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割と一途なツンデレちゃん。東京生まれ、千葉在住の車椅子族。ミュージカルと香水の民。時々…

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割と一途なツンデレちゃん。東京生まれ、千葉在住の車椅子族。ミュージカルと香水の民。時々パーリーピーポー、時々凹む。

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Love & Peace

    • 外国語学習の必要性云々

      語学レッスンの記事を書いている最中に、テレビからチャットGPTがアップデートされたニュースが流れた。言語処理速度が格段に上がり、人の話しかけに対して、ほぼ瞬時に返答が返ってくるという。しかも、かなり人間の言葉に近い自然な返答だ。 人が言葉を学ぶ意味はもうなくなってしまい、外国語学習などというものが過去のものになってしまうのだろうか。そんな考えがふとよぎった。 現実的には、まだ通訳者も翻訳者も必要だし、これだけ多くの外国語学習に関するコンテンツが多く存在するのだから、学ぶ意義

      • 語学レッスンでビックリする2つのこと

        語学レッスンを受けていて、時々ものすごくビックリすることがある。 行ったことのない土地の文化や習慣にも驚かされるが、今日書きたいのはそれではなく、自分自身のことだ。 ひとつは中級クラスになってでさえ、基本的な単語をど忘れすること。 それはど忘れなんていうかわいいレベルではない。 たとえば、スペイン語、中級クラスになってもうずいぶん経つのに、なんと「友達」という単語が出てこなかったのだ。もしかしたら、レッスンを少しお休みした後だったかもしれないし、忙しかったか他に考えることが

        • 「ふんぎゃーっ」と叫びたい

          この記事を書く前に、実は600字程度の文章を書いている。書いてみて何だかまとまらないなと思い、そちらは寝かしておくことにした。 こういう時は、たいていネタにつまった時だ。 「書くことが全くない」という日は本来ないはずである。 1日何も起きなかったとしても、隅々まで細かく見渡せばいくつかの拾い物はあるし、1日中何も感じなかった・思わなかった・考えなかったなんていうことはありえない。 あるいは、いろいろ思うことはあるけれど、書くに足りない話だったり、何らかの事情で書けないことは

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          何が「新」なのだろう

          この記事が投稿されるのは火曜日だから、タイムラグがあることをお許しいただきたい。 土曜日夜といえば「ブラタモリ」だった。3月に番組が終了し、次に始まったのが「新・プロジェクトX」である。プロジェクトXが最初に放送された2000年頃、私も何度かこの番組を観ていたが、難儀なプロジェクトを成し遂げる人たちの話に、彼らに習って我が身も何かできないものかと勇気をもらいつつ、拝見していた。 「新」という冠がついてから4回目の黒部ダムと5回目の明石海峡大橋の大工事の回を観た時だった。ど

          何が「新」なのだろう

          代行サービスなるもの

          「退職代行サービス」にかすかな嫌悪感を抱くのは、いい歳をして母親が会社に退職の申し出をしているみたいな感じがするからだろうか。もちろん、やむを得ない理由がある場合もあるだろう。病気や、ご不幸などの場合はお身内が申し出るのは致し方ない。強引に引き留められるとか、あれこれ難題を突き付けて止められないようにしている真っ黒な会社もあると思う。それだって行政や弁護士に相談するという手もあると思う。 職種のマッチングがうまくいかないからといって、入社して1日や2日で退職代行を使って辞める

          代行サービスなるもの

          家具屋のにおい

          エレベーターを降りると、フロアには家具がたくさん並んでいる。家具と言っても大半がソファーや椅子とテーブルの類で、そのシーンに合う照明がぶら下げられている。 家具屋のにおいがしている。”家具屋”という言い方はもう古いのかもしれないし、そこはホームセンターの一角だからリビングダイニングコーナーと呼んだ方が良いのだろうか。とにかく家具特有の木材と塗装のようなにおいがしている。 私はこの匂いが好きだ。そしてリビングダイニングコーナーを見て回るのも好きだ。 平和で、希望に溢れた、幸せ

          家具屋のにおい

          旧Twitterにみる”ある”傾向

          X(旧Twitter)なんて呼ばれているが、この際だから「旧Twitter」という名前にしてしまえば良いのにと思う昨今、平常的に利用している方々から、”治安が悪くなった”とのつぶやきが聞こえてくる。私自身もそれは感じており、元々雑多で猥雑な空間であったのが、更に度を増した感がある。 旧Twitterは閲覧の仕方が2つある。ひとつはフォローしている人たちの書き込みを読むためのタブ、もうひとつはシステムお勧めの投稿が読めるタブだ。ただし、フォローしている人たちのタブを開いても、

