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最近のHipHop、無理矢理過ぎない?

おはようございます
パスタ、ズルズルっといってる?
えーとですね…
アトランタ・ブレーブスがポストシーズンでフィラデルフィア・フィリーズに敗れて大ショック中のGPPです
あ、MLB(メジャーリーグ)の話です
大谷さん、お疲れ様でした
それは良いんだけど…去年のワールドシリーズ制覇のパワーはどこいったんだ
皆さんは僕の言ってることが何のこっちゃ分からないと思いますけど、とにかくショックなんです
皆さんで言うところの人気少女漫画家の中身がオッサンだったみたいな事です
違うか いや、違くないか
なんでレギュラーシーズン勝ちまくってるのにプレーオフでガクッと落ちるかなぁ
かりんとうか!最初美味くて食ってるけど途中で飽きてくるって点では、かりんとうか!
最初勢いあるのに投手のローテーションバテてくる感じ、かりんとうだろ!
ったくよ…来年は頼むぜぇ、オイ
あと、寒暖差どうなってんだよ
暑かったり寒かったり
俺の元カノの当時の精神状況か!
お腹空いたって言ってみたと思ったら、やっぱりそうでもないかも…とか言ってみたり
この寒暖差は元カノか
はい 今回も音楽について書いていきます
突然ですが、皆さん!
最近のHipHop、無理矢理過ぎない?って思いませんかね
お!思ってますか…友達になれそうですね
と言うことで今回はHipHopの無理矢理問題に突っ込んでいきたいと思います
とりあえず次を読め フォォォォォォ!




【コラボや客演、ガチャガチャしてない?】

引用:boxsquare

HipHopの世界では度々様々なアーティストとコラボをしたり、他ジャンルのミュージシャンを客演で招いたりするんですが…
あまりにもそのやり方がガチャガチャしているなと思うんです 無理矢理感があります
例えばこちらの楽曲から紐解いていきたい

この曲は昨年ヒットしたアニメ・ODDTAXIの主題歌である
小太りのシンガーソングライター、スカートと純喫茶巡りとかが好きそうな女子が挙って聴いてそうなラッパーのPUNPEEがコラボして話題を博したナンバー
なんですが…これをポップスとして捉えて需要供給が成り立っているなら何の違和感もないんですけど、HipHopのアンセム爆誕!みたいなテンションでこの曲をリコメンドされると違和感が生じるんですよね
それは何故かと言うと…
ズバリ、曲として一体感がないって感じちゃうんですよね
まあ、僕がそう感じるだけで皆んながそう感じるとは決して限らないので個人的な意見として流して欲しいんですけどね
と言うのも聴いてて思うんですが、とりあえずラップパートと歌サビを合体させればオルタナティブなHipHopとして昇華できると思ってる節があるのかな…って印象になるんですよね
急にサビになるとスカートの曲としてバサッと区切られてしまう感が否めない
上手く混ざってない感じが強いんですよ
まあ、この場合はアニソンとして書き下ろしているのでそこを意識して作っているから致し方ない部分はあるんですけど
他にはこんな曲もあったりします

黒いゴミ袋を担いで歩く人でお馴染みのEminemとハワイ出身のなんだか凄い人、Bruno Marsがコラボした一曲なんですけど…
うーん、これはHipHop?
そりゃあ、サブスクのカテゴライズでHipHopになっていればHipHopなんですけど他ジャンルとのミックスに対する無理矢理感が凄くないですか?ってのが僕の本音です
僕の本音に興味ある人はいないと思います
興味ある人は母親ぐらいです
「いつまで実家にいるのか知りたいんだけど」とか思ってんだろうな
とにかくBruno兄さん待ちで何となくEminemのラップを聴く構造が出来上がってないか?
ラップが歌のダシに使われてるような、そんなこともないような、やっぱりそんなような気がする
さらに言うとこんな曲も作られています

この曲はNO MUSIC NO LIFE的な人がコーヒー飲みながら聴いてそうなカネコアヤノと言う弾き語り女子と公でTシャツをインすることが国内で許されているラッパー、KID FRESINOが仲良く作ったヤツなんだが…
んーーーー、なんだろう
カネコアヤノはカネコアヤノで聴きたくない?
そんなこともないか すいません
いや、そんなことある 俺はそんなことある
カネコアヤノは四畳半フォークとかはっぴいえんど等に影響を受けた歌とアコギのアーティストであり、HipHopとは離れた位置にいるジャンルを展開しているわけなんで無理矢理ラップと絡めたところで「はい!HipHopです!」とはならないと思うんです
客演って融合性とか親和性が一種大事になると思うんですが、これだと本当にただの客演参加でしかないのでは…と疑問が生まれてしまう
この無理矢理な感じが今のHipHopのシーンには漂っている それが書きたかったんだ
だけど、これだけ書いただけでは「面倒くさい低所得者クソHipHopヘッズめ!山に埋まってろ!」みたいなことを爆サイあたりに書き込まれて俺がヘコむだけなので次にいきます



