岡田行正(puzzle inc.)

株式会社パズル 代表取締役 / プロデューサー https://puzzle-inc…

岡田行正(puzzle inc.)

株式会社パズル 代表取締役 / プロデューサー https://puzzle-inc.jp https://www.facebook.com/gyo.okada

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広告コミュニケーションの謎を解く、株式会社パズル誕生。

2006年7月にパズルを設立した当時の時代背景と社名の由来について。どうもマス広告が届いていない、どうすべきか正解が分からない。そんなぼやき声が広告業界で多く聞かれていた頃の、昔話です。 変わった景色1995年にマイクロソフトのOS「Windows95」が発売され、インターネットブームが起きました。家電量販店で買い求める人々の行列する姿が報道されていました、って、現代ならOS(ソフト)買うのに店に並ぶってどうゆうこと?と思ってしまうような、インターネット以前の街の景色です。

    • 自分の生きる時代は変えられない

      パズルでは新卒採用でまず会社説明会を開催します。代表である自分の役割は簡単な挨拶程度ですが、業界研究や企業研究を始めたばかりの学生たちへ向けて、できるだけ分かりやすくパズルの存在意義や自分たちの心がけを話します。 以前にアンケートで好評だった話題もあり、noteでもよく読んでもらえました。 毎年同じような話をしているので、なぜパズルを作ったか、その背景はどうだったか、個人的に強くリマインドされます。おかげで何年経っても自分だけはブレません。と同時にどんどん頑固になっている

      • パズルのPMノート

        パズルでは社員向けに仕事の補助ツールとして「PMノート」を作っています。お付き合いあるスタッフにも配ってパズルの仕事ぶりをチェックしてもらうようにもしています。まずはPMノートとは何か?と、作り始めたいきさつを紹介します。 また、パズルはプロデューサーやPMたちによる進行管理の仕事ぶりを高く評価いただくことがあり、そんな仕事の縁でPMノートを使った「PMセミナー」を頼まれることがあります。業界団体で会員社向けにしたこともあり記事にもなっています。同じような話をあちこちでして

        • 3.11 「忘れないプロジェクト」

          パズルには毎年春から夏にかけて社内の有志メンバーが東北地方へ撮影に出かける自社プロジェクトがあります。 3県7都市で復興していく街の様子を定点で撮影しています。パズルの代表作の一つで多くの広告賞を受賞したプロジェクトの表現手法を使っています。撮影に行ったその時そこにある日常をありのままに。立ち上がっていく様子だったり、日常を取り戻した様子だったり、または新しい日常が始まった様子だったり。少なくとも前向きな気分になれるような表現を目指しています。 東日本大震災が起きた201

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        広告コミュニケーションの謎を解く、株式会社パズル誕生。

          .tokyo プロジェクト

          2014年にオリンピック・パラリンピックの東京招致が決まった時、2020年の今年へ向けて、「東京」をテーマに、6年間に毎年5本、合計30本の企画を実現することを目標に自社プロジェクトとして「.tokyo(ドット トウキョウ)プロジェクト」を始めました。目標には届きませんでしたが、2020年12月に24本目の企画を実現してプロジェクトを終了しました。(サイトには20本を掲載しています。外部サービスの終了などにより4本は掲載も終了しました。) パズルのある新橋は近くに関連施設も

          .tokyo プロジェクト

          次世代の制作者をつくること、それがパズルのミッション。

          2006年のパズル設立にあたってどんな会社をつくるか考えをまとめた設立趣意について。時代の変化をびんびん感じながら、一人の制作者としてもこれからどうあるべきか考え抜いていた頃の、昔話です。 ビジュアルコミュニケーション、始まる以前、パズルを設立した当時の時代背景を書きました。 インターネットによって世の中が、世界が、生活様式が、そして我々の仕事の内容、仕事の仕方が変わり続けていた時代でした。そんな1990年代後半から2000年代前半の話をもう少し。 電話とFaxで仕事を