          旧Twitterにみる”ある”傾向

          プチでウツな日々

          こんなことを言ったら、その病で苦しんでいる人たちに失礼ではないかと思う。食欲はある、睡眠もとれている、請け負った仕事は期日までにやり遂げられるし、語学もレッスンもnoteの執筆も漫画の投稿もちゃんとできる。 なのに、このところ、”心が疲れる”という感覚がある。 ちょっとしたことをきっかけに、悲観的な考えが頭の中いっぱいに広がってしまう。もういいやと何もかも投げ出したくなる。 何かが欠けているような気もする。 新しい何かを始めてみよう思っても特にやりたいことは見つからないし、

          プチでウツな日々

          すぐれて時めきたまふもの

          源氏物語の冒頭に登場する桐壺更衣は、さほど身分が高くない故に後宮の端っこに住んでいたが、帝の寵愛を一身に受けた女性であった。野望渦巻く後宮で、桐壺更衣は彼女より身分の高い女御や、同程度あるいはそれより身分の低い女性たちからさんざん妬まれ、病に伏せって死んでしまう。 さて話は変わる。 先日、私の居所の脇に置いてあるキャビネットの片づけをした。その時に整理したものは自分でも驚くほどの量の香水だった。まさしく、女御や更衣がひしめく後宮のごとく、ボトルから小分け・サンプルに至るまで

          すぐれて時めきたまふもの

          拾い集める物語

          バスや電車などを使うようになったのは、父が他界した後だ。父は私が公共交通機関を使うのを好まなかった。バスや電車を使うなら自分が車に乗せていくというような人で、それは娘に大変な思いをさせたくないということもあったろうが、どちらかというと周りに迷惑をかけたくない、人の世話になりたくないというニュアンスだった。かといって、いつも機嫌よく車に乗せてくれるわけでもなく、とても嫌な言い方をする時も少なくなかった。 だからバスや電車を使って好きなところに行けるようになって、ちょっと自由を手

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          根無し草が想うこと

          皇居三の丸尚蔵館で所蔵品を見ていた時のこと、一緒に入ってくださったヘルパーさんがこう言った。 「日本の技術ってすごいのよねぇ」 彼女はそれ以上でもそれ以下でもない意味で言ったのだが、私は「そうね」と心を込めずに言った。なんだか違うと思ったのだ。何が違うのかずっと考えていた。 多分私が少し偏屈なせいなのだ。もしくは非愛国者とか、外国かぶれとでも言った方が良いのかもしれない。 どうやら私は「日本の」という点に違和感を抱いたのだった。 日本の技術は世界に誇るものだと思う。欧

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          アルコールフリーと柔軟剤

          香水ブームと言われている昨今、各地でイベントや新興ブランドの登場など、フレグランスにまつわる話はよく聞かれるようになった。 いちフレグランスファンとしては嬉しい反面、少しモヤっとすることがある。 最近、アルコールフリーのフレグランスがトレンドになってきているような気がする。そこで度々見聞きするのが「アルコールが入っていないから、香りがきつくない、周りに広がらない」というキャッチフレーズだ。当該ブランドよりも、周辺産業、たとえば量り売りであるとか、メディアだとか、あるいはイン

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          ハムとフランス語

          怠惰な1日を過ごしている。 昨日漫画を描くのにかなり右腕をこき使ったせいで、肩がヨレヨレだ。ここで頑張っては休日の意味がないので、好きなように過ごすことにした。 朝から昨夜観ていた映画の続きを観て、フランス語のディクテを少しだけこなした後、午後からは映画を2本観た。 ひとつは666で有名なオーメンのリメイクで、もうひとつは以前から観たかった『ヴィーガンズ・ハム』だ。 『ヴィーガンズ・ハム』はてっきりアメリカの作品だと思っていたが、思わぬところでフランス映画に出会った。 フラ

          ハムとフランス語

          オタクと話すのは楽しい

          「オタク」という言葉が世に出てきたのは1980年代だそうである…と書いたところで、なんと1950年代くらいから若い人たちの間では使われ始めたとwikiに書いてあって驚いた。元々「おたく(御宅)」、奥さん同士がよく「お宅のお庭、いつもきれいですね」などのように「あなたの家」を指す言葉だったから、祖母や母も近所や養護学校の保護者などに対してよく使っていた。祖父や父はあまり言わなかったように思う。そして私も使うことはない。 痛ましい事件があってからしばらくは、オタクのイメージは特

          オタクと話すのは楽しい

          10年後の記憶力

          母はわりと人の話を遮って自分が言いたいことを一気に話す。時々、人の話をちゃんと最後まで聞くようにとたしなめるが、しばらくするとやはりまた遮って話す。若い時はこうではなかったような気がする。 何か思い浮かんだら早いうちに言わないと忘れてしまうからだそうだ。わからないわけではないが、これもひとつの老化現象かもしれないなと思ってみたりする。 度々、メールやSNSアプリ内のDMをもらう。 私は読んだら可能な限りその場で返信してしまう。あとで返信しようなどとすると、忘れてしまうのだ。

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