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鎌倉であじさい満喫 1DAY TRIPプラン

もうすぐやってくる梅雨の季節。毎日のように、じめじめとしたお天気で、なんだか気分まで曇りがち。

そんな時期でも毎年、日常に彩りをそえてくれるのが“紫陽花”です。今回は鎌倉であじさいを満喫できる日帰りプランをご紹介します。

鎌倉ってどんなところ?

Photo by MATCHA

神社仏閣などの歴史的遺産や海、山などの豊かな自然環境に恵まれた古都・鎌倉。神奈川県鎌倉市に位置します。

Photo by ぴーさん

東京からは電車で約1時間ほど、横浜からは約30分ほどで行くことができます。飛行機を利用して関東に来る場合は、羽田空港からのアクセスがよく、便利です。

昔から鎌倉は、色鮮やかなあじさいが多く咲くことで知られています。三方を山に囲まれている鎌倉は、もろく崩れやすい土壌とされていました。そこで土砂崩れを防ぐ役割として、地面に根を広く張るあじさいが多く植えられたのがはじまりとされているそうです。

Photo by 楽天トラベル

あじさいの見頃は6月初旬から下旬頃ですが、大変な混雑が予想されます。そのため、5月下旬の咲き始めを狙うのも良いかもしれません。見頃時期は例年と前後する場合もあるため、目的地の状況をHPやSNSからチェックすることをおすすめします。

9:00 明月院めいげついん

JR北鎌倉駅から徒歩10分ほどにある明月院。
「あじさい寺」という別名があるくらい、鎌倉でもとくに人気があるスポットです。“ヒメアジサイ”という幻想的な青が特徴のあじさいが数千本咲いて、「明月院ブルー」と呼ばれています。

Photo by じゃらん

まずは「鎌倉石の参道」。両脇から溢れんばかりのあじさいに包みこまれ、一歩一歩山道に向かう階段を味わいながら登ります。

Photo by 湘南人

境内には「悟りの窓」と言われる丸窓もあり、ぜひ一緒に見ておきたい場所です。

青いあじさいの花言葉:辛抱強い愛情

満開のあじさいの中にはハート型をしたものもあります。見つけたときはとても幸せな気分になるので、ぜひ探してみてください。

11:00 和彩 八倉

Photo by ひとぴちゃんさん

明月院であじさいを楽しんだら、ひと休み。ランチタイムのお食事処はどこも混雑が予測されるため、早めに向かうのが鉄則。
JR横須賀線 鎌倉駅に着いたら徒歩5分。情緒ある店内で、ゆったりくつろげます。

こちらは湘南の魚と鎌倉野菜を使用した和食料理店。朝獲れの生しらす丼や釜揚げしらす、お刺身、天ぷらなどメニューも豊富です。

私もいただいた一番人気の「釜揚げしらす丼」はご飯の上にたっぷりとしらすが敷きつめられ、小鉢や香の物、お吸い物、茶碗蒸しもついています。しらすはふっくら柔らか大きめで優しい味でした。副菜も丁寧な味付けがされ、ボリュームもあり大満足でした。

13:00 長谷寺

Photo by 長谷寺

創建1200年以上の歴史がある長谷寺。江ノ電 長谷駅から徒歩5分にあります。

緑深い観音山の裾野から中腹に広がる境内は、四季を通じて花が絶えることのない「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれているそう。

海からもほど近く、敷地内の見晴台からは海や長谷周辺の街並みを見渡せます。

約2,500株のあじさいが咲き誇り、ピンクや紫、青や白など色とりどりなあじさいが見られます。

境内には3箇所、良縁地蔵が置いてあるのだとか。木陰で優しくほほ笑むお地蔵さまを見つけるとなんだか心が和んでしまいます。

あじさいの時期は拝観者との混雑を避けるため、拝観券とは別に「あじさい入場券」が必要となるのでご注意を。

15:00 高徳院

長谷寺から徒歩約10分。鎌倉といえばこちらの「鎌倉大仏」も外せませんね。大仏の高さは11.31m(台座を含めると13.35m)、重量約121t。現在の金鋼仏は1252年(建長4)に鋳造が始められ、仏像としては鎌倉で唯一の国宝に指定されています。

Photo by 鎌倉大仏殿高徳院

どーんと鎮座する鎌倉大仏は大きいだけでなく、その美しさでも知られています。歌人の与謝野晶子は「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は美男におはす 夏木立かな」と詠み、大仏の奥にある観月堂のかたわらには歌碑が建てられています。

また、大仏の体内拝観もたった50円です。700年以上前の人々が高度な技術を駆使して大仏を作った過程を知ることができます。なかなか大仏の中に入れる機会も少ないため、ぜひ体験してみてください。

15:30 由比ヶ浜

長谷駅から南側に向かって徒歩5分。綺麗な海辺をお散歩できます。穏やかな波の音と潮の香りが気持ちを落ち着かせてくれます。地平線をぼんやり眺めるだけでも、ゆたかな時間を味わえるでしょう。

16:30 茶房 雲母

Photo by たびらい

最後は江ノ電で鎌倉駅に戻り、甘味処へ。
駅からお店まで約10分の道程ですら、風情を感じることができます。茶房 雲母はふっくらと大きな白玉がかわいい、人気あんみつ店です。

白玉は「茹でたて」なだけあって、口に含んだらほんのりとした温かみと優しい甘さが口に広がります。濃厚な宇治抹茶ソースをかけ、北海道産のなめらか餡と一緒に食べれば、幸せでとろけそう。

また甘いものを食べた後には、塩気が嬉しいものですが、山形名物「晩菊漬け」と昆布茶がお口直しの一品として付いてきます。
お店の方の細やかな心遣いが感じられる名店です。

雨の日にこそおでかけを

Photo by PAKUTASO


しとしと降る梅雨の雨を受けて、優雅に咲くあじさいは、私たちの心にうるおいを与えてくれます。
たまには雨の日にも、おでかけをしてみてはいかがでしょうか。

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