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【CLE】ここまでの補強(のような何か)を振り返る

 お疲れ様です。いつも読んでいただきありがとうございます。Windiansです。
 大谷翔平デコピンの飼い主Juan Sotoフアン・ソトといった今オフ目玉の選手の移籍先が決まり始めるも、市場の動きが加速する様子はなかなか見えません。そんな中、ガーディアンズは一応マイナーな動きをいくつか見せていました。恐らく今後も大物選手と契約して「○○を獲得!」なんて大仰な記事を書くことはないと思うので、1年の終わりを一つの区切りにここまでの動きをまとめて紹介します。
 サムネイルは、年末に旅行に行けなかった分の資金で有馬記念に特攻したときの馬券です。このnoteとは一切関係がありません。「お金を注ぎ込んだ」っていうニュアンスがギリギリ被っているという理由だけで選びました。

※11/14にとマイナー契約を結んだが、ST招待がついていなかったため割愛
※日付は現地時間


1. 11/2 Alfonso Rivas(ウェーバークレーム)

 最初の動きは、パイレーツからウェーバーに掛けられていたAlfonso Rivasアルフォンソ・リバスのクレームでした。

 今シーズンはパドレスでスタートしましたが定着できず、途中からパイレーツでプレーしていました。守備位置がファーストと両翼ということですが、これは捕手もできて打撃も上なDavid Fryデービッド · フライと丸被りでした。そのため補強の必要性を感じられず、デプスの確保をしたという第一印象でした。
 球団は写真を用意してまで歓迎していましたが、後の動きの影響で12/15にDFAされ、エンゼルスにクレームされました。ですので実質補強していないことになります。

2. 11/6 Christian Bethancourt(ウェーバークレーム)

 次の動きはまたもウェーバークレームでした。

 Christian Bethancourtクリスチャン・ベタンコートは、昨シーズンはレイズでプレーしていました。ガーディアンズの捕手は、獲得前の時点で正捕手のBo Naylorボー・ネイラー、UTのFryしかいませんでした。そしてFryは捕手以外でのスタメン出場も少なくなかったため、最低1人ベンチスタートさせる捕手を作れない状況でした。Bethancourtも捕手以外にファーストを守れるため、控え捕手を確保しつつ、起用法にさらなる柔軟性を持たせられた動きができました。
 と思っていましたが、後の動きの影響により、12/10に金銭トレードでマーリンズへ移籍してしまいました。ですので、ここまでの補強はマーリンズから貰った僅かな金銭ということになります。選手は…?

3. 11/14 Adam Oller(マイナー契約・ST招待)

※1/27加筆:ST招待がついていたことがわかったため

 Bethancourtのクレームに喜んでいたら、1週間後Adam Ollerアダム・オラーとマイナー契約を結びました。
 Ollerは2022年にアスレチックスでメジャーデビューを果たしましたが定着することができず、今オフにマイナーFAを行使していました。昨シーズンのアスレチックスは投手陣のやりくりに非常に苦しんでいましたが、そのなかでも残れなかったのをみると戦力化はなかなか厳しいと思われます。先発とリリーフの両方で起用されていたので、デプス強化が目的と捉えていいでしょう。

4. 11/17 Scott Barlow(トレード)

 現時点で最も大きな動きは、Scott Barlowスコット・バーロウをトレードで獲得したことでしょう。

 今シーズンの彼は、トレードデッドラインで4年半プレーしたロイヤルズからパドレスに移籍していました。パドレスのペイロール削減に付き合う形にはなったものの、クローザー経験も豊富なリリーフを獲得できたのは良かったです。今シーズンは直近2年と比べて成績が下降しましたが、パドレス在籍時は成績の良い時期に近い投球ができていたので、不調からは抜けたと思われます。
 対価として残り3年保有できるリリーフで、ハイレバレッジな場面で成績が落ちるとはいえ比較的信頼度が高かったEnyel De Los Santosエンジェル・デ・ロス・サントスを渡したのはそれで良かったのかとは思いましたが。

5. 12/1 Jaime Barría(マイナー契約・ST招待)

