見出し画像

グリーンズと出会って、闇落ちしていた就活生がほしい未来をつくれる社会人になった。

「グリーンズと出会って人生変わっちゃった」という個人の変容を掘り起こす新企画「グリーンズとわたし」。今回はジョブチームのスタッフあかねさんにインターンおかでぃが公開インタビューをしました。

「グリ―ンズとわたし」がどういう企画なのかはこちらより。

<プロフィール>
岡本あかね(おかもと・あかね)さん
グリーンズには、自分をいかす仕事に出会うための採用支援事業「(旧)グリーンズ求人」の「グリーンズジョブ」へのリニューアルを機にジョイン。企業の新規事業開発を支援する会社で働きながら、グリーンズジョブではプロジェクトマネージャーとして事業推進業務に携わっている。ソーシャルバーPORTOで月に1度日替わり店長もしている。
#グリーンズジョブスタッフ #グリーンズピープル #greenz.jp読者

あかねさんにとって一番印象的な変容があったのは、就活生だった頃。

今となっては穏やかなあかねさん、当時は不条理なことがまかり通ってしまう社会の構造に対して怒りを感じていました。

”とある携帯販売の派遣バイトを行っていた時、もっと安いものでも十分なのに、会社側の都合で「一押し携帯」を売ったほうが評価されるという状況に違和感を感じたんです。メーカーがいて販売代理店がいて小売店がいて、そうした大きな業界構造の中で、フラットな良し悪しだけではない力が働いているところに加担するのが、私にとってはしんどかったです。
だったら、そもそも何を売るべきか考えたり、自分が売るもの自体に共感しているものにコミットする方が私には向いているなと思いました。”

そこから、既存の物をただたくさん売るだとか、自分が共感していない物を売る仕事はしたくないという想いが生まれました。

共感できる仕事につきたい。
社会がよりよくなることに命をつかいたい。

そんな希望をもって就活に臨んだものの、なかなか理想的な会社に巡りあえません。

さあどうしよう。入りたい会社もなければ、やりたい仕事もない。

企業の社会的な意義を体現する活動を考えるような、CSRのブランディングなら近いかも?と思い、広告会社を受けました。

最終面接まで進んだものの、「社会的に良いとは言えない商材を売る会社の営業に配属されても、頑張れますか?」と聞かれたとき、我慢して働くのは無理だと思ってしまったし、自分の気持ちに嘘はつけなかった。

結局会社は決まらず、就活をやめたあかねさん。
社会に対する怒りと自分に対する無力感だけが残りました。
自分の気持ちに正直に向き合った結果、未来が見えなくなってしまいます。

そんな闇落ち真っ只中、greenz.jpを知ります。

当時「ほしい未来は、つくろう」というタグラインで活動していたグリーンズ。まだまだソーシャルな領域のメディアが少なかった時代に、国内外問わず、ほしい未来をつくっている記事に励まされたんだそう。

社会に求めるのではなく、自分が動くべきなんだ。今いる場所でできることをコツコツやっていけば、こんな社会のなかでもほしい未来をつくれるかもしれない。greenz.jpの記事からそんな気づきと希望を得ることができたのです。

それ以降、「ほしい未来をつくる」という根柢の意識変容のもと、インターンとして参画したissue+designに縁あって就職することに。issue+designでは、「社会の課題に、市民の想像力を。」をコンセプトに、ただ与えられた役割をこなすのではなく、「なにをすべきか」から考え、0から1を生み出す仕事をします。
そう、ほしい未来をつくる仕事に就くことができたのです。

現在は、「昔の自分に届けたい」という想いでグリーンズジョブに携わっているとのこと。なんと素敵なモチベーションでしょう。就活時にうんと悩んだあかねさんだからこそ、「自分をいかす仕事」を探す人に心から寄り添ったサービスをつくれるんですね。自分が共感できる仕事に就くことができた経験を、自分だけにとどめず、他の求職者のみなさんにも提供するべく頑張る姿はとてもカッコいいです。

さらに、グリーンズジョブで働くなかで新たな変容の芽生えが。

”グリーンズジョブに掲載されるような企業や自治体さんは、地域の資源をいかした事業を今後の社会のために長期的な目線で頑張っていてカッコいいんです。私は今のところ自分の住む地域に貢献できていない。地域での暮らしと活動が密接してつながっているのが素敵だなと感じます。”

自分の活動が、自分の暮らしにつながるチャレンジをしてみたいと話すあかねさん。グリーンズジョブに携わることで起こった新たな意識変容が、今後のあかねさんの変容にどうつながっていくのでしょうか?とても楽しみです。

最後に、あかねさんにとっての「いかしあうつながり」とはどんなものなのか聞いてみました。

”通常ビジネスの領域では「こういう事業をやるので○○の役割が何人必要です」みたいな、先に役割があって後から人が就くことが多いです。それによって効率よく前に進んでいくからいいことではあるんですが、「いかしあうつながり」はそれとは対極にあるんじゃないかなと思います。先に人がいて、そこに集った人たちのやりたいことや得意なこと、ニーズといった、人から生まれることを大事にする考え方なのかなと思っています。実際グリーンズジョブもそうやって、集まってメンバーでビジョンを考え、それに対してどう貢献したいかというところからチーム作りをしました。”

一度は闇落ちしかけた不条理な側面もある社会のなかで、希望ある未来をつくるあかねさん。今も当時の違和感や怒りが原動力になっているんだそう。greenz.jpに救われたあかねさんが、グリーンズジョブとどんな未来をつくっていくのか。あかねさんの隠れファンクラブの私は応援・サポートできたらと思う限りです。

編集後記
あかねさんのお話を聞いていて、「生み出す」というニュアンスを持った言葉や経験が多く出てきたなという印象を受けました。「何をすべきか考えるところからやりたい」という就活時の方向性や、issue+designで「0から1をつくる」仕事をされていたこと、グリーンズジョブの「立ち上げ」から関わったことなどなど。だからこそ、いかしあうつながりについての問いへの回答が「人から生み出されるもの」になったのだろうなと思うと、いかしあうつながりの回答には個性がでて面白いとまだ2回目にして思いました。

変容が起きたのは就活時代とのことでしたが、私もつい最近まで就活生だったということもあり、社会に対する無力感や不安にはとても共感しました。就活をやめるという決断に踏み切ったのも、自分の心に正直に向き合ってのことだと思うのですが、それを諦めやり過ごそうとしている就活生にとって、しっかりほしい未来を実現したあかねさんの姿は希望だなと感じました。あかねさんの変容が、同じように悩む現代の就活生に届き、彼らの新たな変容につながりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?