【良い感じのコラボもある】

さっきから読んでてしんどいと思うので、この前激写した野良猫の写真でも貼っときます
猫を見てしんどくなる人はいませんから
このにゃんこは夕方になるとよく家の近くの駐車場に見参する
誰か名前つけてください サチエとか、どうすか
えーとですね、良い感じのコラボもあります
例えばメチャクチャ有名だし今更感がありますけど「Walk This Way」って凄いですよね

マジで古臭い話にはなっちゃいますが、この曲ってHipHopと他ジャンルの融合が上手く出来ると思うわけです 改めて聴くと凄くよく出来ている
歌唱サイドのAerosmithもラップと言う唱法を理解している上にRUN DMC側もハードロックの魅力を分かっている
その上でどう言うパート分けをして、どのような展開で楽曲を作り上げれば良いのかを計算しているように思える
「これならエアロだけ聴けばいいや」みたいな感想にはならない 少なくとも僕はならない
日本だとこんなコラボも実現している

映画批評に余念がないツルピカはげ丸こと宇多丸と最近、おばさん化しているおじさんのMummy-D、普通にカッコいいDJ JINによって結成された早稲田出身のHipHopグループ・RHYMESTERとジャパニーズロックの顔だったRCサクセションの忌野清志郎による「雨上がりの夜空に」
これはコラボはコラボだけど清志郎からすればセルフカバーだしRHYMESTERからすれば緊張感のあるアレンジとなっている
ただ、HipHopとはかけ離れているRockと言うジャンルをどうやって自分達サイドに引き寄せるかってことをRHYMESTERが熟知しているように思える
このジャックの仕方はFunkにも精通している彼らだから成せるテクニックで、これはどちらの良さも消していない 綺麗にまとまっている
つまり、やろうと思えば良い感じにコラボすることは可能なのだ
だけど、今のHipHopの実情はコラボの無理矢理さが滲み出てる気がする
勿論、全部が全部じゃないけど散見される
じゃあ、次読んでください




【良い感じにならない理由】

では、何故…コラボが良い感じにならないのか
これはそもそもHipHopに重心を置いてない点に問題があると思う
まあ、この時点でHipHopを意識してないのだから問題提起すること時代間違っていると結論付けてしまえばそれまでなんですけど
このブログは閉鎖となるですけど
僕が提起したいのはHipHopに比重を傾けた曲作りをしていないせいでコラボに無理矢理さが生じているのに、その作品に対して「よっ これぞ令和のHipHop!アンタが大将!」みたいな空気が出ちゃっていることについてだ
ラッパーが参加してくれればそれで良い状態 or シンガーとコラボ出来ればそれで良い状態になっていてHipHopを作るって意識から遠のいていると思う だから、合体だけさせている感が出ちゃっている気がする
まあ、そうさせちゃっているのは本人たちのせいばかりではなくてHipHopが芸能やメディア、エンタメの中に存在している点にも原因がある
先程、ODD TAXIを引き合いに出してしまったがどうしてもタイアップとなるとそこは避けられないポイントになってしまう

この曲も話題になりましたよね
某音楽プロデューサーも「素晴らしいメディアミックスだ!」なんて評価をしていました
けど、僕はこの曲を聴く度に物凄く「無理矢理じゃね?」と言いたくなってしまう
急に松たか子が歌い出して「はい!こっちらJ-POPターーーイム!」とカットインしているように聴こえるんだよね
その後、2verse目で再びKID FRESINOがラップをすれば「こう言うHipHopでーす」
チャンチャン♪でOKだと思っている仕掛け人の思惑まで読み取れてしまう
はい 面倒くさいですよね 分かってますよ
そこまで言うなら聴かなきゃええやろと
それも分かってます
僕も普段、この曲を好んで聴くはわけじゃないんですけど今回の記事を書くために改めて聴いたら余計その気持ちが爆発してしまった
んで、もう1つ言及すると…
日本人は歌サビ大好き!コレです
とにかくカラオケ文化の国なのでとりあえずサビは歌ってもらわないと楽曲として成立しないって風潮は確実にあると思います
皆んな、FRESINOのラップもPUNPEEのラップもEminemのラップも覚えません
松たか子、スカート、Bruno兄やんの歌唱を記憶するのです
そこの部分が無理矢理でもないと商業的成功を収めることが出来ないのを知ってるからです
皆んな、今夜はブギーバックのANIのラップなんて口ずさめません
小沢健二様の歌うサビを合唱したいんです
そのような国民性も相まって無理矢理感が出てもコラボしたろ!って結果になっちゃうんじゃないかと思います
じゃあ、最後に僕が聴いたHipHopにおけるコラボソングで上手く混ざっていると感じた楽曲を幾つか紹介して終わります
読みたいと思っちゃう少し変わった方はどうぞ

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