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「効果的」にするために「細かく具体的」かつ「簡潔」な指示をする

みなさんこんにちは。
部活のメニューや進め方に迷いながら、指導でも迷う場面がまた増えてきて、マネジメント、運営って難しいなぁと改めて感じております。
大学3年生の大杉と申します。

さて今日からは、そんな迷いの多い中で、少しでも自分の学びや改善点を残しておいてこれからの活動に活かしていけるようにnoteにまとめていくことにしました。

これまでにもいくつかそういった部分に関する投稿はしていますので、それらも改めてマガジンにまとめておこうと思います。

さて今日は、運営の際に大切な「声かけ」「指示」にフォーカスします。


活動中の「指示」

今回前提としておくのは、例えば部活中に他のメンバーに準備の指示をしたり、指導中に他のコーチに準備や声かけの指示をしたりといったように、

何か連続的に活動をしている中での声かけでの指示

というところに絞ったお話です。
もしかしたら、その他ビジネスシーンなどではより良い指示の方法があるかもしれません。


声かけの目的

この時の声かけの目的は、

  • 他の人との連携を図り、より効率的な運営を目指す

  • 何をするかわかっていない人に向けて、やるべきことを伝える

  • 趣旨にそぐわない行動をしている人に、正しい行動を伝える

  • 自分のしたい運営ができるように、その他の人に協力してもらう

などなどが挙げられると思います。

少し自身の現場に合わせてイメージしてみてください。
おそらく他にもあると思うので、何が重要なものを見落としていれば教えていただけると幸いです。


声かけで重要なこと

さて、特に指導中など時間の限られている中での指示で重要なことは何でしょうか。

私が思うに、

  • 受け手がすべき行動がはっきり受け手に理解できるように伝える

  • 簡潔に伝える

  • (受け手の学びにつながる声掛けをする)

これだと思います。
3つ目に関しては場合によってはというところでもあるため、一旦()で括らせていただきます。


受け手がすべき行動がはっきり受け手に理解できるように伝える

まずはこれです。

受け手が理解できる文脈、内容でないと、改めて伝えなければならないという手間が増えたり結果的に自分でしたほうが早いということになったりします。


的確に伝えられるようにするために意識すべきこととしては、

  1. 5W1Hで定量を意識する

  2. 自分の常識で話さない

  3. 完成図、ゴールを明確にしておく

ことが必要です。


5W1Hは何となくイメージできるかと思います。
わかりやすく例を挙げます。
道具を設置してもらいたいとき

・次の準備でコーン並べてください
・〇〇さん、次のゲームで必要なコーンを1m間隔で5個、あの白線に合わせておいてください

どちらの方が受け手が理解しやすいでしょうか?
当然後者かなと思います。

特にまだあまり関わりのない人、やったことのないことをする場合には意識すべきことで、簡潔に伝えようとしすぎて前者の伝え方ばかりになってしまうと、あとあと自分の思っていたものと違う伝わり方になってしまうことがあります。


自分の常識で話さないことも、相手にわかりやすく伝えるために必要な要素です。

専門用語や自分の周りだけで通じる言葉を無意識に使ってしまうと、うまく伝わらず円滑なコミュニケーションができないことがあります。

当然それを使った方が話しやすいし短い文節で終えられることもあるかもしれませんが、逆に伝え直したり自分が介入したりしないといけないこともあるということは常に意識しておくことが必要です。


最後に、ゴールや完成図を共有しておくことは、そもそもの指示の時間を減らすことにもつながります。

あらかじめ「こうして欲しい」を図やメモも用いながら伝えておくことで、受け手も「最終的にこうなればいいんだ」というイメージがつきやすくなります。

ただ、当然共有しても一度で覚えきれないところ、どうしても抜けてしまうところもあるため、そういった際に声掛けや指示が必要になるのです。


簡潔に伝える

さて、これまで「細かく具体的に」伝えるという話をしてきましたが、簡潔に伝えることも当然重要です。

まず簡潔に話すことのメリットですが、

  1. 指示の時間を短く、行動の時間を長く取れるようにする

  2. わかりやすく伝える

ことがあげられます。

簡潔に伝えられるようにするには、伝え方のノウハウを知ること、経験を積んでいくことが大切です。


この「具体的」と「簡潔」一見矛盾している言葉のように感じますが、目的としているところは同じなのです。

どちらも指示を効果的に、時間短縮することにつながります。


悪い指示

ここで、悪い指示はどんなものだろう、と考え、自身のレッスンも振り返ってみたのですが、一つだけすぐに出てくるものがありました。

それは、

指示をした側が指示が通らなくてイライラする

時です。

これまで何度も「なぜ指示通りに動いてくれないのだろう」、「ちゃんと事前共有もしているのに」と思う場面がありました。

その時の声かけを振り返ると、準備してくださいというだけの声であったり、不特定な誰かに対しての声かけだったりが多かったような気がします。

せっかく自分が指示したのに通らないということは正直よくあるかと思います。
ただ、それを一概に相手のせいにするのではなく、

  • 自分の伝え方は適切だったか

  • 相手に的確に伝わっていたか

  • 事前の共有はできていたか

なども振り返ってみることも必要ではないかと思います。


具体的に、簡潔に

指示は、完璧に伝わると迅速かつ効率的な連携を生み出し、求める活動の運営を素早く、適切に行うことができるようになります。

しかし、その方法を間違えたり不適切な指示になってしまったりした場合、むしろ非効率な、逆に手間の増える結果になることもあります。

自身の求める運営のため、必要な指示はどういうものなのか、どう伝えればいいのか、常に考えながら実施していくことが重要です。

そして当然ながら、相手を否定しない声かけ、相手の行動や気持ちを考えながらの声かけをすることも非常に重要です。

これからも、少しずつ現場での学びのアウトプットも増やしていければと思います。
これからもぜひご覧ください。
それではまた!

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