コンピの世界でワッショイ、ワッショイ
Non mangio il moccio,
lo raccolgo e lo butto via.
Il moccio non è gustoso.
Il moccio è sporco.
Grazie per l'attenzione.
みんな、元気してる? どうもGPPです
イタリア語で「鼻くそは食べずに拾って捨てます。鼻くそは美味しくないです。鼻くそは汚いです。ご清聴ありがとうございました。」と書きました 要するに暇です 嘘です
と言うか皆さん、お久しぶりですね
てか、暇じゃないからお久しぶりなんですよ
今後、本格的にレコーディング・ミキシングエンジニアを目指す為に高価な機材を買い揃えたり新調していたので音楽ブログどころじゃなかったんですよ この音楽ブログを心待ちにしているごく一部の物好きの方、本当にすいません
でも、約2週間後の更新はペースとして普通だと思います 僕は悪くない
それにしても段々暖かくなりましたね
花粉症は相変わらずですが…
目が痒過ぎる 眼球くり抜いて いろはすで洗いたいぐらいです しんどい マック食べたい
大体しんどい時はマック食うと持ち堪えますからね 人間は単純な生き物です
そんなことより、本題へ
皆さんはコンピレーションアルバムって聴いたりしますか?
え?!「スーパー戦隊シリーズ45作品記念主題歌BOX LEGENDARY SONGS」なら聴く?!
まあ、そう言うのもコンピだけど
特撮のコンピって人気なんだよね
ゴレンジャーから収録されてるヤツでしょ
分かるけど 分かるけど、そうじゃなくて
HipHopやRockやJazz、R&Bのコンピね
と言うことでやっていきましょう!
題して「コンピの世界でワッショイ、ワッショイ」
舐めたタイトル ラジオネームか
それではいってみヨーカドー
【そもそもコンピってなーに?】
知るかボケ 貴様で調べろ
と言ってきそうな笑顔でこちらに訴えかけてくる写真ですね
では、コンピとは何か
アニメ関連の記事以外は基本的に出鱈目でお馴染みのWikipedia日本版から引用してみましょう
コンピとは以下の通りです
まあ、簡単に言うと1つの大きなテーマに沿って集められた楽曲集のことですね
よくアーティストはベスト盤を出しますけどコンピレーションアルバムはジャンルにおけるベスト盤ですね
コンピを聴くとそのジャンルの概要が分かることが多いです
なのでコンピからジャンル入門してみるって人もいるんじゃないでしょうか
ただ、コンピとジャンルには相性ってものが存在すると思います
ここからは個人的な見解なので右から左へ向け流す・あーあー、この東京砂漠で大丈夫です
【コンピとジャンルの相性】
あるんですよ コンピとジャンルの相性って
例えば相性が良いジャンルの代表はHipHop
「そんなこと誰も言ってねーよ、テメェだけだよ」ってキレ狂ってるそこのあなた!
フェイフェイフェイ、最後まで読んでください
HipHopって名盤とされている個人タイトルのアルバムは歴史上沢山ありますけど基本的にシングル文化だと思うんです
今の時代なんて特にそうだけどラッパーって唐突にシングルを配信したりするでしょ?
