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出逢いが人生のすべて

2022年5月
唐津シーサイドキャンプ前日、現地に前入りで
宿泊するために、布団など一式を乗せた車で
授業終わりの娘を高校へさらいに行く。

フェスの予習用のプレイリストを作り、
車で流しながら2人で私の地元へ向かった。

私 この曲がビーバーで1番好きな曲
娘 へー
私 これこれ、この曲が1番歌詞が刺さる
娘 あっそ、寝る
私 。。。。。

娘はパパに勧められるものには一切興味ない。

そしてフェス当日
早朝からスタッフ全体ミーティングが行われた。
私と娘は親子で参加してるためペア、しかも
私はフェス運営の仕事はある程度こなせるので
娘とメインステージの警備と禁止事項プラカード
担当
を任せられる。

本番前、娘にプラカードの扱い方について色々
レクチャーしている時に、フェスのトッパーを
乗せたハイエースが到着し、ステージ横に寄せ
そこからアーティストたちが降りてきた。

SUPER BEAVERだ。最初にぶーやんが綺麗な
サラサラロングヘアをなびかせて、お洒落なシャツに、黒スキニーで降りて、その後メンバー、
そしてカメラマンの青木カズロー氏(写殺)。

娘は、車から降りてきた彼らのオーラに見惚れ
少しの間、動かなかった。そして一言こう言った


「ヤバ」

とはいっても私たちは今日はお客さんではない。
よし!仕事仕事!今日は頑張ろう!と声をかけ
注意書きが書かれたプラカードを持って会場を
歩く。そして開演前に私と娘はステージの両脇の
巨大スピーカー横の配置につき腰を落とした。

唐津シーサイドキャンプ メインステージ
トッパーSUPER BEAVER 一曲目「美しい日」

お客さんではなかったが、娘が人生で初めて
浴びた、生のバンド、生のライブ、生の音楽だ。

その日は真夏かと思うくらいの炎天下。
ステージのバックには水平線が見える最高の
ロケーションに、会場に溢れるたくさんの笑顔。
SUPER BEAVERから始まり、トータス松本、
フジパブリック、奥田民生で一日目を終え、
翌日はまた別の配置を担当して、会場より離れた
第二駐車場の警備を娘と2人で頑張った。
様々な経験をし二日間のボランティアを終えた。

帰りは、私はクタクタで車の運転していたが
娘はずっとSUPER BEAVERを聴いていた。
すごく覚えている。とても嬉しかった。

この日から、私の家族は少しずつだが
音楽を通じて、暮らしに変化が出てきた。

美しい日 SUPER BEAVER

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