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【ワークライフバランスなんてくそくらえ】-ワンオペ育児・フルタイムワーママが決めたこと

2021年1月、旦那がイタリアへ単身赴任で旅立ってから気がつけば7ヶ月が過ぎた。

激動のこの期間、2月には大きな組織変更により広報担当からリーダーに + 経営企画(アシスタント?)に業務が広がる。7月、またしても大きな組織変更とともに広報リーダーから、経営企画 + 広報で管理職と現場の結節点と言える役割を担うようになる。

業務領域が広すぎる。仕事はチームプレイとは言っても、今回そのチームを立ち上げるところからスタートなのだ。

どう見てもキャパオーバー。仕事も、子育ても。
けど、自分の能力と可処分時間の限界が見えているからこそ、泥臭く、今できることを頑張ってみたくなった。

「自分になんかできない」って知っているからこそやってみた。マミートラック、走ってたまるか。そんな最近の思いを書き殴ってみた。

旦那の単身赴任からワンオペスタート × 業務量・幅の爆増は、自分の「もっと変わりたい」のきっかけになった 


「今年は家庭の状況も大変だろうから、広報に集中して無理のない範囲でコツコツ成果出していこう」なんて、上司と年初に話していたのが懐かしい。いろんな偶然が重なり、自分のミッションが半年の期間にガラリと変化した。

誤解なきように付け加えたいが、私にはいくつかのタイミングでこの状況の変化に対して「拒否権」はあった。けれど、自分は自分の意思でそうしなかった。むしろ、ワクワクしてしまっている自分を抑えきれなかった。

私は今の会社に「まちづくり」に携わりたいと思って入社をした。
今の業務もまだ全然やりきれてないことはわかっている。けれど、広報組織・業務の取り組みかた・人材を育みながら、新しいことを任せてもらえるのは、より多様なかたちで「まちづくり」に関われるということ。

さらに、自分で全てをやるわけではない。仲間と適切に連携していくことの大切さを改めて意識した。

そして、自社で全てを完結する必要もない。優先順位を見極め、必要なことは外部の方等 プロフェッショナルの力をお借りするなど、成果の出し方を変えるしかないという納得感も同時に生まれた。

だから、その役割や職務領域の変化はそこまで抵抗感がなかった。ジョブ型雇用が加速していきそうな世の中で、それが良い選択なのかはわからないけれど、「多分、これ選んでも死ぬことはない」。そんな野生の感だ。

「自分自身が仕事を通じて変わること、成長することを子育てを言い訳に諦めたくない」
「目の前のチャレンジしてみたい仕事、今諦めるなんで絶対後悔する」


今目の前で起きている変化に、自分が素直にそう思い、ブレーキをかけたくなかった。結局、そう生きることを決めるのは自分だよね、って。

「時間さえあれば」と思う不毛さと、「子育てが終わったら」という非現実性


とはいえ、今までの仕事をこなし、少しずつ後輩に託しながらたくさんの新しい業務にもゴリゴリ取り組んでいく日々は尋常ではない状況だった。

特に直近の1ヶ月は広報業務が嵐のように沸き起こり、予想していなかった新たな引き継ぎ業務、ピンチヒッターとして対応しなければいけない業務が重なり、自分のできなさ・捌けなさに久しぶりに胃が痛んだり吐き気がしたり、不安からか夜中に毎日目が覚める期間が続いた。

休日も早朝から稼働して穴埋めをしたり、両親を頼りながらできる限りのことをやるしかなかった。

ワンオペ保育園児子育てフルタイムワーキングマザーに自由な時間などほぼ存在しないし、小学生ママの皆さんからは「小学校の方がもっとやばい」と脅されまくっている。(恐怖)

世の中のワーママ、まじでどうやって生き抜いてるの…?!って思うし、そんなできた人間じゃないので「ワーママ つらい」とか定期的にググってしまう。

けど、どう頑張ったって自分が子どもを持つ前より時間なんてないのだ。

仕事に費やせる時間が、同僚より少ないのは仕方がない。

やりたいことがたくさんある自分の選べることの数に限界があることも、ようやく諦めがついた。

勉強時間も限界がある。

けれど、全ては時間がないこをは言い訳にせずにできることを続けるしかないのだ。

時間の使い方を変えたことは前にちょっとだけnoteにも書いてみた。
ここからさらに色々変化させてるし、体調によっては上手く時間が使いこなせない時もあるけど、この現実に向き合えるようになったことは良かったと思う。

「時間さえあれば」と思ってもそんなもんはないし、「子育てが終わったら」なんて言ってる間に、あっという間に10年も20年も時間は過ぎてしまう。(これは子育てに専念している人を否定しているわけではなく、自分の選択はこうだったという話なのでそこは誤解のなきようにっ!)

若返って今できる経験をできるわけじゃない。
だから「今」、目の前のチャレンジをできるところまでやってみたい。


結局、誠実に直向きに、今できる限界ラインでチャレンジするしかない。そして多少無理しないとそれが掴めない。

「仕事も、生活もキラキラ!」なんてことは、特別優秀でもなく、凡人の私にはできない。髪振り乱し仕事も子育てもやってやるしかない。だから自分に対して「ワーママ、ワークライフバランスくそくらえ」宣言なのである。

早朝に起きて仕事したり学んだり。お昼休みも仕事のためにインプット。
おまけにグロービスマネジメントスクールで講座をとりはじめたり。子育て以外は、仕事ばかりの人生かもしれない。けど、それでもいいやって。むしろ、それを選ぼうって決めたのだ。限られた時間を、私は仕事にちゃんと使いたいんだって。

決めたことによって、自分の中で何かが吹っ切れた。

「失敗しても大丈夫だから」に支えられて


結局のところ、こんながむしゃらにできる・言えるのは周りのおかげでしかない。

今の仕事での役割は、「まずはやってみて、難しそうならペースを緩めていいから。」と、私が追い詰められないようにすごく温かく背中を押してもらっている。だからこそ、できる限りのことをチャレンジする覚悟になった。

あとは平日は基本ワンオペ育児しながら仕事しているけれど、いざというときに実家の助けを得られる環境にあることも大きい。(ガチのワンオペ勢の皆さんに尊敬の念しかございません。)

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あとは、この生活を一緒に頑張ってくれているのは、結局子どもなのであります。わりとママにベッタリ派なので申し訳ないなと思うところもあるけど、今を一緒に楽しみ続けよう。

行けるところまで、行ってみるよ。しかも、スピードアップしながらね!

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