物語 イヤな想いと袋【イヤな想いを味方にできたら、毎日もっと生きやすいですね】
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むかしむかし、
人はイヤな想いを
感じることはありませんでした。
なぜなら、
イヤな想いは、
1つの大きなイヤな想いとして、
自由に空の上を飛んだり、
大地を駆けたりしていたからです。
住む世界が違うといか、
イヤな想いは、
人間の心に入ることなんて
考えたこともありませんでした。
ある日、
イヤな想いが、日向ぼっこをしていると、
一人の、心のきれいな優しい少年が、
走ってきました。
その、心が透明でとてもきれいだったので、
イヤな想いは、もっと近くで、
少年の心