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オンライン授業のすきま

 オンライン授業について色々思うことがあり、どういう風に書こうかなあと考えていたのですが、この話題は自分の病状が否応なく関わってくるものなので、去年の大変だった時期などを考えると少ししんどくなってしまいました。考えた日の夜に悪夢を見たり、次の日にもしんどさがあったりしたので、これを書くのは今はやめようと思いました。いつか言葉にできたらと思います。そこで、わたしは方向転換をして、直接的にはオンライン授業に関係ないことを書きます、


 わたしは去年ちょうど、大学一年生でした。下宿に引っ越してきてから大学には行けないということが分かり、それでも一人で生活したかったので下宿生活を続けていました。

 4月18日の三ノ宮。
 当時の三ノ宮の人の少なさには目を見張るものがありました。三ノ宮に病院があったので、定期的に三ノ宮には足を運んでいました。病院帰りにどこかでお昼ご飯でも食べようかと、飲食店街に入った時のあまりの人の多さに驚いたものです。飲食店にすべての人間が凝縮されたのかと思いました。おかしな世界になったなとそのとき思いました。

 そんな大変な時期に二十歳を迎えました。これも4月です。なんとなく見た目がおいしそうなお酒を手に取ったのですが、飲む直前に炭酸が入っていることに気づきました。わたしは炭酸が飲めません。それでもどうしても飲みたかったので諦めきれず、無理して炭酸を飲みました。舌が痛かったです。

 一人で生活する中で、症状は日に日に悪くなっていったので、ゴールデンウィークあたりからは実家に帰っていました。

 実家の朝ごはんは必ず卵かけご飯です。

 実家に帰っているときは日が傾く時間帯に、近くの公園で作業したりしていました。夕方が更けていくのを時間とともに感じていました。とても、いい時間を過ごしていました。

 梅雨時期になるとわたしは再び一人が恋しくなり、下宿暮らしへと戻ります。

  雨上がりに近くの神社に散歩に行ったときの写真です。当時使っていたカメラは今使っているカメラと違うメーカーのものだったので、色味がかなり今と違います。それも、少し、今見返すと不思議な感じがします。
 家の近くにいい空間が存在しているのだと知ったときでした。精神的な余裕は全くもってありませんでしたが、時間の余裕はかなりあったのかと思います。
 ちょうどこの文章を書いている今も、ドクダミがきれいな季節です。あれから一年たって、今わたしは二年生になった、その事が未だに現実として認識していません。大学に入学する前にずっと一人で過ごしていた時間が地続きになっていて、今もその上を歩いているような気がするのです。


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