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DEAD ENDへの進入を、ストリートライディングの美とボクは思わない。 - PART2

PART1をまだ読んでない方はコチラ

そもそも地下駐車場に降りるのが何故ダメなのか?
簡単な話、おりた先にすぐ上がってこれる道の存在が保証されていないからである。もちろん、来た道を引き返すための急停止も避けたい。
くだってしまった場合に、それに使った道以外に選択肢がなければ、その道を戻ることになる。
街を普通に走っていても、同じ道を引き返すことほど野暮なことはない。
できれば違う景色を見ながら、違う道を通って違う場所に行きたいものである。

また、こうも考えられる。
仮にあなたが警察や危ない人物から追われている時、絶対に、地下駐車場や先の見えない道へは進みたくないだろう。必ず、悔しい、怖い思いをするから。

僕が提唱するストリートライディングの美とやらには、「そんなこと言ったらBMXのトリックなんか無駄ではないか」と思われる方も現れるだろう。
しかしここでいうストリートライディングの美とは、自転車で街を走ることに知識、技術や経験、感性と度胸を調味料やスパイスとして加えたものであり、BMXのトリックを掛け合わせれば、”BMXの”ストリートライディングの美へと進化するだけなのだ。

自転車で街を走るだけでストリートライディング、自転車で買い物に行くだけでもストリートライディング、自転車通勤するだけでもストリートライディング、自転車で警察や危ない人物から逃げるだけでもストリートライディング。

さらに、効率の良い走り方や道順を知り、他人に迷惑をかけない走りを磨くことでストリートライディングの美になる。
そこへ、足元にひかれたアスファルト以外で街を形づくる構造物である、手すりや階段、壁や縁石そして花壇まで、ありとあらゆる三次元的なものを利用することで、走りに別次元の美を追求できるのである。

頭では理解したつもりでいても、いざ言葉にすると難しいものである。


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