以下でもない内容で議論が蔓延る(特にX)のは不満のはけ口にしかなっていないし、不毛だなと思います。フットボールを語りましょう。

皆さんそれぞれ異なった意見があっていいと思うので、ほんとに文句がある人はXじゃなくてnoteに書くといいですよ。


最後は話が逸れてしまいましたが、今年のまとめです。
関東に引っ越したことで、アルウィンに気軽に行けるようになりました。逆に西日本のアウェイが遠くなったことで、少し現地観戦数は減りました。
あとは成績も振るわないし、開けてみないといいサッカーができるのかわからない不安定なシーズンだったことで、シーズン終盤は観戦に行くモチベーションが下がってしまいました。

来年は、大宮金沢、そしてプレーオフもあって、今年とは違う楽しみもあります。程よく楽しんでいきたいと思います。来年もnoteは最低月1回は更新しようと思います。

それでは今年も読んでくださりありがとうございました。また来年!




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