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柄シャツ

最近、身内ノリに対して少しネガティブな投稿が
ちょっとだけ話題になった。

小箱になるほど身内ノリがきつい的な内容。

おそらく投稿した子もそんな悪気はなく
はしゃいでるのが自分の友達じゃないので
少し苦手という気持ちを呟いただけだと思う。

しかしSNSの悪いとこでもあるが
よくぞ言った!と言わんばかりの心無い言葉が
ライブハウスを楽しんでる子たちに降ってきた。
一部ではその子たちを痛い目に合わせようかなど
見るに耐えれない投稿もあった。

ライブハウスの関係者も、バンドマンたちも
その子の意見を否定しないよう配慮して静観し、
一部のカッコいいバンドマンは、でもお嬢ちゃん
こんないいとこもあるんだぜと優しくオブラート
に包んで自分が思っているライブハウスを語る。

小箱の身内ノリなんてライブハウスの宝だ。

ドーム、アリーナ、ホールなどのコンサートは
ライブ前や後は沢山の身内で溢れかえっている。

待ち合わせしたり、再会したり、写真撮ったり、
互いに今日がどんなに楽しみだったか話してる。
みんな最高の笑顔だ。私が初めてミスチルの
コンサートに行って感動したあの景色だ。

Zeppなどのデカ箱のライブハウスも同じだ。
気心が知れた身内同士で看板の前で写真撮ったり
タオル掲げてポーズ撮ったり、そこに遅れてきた
友達が合流すると歓喜の嵐だ。バンドマンたちに
遭遇でもしたらもう嬉しくてしょうがない。

でもね

小箱のライブハウスは、身内がいたとしても
1組か2組、フロアがガラガラなんてザラだ。

しかも小箱はチケ代が安いので、中高生や学生
の割合が多い。でもそのほとんどが最初は一人
ぼっちだった子ばかり。少しずつ友達になって、
少しずつ知り合いが増えて、お客さんがいない
バンドマンたちを一生懸命応援してる子たち。

まぁ、少しくらいハメを外したとしても
大人なら誰でも許せるかわいい範囲だ

例えば

小箱にたった1組しかいないその身内の集まりが
デカ箱でワイワイしてる人たちと同じように、
小箱でワイワイすれはどういう印象か、、

そりゃ目立つ笑。投稿した子の気持ちもわかる!
その中には入れないよね、
知り合いじゃないから引くよね、

でもガラガラの時から応援してきて、少しずつ
お客さんが増えてきたら、小箱の若い子たちは
そりゃあ嬉しくてキョロキョロ周りを見渡して
嬉しさで舞い上がって声も大きくなるし
友達が合流したらみんなで喜ぶよね
Zeppとかで集まってる子たちと変わらない。

関係者からしたら微笑ましい光景だ。

でもきっと投稿した子も音楽が大好きだと思う。

ライブハウスで友達と会ったら笑顔で喜んで
一緒に写真撮って、バンドマンに遭遇したら
テンション嬉しすぎてはしゃいでしまう。

もしその子が遅れて登場すれば友達は喜び
こっちだよと手招きしその子も喜んで合流する。

小箱にいたら立派な身内ノリだ。

でももし、私は友達と身内ノリ楽しんでいいの!
でも知らない子たちは、私が小箱に来たときは
身内ノリしないで、大人しくしててほしい、
とかだったら少し拗らせ気味だが、多分違う。

でも今回の投稿のリプ欄には、多少身内ノリに
対して拗らせ気味な投稿もあった。

身内ノリがイヤでライブハウス行けなくなった、
身内ノリがイヤでライブハウス行かなくなった、
身内ノリがイヤでそのバンドから離れた、

いや、それ身内ノリ関係者ない、、

そんなの、フェス大好きな人がフェスに行く途中
みんなで集まってイェーイとタオル掲げてる写真を撮ってる子たちがいたら、もう萎えた、と
フェスに行くのをやめて引き返すと同じだ。

身内ノリのせいで行かなくなったじゃない
身内ノリのせいにして行かなくなっただけだ。

私は自分の好きなことに関しては
絶対に他人に決定権なんか渡さない。

人のせいにするのはとても便利だ。
でも世の中すべて物事を決めるのは自分だ。

あなたが見たライブハウスのその光景は
その人たちの人生のたった1日の、たった数分。
それだけで、その人のことなど分かるわけない。

もしその中の誰かが、昔から自分の身近にいた
としたら、もしかしたら、人生でかけがえのない
親友になっていたかもしれないような人たち。

話してみると案外いいやつかもしれない。

私もライブハウスに行き始めた時、そこには
全身柄シャツの超怖そうな小箱の番人がいて
本当に足がガクガク震えて怯えていた。
でも話してみると、不器用だけど、とても純粋で
友達想いのいい男で、今では最強のマブダチだ。

まぁ色んな論争はあるが、音楽を好きな人は、
みんなの楽しいをみんなで認め合って、
みんなで一緒に音楽に救われていこう。
ラブ&ピース。

小箱のライブハウスは、人は沢山はいないけど
キラキラしたものがあるとても素敵な場所だよ。

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