何のどのタイミングなんだよ!って感じ
シングル出してEP出してまたシングル出して数年後にフラッとアルバム出したりします
そしてHipHopはクラブと切っても切り離せない音楽なので曲単位で話が進んでいくことが多い
ヘッズの間では「MC便座マンの洋式サイコーのRemix良くない?」みたいな会話が結構あります
クラブでDJが熱い選曲をしてもそれはこの曲があのアルバムに入ってるから熱い!とかそう言う感覚ではなくてこの曲がこのシチュエーションでかかることに熱くなるわけです
なのでHipHopは曲単位で捉えているジャンルなんです
そうなるとコンピになった時活きてくるのだ
先程も書いた通りコンピはそのジャンルのベスト盤みたいなもんなのでアルバム文化じゃなくてシングル文化の音楽の方がまとまりやすい
コンピにする意味があると思うんです
しかし、相性の悪い音楽もあります
例えばRockです
Rockは名作コンピが少ない印象です
と言うのもRockはアルバム文化です
バンドと言うのはニューアルバムのリリースをきっかけにツアーを回ります
これが定番である以上、アルバムを通して聴くことに意味のあるジャンルだと思います
やっぱりRockの歴史の話をする時も「NirvanaのNevermindはさー」とか「The BeatlesのSgt. Pepper'sってのはね」とかアルバムの名前を出すことが多いと思います
つまりアルバム単位で音楽を聴くジャンルと言う感覚が染み付いているので曲をバラバラにしてコンピにぶち込まれてもイマイチパッとしないんですよね ただ寄せ集めた感が強いと言いますか…
なのでコンピってその人の好きな音楽ジャンルによってはゴールドでもありゴミでもある可能性が高いのです
実際に僕の周りのMusic Loverたちでのその差は顕著に表れている
Rock系の人間にはコンピを聴く文化が浸透してないし、HipHopやR&Bのヲタクの間ではコンピを聴くことが普通になっていたりする
検証として色々な音楽ジャンルのコンピを聴いたことがありますが、やっぱりジャンルによって面白さが全然違います
と言うことで今回は僕が聴いてきた中でこれはイカす!と白目を剥きそうになったナイスコンピを紹介していきたいと思います
そして、今回はサブスクで配信されていない貴重な名盤に絞ってみました
それではどうぞ びよーーーん
No.1・Hello Young Lovers
まず1作目は「Hello Young Lovers」です
90年代の日本でキラキラ輝いていたレーベル・Crue-L Recordsからリリースされた一枚で俗に言う渋谷系アーティストがLOVEをテーマに往年のFree Soulを歌ったカバー集
別に激レアアルバムとかではないけど調べてもフィジカル以外でこのアルバムをフルで聴く方法はないように見受けられる
つまりCDを買わないと聴けない
まあ、本来音楽ってそう言うものなんだけどこの不便さが作品の魅力をグッと引き立ててくれる
渋谷系女性アーティストの顔とも言えるカヒミ・カリィの「Take It Easy My Brother Charlie」カバーはオリジナルのJorge Benに負けず劣らずの歌唱で聴いててうっとりしてしまう
彼女の妖艶な美声は鼓膜と優しく対話をする
これまた渋谷系の歌姫と称されたラヴ・タンバリンズのELLIEのJackson 5「Never Can Say Goodbye」カバーもイカしてる
こう言う大名曲を日本人がカバーすると2000円札並みに失敗する恐れがあるのだが中々のテイクとなっていて気分はモータウン
勿論、B面も激アツでHearts Of Stoneの「If I Could Give You The World」をカジヒデキ率いるFavorite MarineとWack Wack Rhythm Bandのホーンのメンバーでカバーしている
僕が知る中で当作は国内ソウルカバーアルバムのトップだと思います
No.2・PACIFIC STATE
当時、人気だったヨーロッパテクノミュージックを日本的に取り上げた2枚組のコンピレーションアルバムが「PACIFIC STATE」
これもサブスクで探してみましたが配信されていませんでした(探し方、間違ってて実は配信されていたらコッソリ教えてください)
このシリーズは分厚いブックレットが付いてきて、それが売りだったりもする異色の名作
日本国内では有名な国産テクノから90年代に激推しされていたルーキーまでもが網羅出来るとこが魅力的でこの類の世界にズブズブハマっていくと良い意味で危険 簡単に言うとレイブ(ドラッグや酒と一緒に楽しむダンスパーティ)で必須なアシッドハウスの系譜を辿ったサウンドで集約されているので別の意味でもデンジャー
フランスでは定評だったレーベル・Deviantからリリースされているのも安定感がある
電気グルーヴの石野卓球にDJ KRUSH、BOOM BOOM SATELLITESとラインナップの層も厚めなので安心してリコメンド出来ます
No.3・His Majesty's Pop Life / The Purple Mix Clu
ソウルの復刻版と言うジャンルでは外せない一枚を書いておきたいと思います
しかも、そんな一枚が3年前にリリースされたと言うのだから驚きです
これは80年代のヒットチャートを無双したとも言えるポップスター・プリンスの初期音源を集めたコンピで世界初CD化ヴァージョンのPop Life(Extended Version)とPaisley Park(Remix)も収録されている
そもそもが1985年にプロモーション用に企画され、500枚のみLP盤としてプレスされたコンピレーション・アルバムなので今回のCD化がなければ聴けない人の方が多い代物です
その後、2019年に再度LP盤が2000枚限定で復刻したもののタイミングが悪ければゲット出来ていないと思うのでオークションとかでも高値で売買されているはず
そんな中で2020年に日本盤のみのCD化が実現したわけですからプリンスファンは歓喜ですよね
中でもLet's Go CrazyのSpecial Dance Remixはテンションが無限の彼方へさぁ行くぞ状態になること間違いなし
Amazonでも購入可能なので気になる方は是非
No.4・Beat Studies: Lesson 2
さてさて、ついにHipHopのコンピです
その名もBeat Studiesシリーズ!
