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赤色特集

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浦和レッズの試合で起こった現象をケーススタディ形式でまとめています。
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記事一覧

サイド攻撃が停滞する理由

1-0 J2の長崎がJ1の浦和を倒し、次のステージへと駒を進めた。 このゲームでは長崎の4-4-2の…

Gyo Kimura
7日前
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ボール保持時のSBの影響力

現代サッカーにおいてボール保持時のSBの振る舞いは多様化している。WG的にワイドの高い位置に…

Gyo Kimura
4週間前
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マーク原則の綻び

守備において『マーク』は欠かせない要素の一つである。相手にゴールを決めさせない、パスを出…

Gyo Kimura
2か月前
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Jリーグとの違い、世界との差

0-3 アジア王者として戦った浦和レッズはヨーロッパ王者のマンチェスターシティの前に、力の差…

Gyo Kimura
5か月前
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対5バックのSBの高さ調整と効果

1-0 世界一のクラブを決めるクラブW杯に今年は浦和レッズがアジア王者として参加して、北中米…

Gyo Kimura
5か月前
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モダンサッカーのセオリー

2-3 ルヴァンカップ決勝と同じカードとなった浦和レッズ対アビスパ福岡の一戦は福岡が逆転して…

Gyo Kimura
6か月前
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『個』は組織を破壊する

0-0 真っ赤に染まったカシマスタジアムは試合開始前には両チームのサポーターによる大声援が鳴り響いていたが、試合終了直後は静寂に包まれた。 この試合は両チームの守備意識の高さが目立った一方で、攻撃面での物足りなさも垣間見えた。そんな両チームの攻防についてまとめていく。 リソースの割き方この試合で鹿島の攻撃を牽引したのは紛れもなく垣田だろう。垣田は鹿島の攻撃のコンセプトにおいて欠かせない存在となっている。 鹿島は4-4-2のシステムでFW垣田が最前線でターゲット役になった

4-4-2対人ブロック

0-2 浦和対浦項の一戦はKリーグ王者が力を見せつけ完封勝利。浦和は浦項の人を捕まえる4-4-2ブ…

Gyo Kimura
7か月前
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ポジショナルプレーの引き出し

2-0 守備時には4-4-2を基調とする浦和対柏の対決は後半から柏の守備ブロックを攻略した浦和が…

Gyo Kimura
7か月前
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ベースの異なるポゼッション

2-0(トータル2-1) ルヴァンカップ準決勝の横浜Fマリノス対浦和レッズの試合は1stレグを終え…

Gyo Kimura
7か月前
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『釣り出す』と『ピン留め』の使い分け

1-1 優勝争いに望みを繋ぐために勝点3が必要な浦和と残留に向けて勝点3が必要な横浜FCの対戦は…

Gyo Kimura
8か月前
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10人での戦い方

1-3 今シーズン4回目の対戦となるガンバ大阪対浦和レッズの『ナショナルダービー』は意外にも1…

Gyo Kimura
8か月前
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プレスにおける解明度

0-1 最下位で勝点を何としてでも積み上げたい湘南と、優勝争いに喰らいつくために勝点3が欲し…

Gyo Kimura
9か月前
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中盤の数的優位で前進する

3-0 ACL本大会への出場を決めるプレーオフが行われ、浦和vs理文(香港)が対戦した。前半早々に浦和が2点を取り、その後は練習試合のようなゆっくりとした展開となり、試合終盤に追加点を加えた浦和が完勝で本大会出場を決めた。 実力の差もかなり開きがあり、浦和の2点目が入ってからは緩い試合展開となってしまったので今回は簡潔に気になった点をまとめる。 中盤の数的優位理文はボール非保持では5-4-1を採用。しかし、LSHの91番、CFの7番、RSHの8番は外国籍選手だったのだが、