2023年サッカー観戦を振り返る(前編)
今年、と言ってもまだ2023年はあと1か月あるのですが、ほぼJリーグのシーズンが終わったということで、少し気が早いですが2023年に現地観戦した試合を振り返ってみようと思います。
長いので前後編に分けることにしました。
あくまで私が現地で観戦した試合のまとめです。良くも悪くも過去のことは忘れがちな人間なので、こうやって記録としてまとめておくと、のちのちいいのかなという思いもあります。
特に今年上期のことは結構忘れてしまっているので、思い出しつつ印象に残ったことを書いていこうと思います。
2月
1月は観戦がなく、2月からスタート。と言っても2月の現地観戦は、J3が開幕していないためたったの1試合、ノエビアスタジアム神戸でのPSMヴィッセル神戸戦です。
大迫勇也に決められたのを覚えています。
山雅はサイドバックの人材難とルーカス・ヒアンがPKを失敗したことをよく覚えています。ポジティブなことは神戸相手でも迷わずボールを運べていたシーンがいくつかあったことでしょうか。期待できるサッカーを見せてくれました。
3月
いよいよJ3も開幕です。上々の滑り出しを見せた開幕奈良戦、どんよりした天気とフットボールの第2節岐阜戦、おや?と感じ始めた4節宮崎戦の3試合です。
開幕節の奈良戦は、奈良が初めてのJリーグということもあってか全体的に動きが硬く、山雅は優位に試合を進めることができました。
現地で話した奈良クラブサポ親子、元気にしてるかな。最終節までには昇格を決めておきたいなんて言ったこと、今となってはちょっと恥ずかしいです。
アウェイの岐阜戦は、これと言って記憶に残っていません。確か下川のロストから窪田に決められ、パウリーニョのミドル一撃でなんとか追いついたという試合ですね。個人的な話ですが、東京への異動が決まって、ちょうど入場待ちの列で今住んでいる家を決めたことを覚えています。
残念ながらホームの開幕戦、宮崎戦はもっと記憶にないです。2年連続ホームの開幕戦が南九州で雨かよという記憶。
勝って引き分け、勝って引き分け。開幕から負けなしが続いたのはよかったですが、あまり内容が伴っていないなと薄々感じてはいました。
4月
新天地での生活が始まった4月。まずは生活に慣れることを優先したので、4月の観戦は1試合のみでした。
ホームの沼津戦。試合運びの未熟さが出てしまいシーズン初の黒星となった試合です。3得点で勝ち越したことよりも、立て続けに2点奪われて負けたという印象を強く残しました。
相手よりたくさん点を獲って勝つという戦い方は山雅に新しいチャレンジであり、そこには肯定的です。ただ同時に得点も失点も多いチームは結局上位に行かれない典型的かつ中途半端なチームになる恐れみたいなものを感じていました。
個人的な話ですが、数年ぶりにホームゲーム抽選が当たり、鹿児島協賛デーということで鹿児島名産セットをいただきました。
5月
忘れもしない、忘れてはいけない、信州ダービーでの敗戦があった5月。その前週にはゴールデンウィークの帰省でFC大阪戦に行きました。
FC大阪戦は勝ったはいいものの、一緒に行ったサッカー観戦素人の父親に「なんか山雅ってポンコツだなぁ、すぐボール相手に渡しちゃうじゃん」って言われて、ぐうの音も出ないような、まさに辛勝でした。
信州ダービーについては、もう特に言うことはありませんが、20年近いサッカー人生で、あれほどサッカーを観てハラワタが煮えくり返った日はありませんでした。
「おまえら本気で練習してんのか?もっと死ぬ気で練習しろよ、戦う気持ちが見えないんだよ!」
Uスタでブーイングとともに何度も叫び続けました。想いは果たして届いたのでしょうか。
6月
6月の現地観戦は、5試合。仕事での出張も含めると、しょっちゅう外出していました。
複数失点癖が出てしまったホーム相模原戦、久々の横浜F・マリノスのホームゲーム、人生初のフラッグベアラーをやったホーム讃岐戦、偵察がてらの天皇杯、返り討ちのアウェイ盛岡。思い出深い試合ばかりです。
ホームの相模原戦は、相手のオウンゴールもあり一時5-0でリードするなど、楽勝な試合になると途中までは感じていました。そこから3失点。結局後味の悪さが残ってしまいました。
現地観戦では沼津戦に続いての短い間での複数失点。シーズン終盤こそ集中を欠いての失点は減った感はありますが、シーズン序盤での複数失点はまさに未熟そのものと言った感じでした。全体的に、もう一歩の寄せがないから、相手をフリーにさせてしまう。相手も自由に動けてしまう。
マリノスのホームゲーム柏レイソル戦は、シティとの試合のチケットを買ったことで、改めて今のマリノスを知ろうと思い、観に行きました。宮市亮の後半アディショナルの劇的ゴールは日産スタジアム全体が沸きました。
マリノスはそれなりに失点するけど、それ以上に点を奪って勝利を目指すサッカーの代表と言えるようなチームです。だからと言っても守備は最後の最後まで身体を張るし、攻撃も多彩なバリエーションがあってのものがあり、山雅とは「徹底」の差があると感じました。昔はうちも徹底が売りだったような気がするですけどね…
人生初のフェアプレイフラッグベアラーを務めた讃岐戦。クラブガンズ会員で応募したら当たってしまいました。アルウィンのピッチに立つのは中学生以来、山雅サポーターとしては初めてでした。
普段選手がバスを降りてくるところから入り、階段を下りて記者会見場がある待合室へ。ボール触ってみたりベンチ外の選手を間近で見れたりしたのもいい思い出です。芝はふかふかでした。
ピッチ中央で聴いた中央線。率直に言うと、サポもっと声出せるだろ、と思いました。
いわてグルージャ盛岡の偵察をしに、天皇杯横浜FC対いわてグルージャ盛岡を現地観戦。
いわてはターンオーバーでしたが、すばしっこいドリブラーが多く、恐れず前に運ぶサッカーを展開し、途中まで1-0でリードするなどジャイキリの期待がありました。
結果的に横浜FCはサウロ・ミネイロをはじめ交代策で実力の差を見せつけ、結果的に4-1と言う結果でした。オランダへ旅立った小川航基、昨年までフリエにいた早川コーチの姿も見かけました。
その週末には自ら岩手に乗り込みアウェイ盛岡戦。結局対策が出来ていたのは、早川コーチとなんでもないサポーターの私だけだったのかもしれません。
日本一小さいスタジアムに、大アウェイの雰囲気を作られ、飲み込まれ、時間を遣われ、良さを出すことすらできずに敗戦。相手選手にも煽られまくりの屈辱的な敗戦でした。
まさに「観光が充実するのは負けフラグ」という定説通りとなってしまいました。
異動や引っ越しがあってなかなか現地観戦できない時期もありましたが、それを取り返すかのように6月に行っていたことを思い出しました。
久々に日産でマリノス観たり、フラッグベアラーやったり、初めての場所に行ったり、上期も充実していました。そのなかで一番印象的だった試合を挙げると結局信州ダービーになるのがなんともつらいところです。
7月以降は後編に続きます。
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