その中の第二弾を紹介したいです
「なんで第二弾なんだよ!ロッキーもターミネーターも1が面白いだろーが、びんぞこ眼鏡が」
と言いたくなる気持ち分かります
ちなみに眼鏡はかけてません 視力は良いです
勿論、このシリーズは第一弾も良いんですけど…
このLesson 2が個人的に堪らない
あと、Lesson 2って表記の仕方が最高
ちゃんとHipHopを勉強しなさいよって言われてる気がしますよね
1万枚を超えるセールスを記録した前作から2年の期間を経て誕生した2枚目はとにかくDOPE
このご時世でコンピが1万枚ですよ?
当作は2008年リリースですが、この頃からCD氷河期はとっくに始まっていますからね
J-POPのアーティストがCDを1万枚売ったら祝杯を挙げる時代にこの売り上げは凄いですよ
良質のアンダーグラウンド・ヒップホップを世に紹介し続ける伝統のレーベル・Pヴァインがお届けする激渋ベストコンピの決定版です
Think Twice、Jazz Liberatorzなどの通好みのラインナップは必然の収録
さらにHipHopバンドで活動する僕からしたら大尊敬に値する「フランスのThe Roots」ことHocus Pocusもバッチリ抑えている
キャッチーなトラックとクールなラップの応酬には思わず首を振らずにはいられない
HMVのサイトを見てもお取り寄せになっていたので聴くのも一手間かかりますから尚更感動するでしょう ヘッズは聴き逃すな
No.5・The Best Of Japanese Hip Hop Vol.1
続きましては日本のHipHopの名コンピです
「The Best Of Japanese Hip Hop Vol.1」
今回はVol.1の方を解説していきたいと思います
こっちはね…初作に突っ込んでいきたい
通算8作目までリリースされたコンピ・シリーズで当時のJapanese HipHop Bestを体感することが出来る一枚だ
何が書きたいのかと言いますと…
今、国内でHipHopが凄まじく浸透しているのは皆さんもご存知でしょうが、その観点から収録アーティストを見てみると「これが日本のHipHopのベスト?」って感じに受け取っちゃったりすると思うんですよ
でも、90年代初期はこの人たちが日本製HipHopのベストだったんですよね
「DA.YO.NE」で一世風靡したEast Endから始まりCrazy-Aや東京仁義一家が収録されているので日本語ラップヲタクからすれば濃厚な作品
しかし、キングギドラやRHYMESTERすらセレクトされていないのです
それぐらいJapanese HipHopの前夜だった時に出されたコンピってことですね
それを考えると94年のアングラシーンの構図が見えてくるんですよ
今のところ僕はディスクユニオンとかで直にDigれた試しがないし、未配信の作品なので市場に出回っているフィジカルを探す旅に出るのも面白いでしょうね
いや、売ってんだろうな…普通に
もうね、僕がCDとかレコードを直接掘りにいく体力がないだけです 貧弱です
と言うことで無料で読めるのはここまでだ!
最後まで無料で読めると思ったか!
甘い 甘過ぎる 原宿のパンケーキか
では、ここからはさらにディープなコンピを紹介していきたいと思います
物好きの方は読むべし 以上
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