          次世代の制作者をつくること、それがパズルのミッション。

          新しい肩書き

          2020年7月の15期スタートを機に、パズルでは二人の肩書きが変わりました。肩書きとは周りが決めるもので、名乗る時はすでにその役割を担っている時だと思っています。なので二人ともすでにその役割で、場合によっては便宜上すでに名乗っていたこともありますが、この15期からが正式版、ver.1.0です。 プロデューサー 藤島みゆき CM制作会社でキャリアをスタートし、フリーランスや総合広告制作会社を経て、2019年3月に主に映像制作を担うプロダクションマネージャー(PM)としてパズ

          15期スローガン「つなぐ。」

          前職には新卒で入社して14年間在籍しました。毎年7月の期初、全社員が集まる経営計画会議で社長の考えたその年度のスローガンが発表されていました。残念ながら今となっては一つも覚えていません。数年間所属していた第二制作部というプロデューサーとPM、全20人ほどの部署でも部長が独自にスローガンを掲げていました。その一つに「稼ぐ」とありました。たった一つだけとてもよく覚えているスローガンです。ただ何年目かも覚えておらず、その他は全く覚えていません。 CM制作会社の制作部が「稼ぐ」とい

          15期スローガン「つなぐ。」

          2つのロゴ

          パズルでは15周年を機にコーポレートアイデンティティ(CI)を刷新しました。パズルとは何をする会社か何をするべきか、パズルにはどんな人がいてどうあるべきか。いろんなことを考えていたらコーポレートロゴが2つ出来てしまいました。 ロゴの検討が始まったのは2019年の秋ごろ。デザイナーたちがたくさんの案を考えて会議室に並べてみると、いろんな会社の姿が見えるようで面白かったです。デザイナーたちのパズルへの想いや考え方、いろんな希望が透けて見えました。自分にとってのパズルは彼ら彼女ら

          あらゆる関係性が再定義されゆく時代に

          2020年7月1日、パズルの15期がスタートしました。節目ということで、CIを刷新し、webサイトもリニューアルしました。 本来なら2020年は東京オリンピック・パラリンピックイヤーとして日本中が盛り上がり、仕事も忙しく、気分的に明るく充実した雰囲気の中で15周年を祝っている予定でした。 一方、国の働き方改革による法改正をうけて、とかく長時間労働になりがちな我々モノづくりする会社は仕事の仕方を考え直す必要に迫られていました。ただこれは日本のプロダクションにとっては大きなチ

          あらゆる関係性が再定義されゆく時代に

          一生に一度の社会人デビューする会社を決める

          パズルではコロナウイルス感染防止の対策を講じながら2021年新卒の採用活動をどうにか継続しています。選考ではweb面接も実施していますが、説明会だけはオンラインでなく会社で開催しています。その説明会の最後にしている話を紹介します。パズルは活動を通して関わりを持った学生全員の就活成功を願っています。 *** とことん調べる新聞は読んでいますか? 昔、インターネットが無いころの就活生は嘘でも読んでいると言っていました。 ニュースアプリで新聞記事を読んでいるという人も多いでし

          一生に一度の社会人デビューする会社を決める

          ライバルは高校生

          会社説明会のアンケートで印象に残った話として挙げられることの多いのがこのトピック。自分たちの生きる時代とその世代の役割について話しています。社内でもよくそんな話をしています。自分が生きる時代は選ぶことができず、その時代に起きていることやこれから起きそうなことを的確に捉えて、目的意識を持って物事に取り組んで、自分の世代なりの役割を果たしていきたいね、と。 以下、会社説明会の話に加筆してまとめました。 「ライバルは高校生」パズルの設立当初からよく言われていたことで、我々の仕事

          ライバルは高校生

          これからの時代にクリエイターは、作り方をつくり、働き方をつくり、生き方をつくる。

          数年前からあちこちでバラバラと話したり書き記したことをここにまとめ始めます。株式会社パズル(制作会社であり、人材育成の器であり、クリエイターの集団である)をつくって丸14年、これまで考えてきたこと、これから考えること。ほぼ自分用のメモですが、新卒も中途も入れ替わりの多いパズルのメンバーとの意識合わせだったり、これからパズルに関わる人たちへのお知らせだったり、いったいこんな時代に何したかったんだっけと自分リマインドだったり、用途はいくつかある気がしています。テーマは主に3つ。

          これからの時代にクリエイターは、作り方をつくり、働き方をつくり、生き方をつくる。