 この選手は、エンゼルスファンの方には知名度の高い選手でしょう。

 Jaime Barríaハイメ・バリアは6年間エンゼルスで投げていましたが定着までは至らず、今オフFAとなっていました。今シーズンはパッとしない成績で終わりましたが、昨シーズンは好成績を残しているのでバウンスバックに期待です。また、今年のガーディアンズはリリーフが不安定だったので、近年先発から転向したBarríaにもチャンスはあります。スプリングトレーニングでのアピールに期待しましょう。それまで主戦場だった先発はShane Bieberシェーン・ビーバーがトレード移籍しない限り枠がないので、リリーフ起用と見ていいと思います。
 開幕メジャーが叶わなかったとしても、デプスを厚くできるのでいい動きだったと思います。加えて、今シーズン派手に投壊していたAAAコロンバスに加えられたのも大きいです。前期の最後は毎試合2桁失点してたのでね😩

6. 12/6 Deyvison De Los Santos(ルール5ドラフト)

 これも補強にカウントして強引に内容を増やします。

 Deyvison De Los Santosデイビソン・デ・ロス・サントスは、今シーズンは通年でダイヤモンドバックスのAAでプレーしていました。A+までは.380を超えていたBABIPはAAでようやく落ち着き、まだまだ粗さはあるものの光るものがある逸材という成績になりました。メジャーはおろかAAAすら経験がないので、いきなりメジャーで戦力となるかは未知数です。
 ルール5ドラフトの制度上、彼を保有し続けるにはメジャーに居させ続けなければいけません。同ポジションにはトッププロスペクトのKyle Manzardoカイル・マンザルドが控えているので、遅くとも彼が昇格してくるタイミング(恐らく6月中)までに保有し続けるか決めることになります。

7. 12/12 Ben Lively(メジャー契約)

 まさかメジャー契約で選手を獲るとは思いませんでした①

 Ben Livelyベン・ライブリーは最近増えてきた一度KBOに渡ってからメジャーに戻ってきた選手で、今シーズンはレッズでプレーしていました。先発、ロングリリーフの両方で起用されていましたが、ガーディアンズにはその枠にHunter Gaddisハンター・ギャディスXzavion Curryイグゼイビオン・カリーがいます。しかも、メジャー契約とはいえ年俸は$750Kと、最低年俸よりちょっと高いくらいです。メジャー契約とはいえ立場は非常に危ないので、まずは彼らとの競争に負けずに頑張ってもらいましょう(だったらST招待付きのマイナー契約で良かったんじゃ…)

8. 12/15 Austin Hedges(メジャー契約)

 まさかメジャー契約で選手を獲るとは思いませんでした②

なんで紹介写真が上裸なの…?

 日本で着々と人気を増やしているAustin Hedgesオースティン・ヘッジスは、1年ぶりのガーディアンズ復帰となりました。昨オフFAとなってパイレーツと契約し、トレードデッドラインでレンジャーズへ移籍したHedgesセクシー。メジャートップクラスの守備と最低クラスの打撃という極端な能力の持ち主ですが、控えとして備えてくれるのであればこれほど頼もしい存在はありません。もしかしたら2,3試合に一度はスタメンマスクを被っているかもしれませんが…。
 彼にはプレー面だけでなく、2年目を迎えるBo Naylorネイラー次男の指導役、そしてロッカールームのリーダー的存在としても期待しています。直近1年間はチームを離れていましたが、まだまだ知った顔は多く残っています。José Ramírezホセ・ラミレスJosh Naylorネイラー長男と共に、若いチームをまとめ上げてもらいましょう。

9. 12/26 Estevan Florial(トレード)

 メジャー確定ではないですが、これも含めて強引に内容を増やします。

 Estevan Florialエステバン・フロリアルは2020年にヤンキースでメジャーデビューするもチャンスを活かせず、今年も大半をAAAで過ごしていました。今年AAAでは28ホームランを放ちましたがメジャーではゼロ、通算でも計134打席で僅か1本と、メジャーの壁にぶつかっているようにみえます。今シーズンの成績はサンプルが少ないとはいえWill Brennanウィル・ブレナンRamón Laureanoラモン・ラウレアーノと同等かそれ以下なので、まずはレギュラー争いからでしょう。
 対価で出したCody Morrisコディ・モリスは、95マイルの4シームとチェンジアップを武器にメジャーに到達したものの、度重なる怪我の影響で満足に稼働できていませんでした。チームとしても起用方法に困っていたので、新天地での活躍に期待しましょう。

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