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【CLE】ホップ…ステップ…〜前半戦振り返り・野手編〜

 お疲れ様です。いつも読んでいただきありがとうございます。Windiansです。
 私が定期的に投稿しているコンテンツとして「毎月の振り返り」というものがあります。皆さん読んでますか?月が変わって数日経ってから投稿している分、一定以上のクオリティにして投稿しているつもりです。しかし、そのせいで「前半戦の振り返りはそれに誘導すればいいじゃないか」という悪魔の誘惑が私を襲ってきました。ちゃんと前半戦を振り返りたいけど内容はダブらないようにしたい…と二兎を追った結果、文字数の割に物足りない充実度となってしまいました本当に申し訳ない。補足として以前書いた記事への誘導があるのは許してね🥺


1. 打撃面

 端的に言えば「実は調整期間だった」でしょう。とにかく貧打に苦しみ、4~5月のメインの勝ち筋は先制点を取って完封or1失点で守り切るという有様で、統一球時代の2000年代プロ野球を思い起こす息苦しい試合をしていました。現地5/8にはタイガースとの3連戦を前に、このようなチームスタッツが晒された出てきたほどです。

 5月中旬までこのような戦いを続けていましたが、下旬を境に劇的にチームが変わります。長くなりますが、以下が5/20をで分けたスタメンの成績変化です。

1番 Steven Kwan
 開幕~5/20 .263(171-45)  .352/.345/.697 wRC+ 96
 5/21~7/9   .262(187-49)  .320/.353/.673 wRC+ 89

2番 Amed Rosario
 開幕~5/20 .252(159-40)  .284/.352/.636 wRC+ 73
 5/21~7/9   .282(181-51)  .335/.370/.705 wRC+ 98

3番 José Ramírez
 開幕~5/20 .279(154-43)  .365/.448/.813 wRC+ 113
 5/21~7/9  .297(182-54)  .363/.555/.918 wRC+ 148

4番 Josh Naylor
 開幕~5/20 .233(133-31)  .286/.421/.707 wRC+ 88
 5/21~7/9  .364(162-59)  .393/.531/.924 wRC+ 153

5番 Josh Bell
 開幕~5/20 .229(153-35)  .343/.353/.696 wRC+ 98
 5/21~7/9   .232(138-32)  .291/.413/.704 wRC+ 93

6番 Andrés Giménez
 開幕~5/20 .230(152-35)  .304/.349/.653 wRC+ 82
 5/21~7/9  .266(154-41)  .335/.429/.764 wRC+ 111

7番 Will Brennan
 開幕~5/20 .214(98-21) .257/.286/.543 wRC+ 49
 5/21~7/9  .307(140-43)  .331/.471/.802 wRC+ 120

8番 捕手全体
 開幕~5/20 .145(145-21)  .239/.241/.480 wRC+ 36
 5/21~7/9   .208(178-37)  .257/.292/.529 wRC+ 51

9番 Myles Straw
 開幕~5/20 .230(139-32)  .321/.295/.616 wRC+ 77
 5/21~7/9   .241(158-38)  .288/.314/.602 wRC+ 65

捕手以外は以下より引用(開幕~5/205/21~7/9)

 打線の9人中6人で攻撃での得点貢献度が上がり、残り3人も微減に留めていますStraw直近で一気に悪くなったような…。思い当たる理由はありますが、もう書いてしまったのでこちらの記事をご覧ください。

 これだけ多くの選手が打てるようになれば当然チームの結果にも現れ、得点が爆増して勝てるようになりました。

月別の成績, Baseball Referenceより引用

 前半戦は、「ホップ、ステップ、ジャンプ」でいうと「ステップ」までは来たと思います。開幕当初は昨年地区優勝した面影が全然見られずどうなることかと思いましたが、名将Terry Francona監督のおかげもあり、各選手の打撃の調整ができてきました。後半戦はずっと厳しいわけでも緩いカードが連続するわけでもない、地味にキツい戦いがレギュラーシーズン終了まで絶え間なく続きます。まだ不安要素はありますが、強豪球団と戦う下地は固められたと言っていいでしょう。

