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車のフロントドアのリペア


今回はフロントドア後方の下側ですね。

約、縦14センチ横10センチの複雑な凹みと

エッジの近くにある縦に長い凸。


プーリング(グルーでの引き出し)でリペアをしていきます。

KECO デッドセンター カーブ クリース タブとヘビーデューティー ブルー スムース オーバルタブ 


KECO スーパータブ 5cm ブルー スムース ラウンドタブ


KECO デッドセンター クリースタブ アイス



KECOのタブで引き出します。

広い範囲の粗だしにグルーは良いですね。

タブもいろいろな種類がありますので

凹みの形状に合ったタブを選び、一気に凹みを小さくできます。



ですが下側の凹みは芯が強く、何度か試みるも引き出しきれません。


プーリングで完結しようと思っていましたが諦めて

ツール(鉄の棒)での押し出しに切り替えます。


使ったツール


上から

今は無きDent Gear Tools のフックツール(タイガースカラー)。

Fast PDR Tools のブレンディングハンマー。

Shane Jacks PDR のブレンディングハンマーにVIP のレザーチップ。

dentcraft tools のポンチ。

TEQUILA PDR のポンチ。





ドアの内側の穴からアクセスです。


完成



プーリングのみでの完成とはなりませんでしたが

広い範囲の凹みは、大きなタブを使い粗だしすることで

凹みを小さくでき、あとが楽です。


もしも今回の凹みにプーリングが使えなくて

ツール(鉄の棒)だけでのリペアだったとすると

ちょっとやりづらかったと思います。


プーリングのアシストもあり、大まかに凹みは出しましたので

あとは芯が強い部分と、そのほかの細かい部分を

フックツールで押し出して仕上げるだけでした。



今回はフックツールをそのまま使いましたが

押し出す先端を、少し広めにソフトにあてる方法もあります。



むきだし

仕上げや細かく押し出したい時は、このままで使います。

テープ

もう少しソフトに押し出したい時は、テープなどを巻きます。

プラスチックのキャップ


さらにもっとソフトに押し出したい時は、プラスチックのキャップを被せます。


Dent Gear Tools のフックツール


このフックツールは先の曲がりが違う3タイプありましたので揃えていました。



ちょっとした曲がりの違いかなと思いますが

実際それぞれのツールを凹みにアクセスさせたら

真ん中のツールがドンピシャでした。

上と下のツールは今までに使ったことはありましたが

今回使用したツールは初めて使った気がするので

やっと活躍できて良かったなと(笑)



今回のような大きめな凹みになってくると

ツールのみで押し出すには効率が悪いです。

まずはプーリングで大きなダブなどを使い

凹みをある程度、小さく浅くしておけば

その後のツールでの押しも楽になってきます。


ただし、プーリングを使う際には

塗装面の状態をしっかりと見極める必要があります。

劣化していたり、鈑金塗装をしていたりしますと

塗膜が剥がれる可能性がありますので

そこは気をつけなければいけません。



以上、ありがとうございました。
















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