グリーフケア ゆり

グリーフケア ゆり

最近の記事

幼稚園卒園&小学校入学の頃

私の子供の頃を話をします。 妹が亡くなったのは、私が5歳の時。7月の終わりでした。 1.赤ちゃん返り 私は長女でした。ちょっと不器用で、引っ込み思案で、でも割としっかり者のお姉ちゃんだったようです。 私たち姉妹をいつも可愛がってくれてる、お向かいさん家のおばちゃんがいました。 その人は、夫婦2人とワンちゃんの暮らしで、子供はいませんでした。 おばちゃんは、きれいで、優しくて、料理も上手で。 いつもワンちゃんのお世話をしていました。 そして、私の家に来て、私たち姉妹といっ

    • 考えよう ~グリーフとは~

      1.グリーフ=家族との死別か?  私は「あめのちはれ」が主催する「わかちあいの会」を通じて「グリーフケア」という言葉に初めて出会いました。  その際、私が家族との死別を経験したときに感じた悲しみや喪失感、これを「グリーフ」と呼び、そのグリーフを癒すのが「グリーフケア」だと知りました。  しかし、その後、少し調べると、死別以外の別れ(例えば、離婚)を経験した時も、同じように悲しみや喪失感が起きる場合があり、それも「グリーフ」だと知りました。  一方で、仮に家族との死別だっ

      • 妹の記憶

        私の妹は、4歳の時にお空に行きました。 この当時、自分が「死」というものを理解していたかどうかは定かでないけれど。でも、もう会えないんだってことは理解できました。 悲しかった。本当に、ほんとうに悲しかった。 それから、言葉に言い表せない感情を、私はずっと抱えて生きてきました。 妹がお空に行った後、両親や周りの大人達から、楽しかった頃の思い出を何百回も聞かされました。 だから、私の中にある思い出は、私の記憶なのか、それとも、大人達によって上書きされて、記憶だと思い込まされた

        • 妹との死別を振り返って 〜喪失の幼少期、グリーフケアに出会った現在〜

          こんにちは。 自己紹介します。 喪失の幼少期 私は5歳の時に妹を亡くしました。 妹は、三輪車を爆速で乗り回す活発な子でした。 それなのに、ある日、突然、心臓が止まってしまいました。 救急車で運ばれたけど、それっきり。 二度と帰ってきては、くれませんでした。 私は当時の自分の状態を覚えていません。 後から振り返ってみるに、悲しみと喪失感で、心も身体もぐちゃぐちゃでした。 記憶を無くし、時間も止まってしまいました。 小学校の入学式も、その後の学校生活も、低学年の頃のことは、

        幼稚園卒園&小学校入学の頃