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環境保全アクションの一歩を踏み出せる「バイオマスカード」とは?「JCBゴールド/バイオマスカード」発行の舞台裏

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Green Ponta Action(GPA)チームの「ともぶー」です。

今回は、環境配慮素材「バイオマス」で作られたクレジットカードをご紹介します。最後にキャンペーン情報も掲載していますので、気になる方は是非チェックしてください!

本記事は、PR TIMES STORYに掲載された記事から転載した内容を含みます。


一人ひとりができる環境のための小さくても大事な一歩。そんなクレジットカードをめざし、株式会社ジェーシービー(以下、JCB)が2023年7月10日にリリースした「JCBゴールド/バイオマスカード」。”JCBのタッチ決済(JCBコンタクトレス)”機能を搭載し、植物由来の原料(バイオマス)を一部に使用したクレジットカードは国内初です。

「バイオマスカードとはどんなもの?」という素朴な疑問から取り組みの詳しい背景まで、担当のJCBのイシュイング推進部の奥嶋さん、上野さんとカード開発を行った大日本印刷株式会社(以下、DNP)の企画開発部・橋本さんと営業・伊達さんを交え、お話を伺いました。

■少しでも地球に優しいカードを

――「バイオマス」というワードを聞いたことはあっても具体的な内容を知らない人も多いかもしれません。「バイオマスカード」とは一体どのようなカードなのでしょうか。

奥嶋さん(JCB):環境へ配慮した素材を一部に使って作られたカードです。「バイオマス」とは再生可能な生物資源の総称のことで、今回リリースするカードは植物由来の原料を基材の一部に使っています。

橋本さん(DNP):従来のクレジットカードは石油由来の原料でできていますが、このバイオマスカードは植物という再生可能な資源を基材の一部に混ぜて作ることで環境への配慮を実現しました。バイオマス素材自体は、たとえばスーパーやコンビニのレジ袋やお菓子の包装などによく使用されています。

――植物由来の原料を使うことが環境への配慮にどのようにつながるのか教えてください。

橋本さん(DNP):クレジットカードをリサイクルする動きもみられるようになりましたが、まだまだ焼却されるケースも多いのが現状です。有機物が燃えるとCO2が排出されますよね。他方、植物は生育の過程の光合成によってCO2を吸収します。つまり、植物を材料に使うことで、カード焼却時に発生するCO2を一部相殺するというサイクルを作ることができるのです。

奥嶋さん(JCB):カード焼却時に排出されるCO2を直接減らしたりなくしたりすることは難しいものの、その際の排出量を生育時のCO2吸収量とで一部相殺できるということです。カードに含まれている植物由来の原料の割合の分、焼却時のCO2を削減できる仕組みです。循環しているイメージですね。

――具体的にどれくらいのCO2を削減できるのでしょうか。

伊達さん(DNP):バイオマス基材を重量比で25%使用していますので、従来の石油由来の原料だけで作ったカードと比べ、1枚あたり約3.9グラムのCO2排出量を抑制する計算です。

上野さん(JCB):わずかな量ではありますが、石油等の有限な資源を消費してCO2を放出するだけのカードから脱却するきっかけになればと思います。

■「自然環境を守りたい」という消費者の声の高まりを受けて

――できることから小さな一歩を、ということですね。持続可能な社会の実現をめざしての取り組みでしょうか。

奥嶋さん(JCB):はい、カーボンニュートラルに向けた取り組みの一環です。日本政府の温室効果ガスの削減方針を受けて、当社も2030年までのカーボンニュートラルを目指し、取り組みを強化しています。バイオマスカードもその一端を担うことになります。

▶JCBのカーボンニュートラルに向けた取り組みの詳細はこちら

――カード素材を自然由来のものにするアイデアは、どのように生まれたのでしょうか。

橋本さん(DNP):
カードベンダーならではの取り組みの一つとして、植物由来の原料を使ったカードについて当社からご提案しました。DNPでは環境へ配慮した製品開発を長年行っており、ここ2〜3年で引き合いが一気に増えた印象があります。

奥嶋さん(JCB):
DNPさんからご提案を受け、お客様のニーズを調査する簡単なアンケートを実施したところ、「環境に関心がある」人が7割程度、その中で「環境に対する何かしらの行動を起こしている」人が8割程度と、環境保全を意識している方は多くいらっしゃることがわかりました。また「環境に考慮したカードがあったら持ちたい」というお声もあり、そのようなお客様の要望に応えられるのではないかと考えた次第です。

伊達さん(DNP):
環境へ配慮した素材としてはプラスチックや海洋ゴミをリサイクルしたものも存在しますが、我々が把握している限りバイオマスはまだどのカード会社も採用していません。「JCBとして新しい取り組みができそうだ」ということで、当社が提供するバイオマスカードを採用していただいた経緯があります。

■「エコ」と「ゴールドカード」をどう両立するか

――ホワイトの券面にさりげなくあしらわれたゴールドカラー、そして右上の葉っぱマークがアクセントになった上品なデザインです。どのような意図が込められているのでしょうか。