2. 守備面

 打撃については割と詳しく書きましたが、こちらは軽めに終わらせます。なぜなら大抵の指標で30球団中10~15番目の数字と、中の上くらいで書くことに困る可もなく不可もなしといった内容だったからです。
 ポジションごとに見ると、主にセンターラインの守備で苦戦していました。昨年セカンドでゴールドグラブに選出されたGiménezは今年も流石の一言ですが、同じくゴールドグラブを獲得したセンターのStrawは平均程度に落ち、ショートのRosarioは一人でメジャー最低レベルのマイナスを作ってしまい、キャッチャーのMike Zuninoも控えのCam Gallagherと合算しても到底補えないマイナスを作ってしまいました(参照)。既にZuninoは6/16のDFA後にリリースされ、トッププロスペクトのBo Naylorと入れ替わりました。ですので、キャッチャーの守備はこれから改善されるでしょう。

3. 後半戦に向けて

 ガーディアンズはここ最近、買い手としてトレードデッドラインで大きく動くことは全くありませんでした。トレード「してほしい」候補はいますが、今のところ現有戦力+昇格してくるプロスペクトで戦うことを想定しています。強いて挙げるなら、以下のポジションは補強ポイントでしょう。

  • 守備は平均程度、打撃は平均以上の外野1人

  • おわり。

 えー…補強しなくてよくね???
 候補に上げた外野ですが、Strawのアップグレードが目的です。しかし、傘下AAAには最近調子を上げているÓscar Gonzárezや、トッププロスペクトのGeorge Valeraが控えています。彼らにライトを守らせ、ライトのBrennanをセンターに動かし、守備のダウングレードには目を瞑るという手もあります。そもそもStrawが攻守に大幅なマイナスを作っているわけではないですからね。
 DHも補強ポイントではありますが、契約が実質1.5年(来年が選手オプション)残っているBellを動かせそうにありません。需要があってトレードのパッケージに入れられない限り、補強せずこのままBellと戦うと思われます。
 幸か不幸か、ア・リーグ中地区は現時点で首位のガーディアンズでさえ貯金がありません。全6地区のなかで最も競争力が低いため、この戦力のまま戦っていても地区優勝する可能性は十分にあります。

4. 前半戦小ネタ集

 あらかた振り返り終わったので、最後に前半戦の珍プレー・好プレー的なものを紹介してこのnoteを締めようと思います。映像はガーディアンズ公式Twitterアカウントからの引用になります。他にもリプライや画像投稿などで煽りカスっぷりを存分に発揮したセンスに富んだ投稿をしているので、よければフォローしてみてはいかがでしょうか。

大賞(好プレー):Ramírezの単独ホームスチール

註:試合はこの裏に逆転サヨナラ負けしました。

大賞(珍プレー):Brennan、鳥を狙撃する

入賞:Bo Naylor、メジャー初ホームラン後に兄弟でハグ

入賞:公式、試合が長すぎて疲労困憊(13回裏終了時)

補足:延長に入ってからは、傘下A+の公式アカウントにリプ欄で何度も励まされています。

入賞:Bellの変態ホームラン

入賞:かわいいÓscar Gonzárez

入賞:Ramírez、自身初の1試合3HR+通算200号到達

1本目

2本目

3本目

入賞:Bo Naylor昇格に際し、公式がクソデカ超高画質画像を投稿

解説:Zuninoが大不振にあえぐ中、Naylorの一刻も早い昇格が望まれていました。しかし、一向に昇格させないチームに対し、一部のファンは負けた試合の結果ツイートに彼の顔写真を貼っただけのリプライをしていました。このツイートはそれに対する返答とお前らより良い写真を持ってるんだぞという煽りです。

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