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脳が変わるからこそ、運動するんだ!

はじめに

これを書いているのは2024年のGWの真っ最中の5月4日です。
でも世間のお休みとは関係なく、僕のジムQuestはパーソナルのお客さまで朝から賑わっています。

もちろん休日だからこそ心も体もリフレッシュしたい方もいらっしゃいますし、GWも関係なくビジネスがあり、その忙しい合間をぬって来てくださる方も。

ただほとんどの方に共通するのが今日のタイトル通り「脳が変わるからこそ、運動するんだ!」という想い。

もちろん「脳」というよりも「心」「気分」が変わると感じている方もいらっしゃいますが、その方の中で起こる変化も実は脳がもたらすもの。

だから「心」「気分」「思考のプロセス」を変えたいと思っている方にこそ、凡百のビジネス本・自己啓発本を読む時間があるのなら、ぜひ運動をしていただきたいと心から思っています。

そんな運動が脳に及ぼすポジティブな変化や最適な運動の方法について書きたいと思います。


こんな方にこそ・・・

集中力や記憶力を向上させたい。
不安や悩みを軽減したい。
仕事や趣味のパフォーマンスを高めたい


こんな方にこそ運動をお勧めしたい!

つまり全ての人に運動は必要なのです。


脳トレや心理学だけでは足りない理由

脳の神経細胞は運動に代表される外的刺激によって増加します。
これを神経可塑性と言います。
単に脳トレやサプリメント、食事では脳の構造を変化させることは難しいのです。

また一般的にストレス解消と言われる、飲酒、ゲーム、ギャンブルなどの娯楽は脳に習慣性のある快楽物質をもたらすことはできますが、それは一時的な「快楽追求」に過ぎず、根本的な問題解決や能力を高めることにはつながりません。

だからこそ依存性があり、理屈では明らかにバカげていても溺れてしまうのは「某通訳」の例を見れば分かるとおりですが・・・

運動がもたらす脳への効果

運動が脳にもたらす効果について以下に簡単にまとめました。

ストレスや不安の減少

運動によりドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質のバランスが改善され、心の平穏が促進されます。

やる気や集中力の向上

ノルアドレナリンの分泌が促され、集中力や作業効率が向上します。

発想の豊かさとアイデアの湧出

運動による脳の活性化が創造性を刺激し、新しいアイデアが生まれやすくなると言われています。

記憶力の向上

脳の海馬周辺の神経細胞が活性化し、学習や記憶のプロセスが強化されます。

人間関係の向上

運動による心理的な満足感や気分の安定により物事をポジティブに捉えたり、他人への許容範囲が広がることで、社交性が高まり、対人関係がスムースになる可能性があります。

食欲のコントロールとダイエットの成功

運動が食欲を調整し、適切な体重管理を助けます。

これらの効果は運動を定期的に行うことで得られ、脳だけでなくトータルなウェルネスライフに寄与します。

運動の最適な方法

あなたが脳にどのような変化をもたらせたいかによって、やるべき運動の強度、持続時間、運動の種類などの変数要素を最適に組み合わせることが重要です。
その中でも大切なのは運動強度です。

運動強度とその運動が脳にもたらす効果の違いについて以下に説明します。

低〜中強度運動(心拍数の最大の50〜65%)

1. ストレス軽減

低〜中強度の運動は長時間行えるため「エンドルフィン」(いわゆる「幸せホルモン」)や体内で作る大麻とも言える(もちろん中毒性も健康への悪影響もありません!)「内因性カンナビノイド」の持続的な放出を促します。
これにより、心理的なストレスが軽減され、気分が安定します。

2. 継続的な記憶力向上

この強度の運動は脳の海馬に良い影響を与えることが知られています。
海馬は記憶形成に重要な役割を果たし、穏やかな運動はこの領域の血流を改善し、新しい神経細胞の成長を促すことが示されています。

3. 集中力の持続

長時間行える運動は、注意を長く保つのに役立ちます。運動中には脳が活性化され、集中力が持続しやすくなるため、作業効率が向上します。

高強度運動(心拍数の最大の75〜90%)

1. 急速な認知機能の向上

高強度運動は脳の認知機能を迅速に向上させることができます。
短時間の高強度の運動は、脳に大量の酸素を供給し、脳細胞の再生を促すBDNF(脳由来神経栄養因子)の放出を増加させます。

2. 感情の高揚とポジティブな気分転換

高強度運動はセロトニンやドーパミンといった感情と気分をコントロールするホルモンの急速な放出を促します。
これにより、運動後の感情の高揚やエネルギッシュな気分がもたらされます。

3. 短期間での集中力と反応速度の向上

高強度の運動は脳の集中力を短時間で高め、外的刺激への反応速度を向上させます。
これはスポーツやその他の活動でのパフォーマンス向上に直結します。

運動強度と脳への効果のまとめ

低〜中強度の運動と高強度の運動は、どちらも脳に異なる形で利益をもたらします。
低〜中強度の運動は長期間にわたる心理的、認知的健康をサポートし、高強度の運動は即効性と高いエネルギーを提供します。
目的に応じて適切な運動を選択することが、健康的な生活において非常に重要です。

日本の現状と問題点

日本における脳と運動の関係性については以下のような問題点が考えられます。

・メディアや専門家の提案する運動が還元主義的(この効果を得るには〇〇が一番!と言った短絡的な表現方法)であり、個人には適合していないことが多い。
・厚生労働省の推奨する運動基準(メッツ)が、特定の効果を得るには不十分。

個別対応の重要性

つまり真に脳に効果をもたらすような運動を実践するためにはあなた個人の目的や現状の体力レベルに合わせて計画的に進める必要があります。
しかしあなた自身があなたの体力レベルを客観的に理解し、あなたの目的に合った運動の強度やタイプをプログラムし、実践するのは難しいのではないでしょうか?

パーソナルトレーナーの役割が重要

だからこそ本当に効果を求めている方には、「運動が体を鍛えるのではなく、脳を鍛えるのだ」ということを理解し、そのプログラム構築や指導法を熟知したトレーナーの指導を受けていただきたいと思います。

もし心と脳に対する効果を狙った運動を通してより良い人生を目指したい方で、その方法について知りたい方はぜひメールで問い合わせください。
メールアドレス= quest.traininglab@gmail.com

その際には「noteを見た」とお書きください。
それでいただいたご質問には必ず回答することをお約束します!
もちろんこのメールでのやりとりは無料です!

みなさんからのご質問、お問い合わせ、心よりお待ちしております!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!


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