奥嶋さん(JCB):年齢や性別を問わず、環境に関心のある幅広い層に持っていただきたいと思い、ニュートラルなイメージをめざしました。エコでクリーンなイメージを表現するには白色が最も適切と考えたものの、現時点ではJCBオリジナルシリーズのゴールド券種での発行のため、「白い券面をどのようにゴールドカードとして見せるか」というのが難しいところでした。金色で縁取ったり特殊加工したりという案もありましたが、環境への配慮という原点に立ち返り、シンプルなデザインにまとめています。

伊達さん(DNP):当社のデザイナーの意図としては、バイオマスのクリーンなイメージをコンセプトとし、植物由来であることがよりわかりやすいように葉っぱのモチーフをあしらったということでした。ちなみに、デザイン段階では葉っぱマークを金色にする案もありました。

上野さん(JCB):ベースの白色も、青みがかった色合いにするのか、アイボリーのような色合いにするのかなど、悩ましかったですが、優しい色合いのアイボリーを採用しました。白色の券面はお客様からの評判が良い傾向がありますので、今回のバイオマスカードのデザインも気に入ってくださる方が多いとうれしいです。

橋本さん(DNP):他には、角度によって色が変わって見えるレインボー箔で「JCB」のロゴを加工していることや、金色ベースの裏面に「バイオマス素材使用」という言葉を印刷している点もポイントです。

――バイオマスという新しい素材をクレジットカードの基材に使用するうえで、開発や発行の苦労などはありましたか。

奥嶋さん(JCB):ネーミングに迷いました。環境への配慮やエコの観点が伝わりやすいよう、「エコ」や「グリーン」といった単語を入れようと考えたのですが、お客様アンケートの結果によると、意外に「バイオマス」というワード自体の認知度が高かったため、ストレートに「バイオマスカード」に決めました。

橋本さん(DNP):技術面でいうと、従来のカードと同じ品質を再現するのが難しかったですね。タッチ決済可能なクレジットカードというものはICチップと接合するアンテナ等を含んだ4〜5層構成になっているのですが、バイオマス素材を25%ほど含有した基材でカードを作ると「印刷しにくい」「色みがうまく出ない」「シートの層間がしっかりとくっつかない」など、量産に至るまでにはいろいろな問題が発生しました。また、試行錯誤してなんとか従来の品質を少量カードで実現できても、それを10万枚、20万枚と量産できるかどうかは別の課題です。原料を変更して従来のカードと同じ品質を実現し、しかも量産に耐えうる製造体制を整える、というのはなかなか大変なことでした。

伊達さん(DNP):層構成になっていると橋本が申し上げましたが、バイオマスを基材の一部に混ぜると別の層の基材にも影響があります。それに伴う社内の技術者との調整は難易度が高かったですね。私の仕事は内部と外部との調整の中継役ですから、それぞれに正確な情報を伝えることを心がけていました。

■企業と消費者が共に踏み出す環境アクションの一歩

――想いとこだわりの詰まったカードであることがよくわかりました。バイオマスカードを通じてお客様にどのようなことを伝えられそうですか。

奥嶋さん(JCB):私自身もそうですが、環境への配慮に興味はあっても熱心にエコ活動をするかといえば、そうでもないという方も多いと思います。しかし、バイオマスカードなら「持つ」だけで環境保全に貢献できます。クレジットカードをお選びになる際は機能性、シーン、メリットなどを考慮されると思いますが、ぜひバイオマスカードも候補に入れていただけるとうれしいです。

上野さん(JCB):クレジットカードは日常的に使うアイテムなので、そのようなところから環境アクションの一歩を踏み出すことで、持続可能な社会の実現に貢献できるのかなと思います。

――「環境への配慮があること」がクレジットカード選びの観点として当たり前になる日は遠くないかもしれません。今後、バイオマスカードをどのように展開していく予定でしょうか。

奥嶋さん(JCB):今までにないタイプのゴールドカードですので、お客様の反応が楽しみです。JCBゴールド/バイオマスカードのWebサイトもご用意しておりますので是非ご覧ください。

▶JCBゴールド/バイオマスカードのお申し込みはこちら

上野さん(JCB):お客様の要望に応えながらバリエーションとラインアップを増やしていきたいと考えており、ゆくゆくはゴールドカードだけでなく他のグレードでも発行できればと考えています。一部のカードでは、新規発行分はすべてバイオマス基材を使用したものに切り替えることも予定しております。

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いかがでしたか?
クレジットカードでも環境配慮の動きが進んでいるんですね。
デザインやネーミングに悩まれたとのことですが、GPAも想いが溢れすぎて常々悩んでいるのでちょっと親近感が。。
普段、何気なく使っているクレジットカードでも「ちょっとイイコト」ができるなんてスマートですよね。むすめ(5才)に自慢してみようかな~
個人的にはタッチ決済対応と奥ゆかしさを感じる白色基調のデザインもポイント高し。
Web登録なら手続きも簡単なので気になる方はチェックしてみてください!

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参加条件
本記事からJCBバイオマスカードにお申込みいただき、入会いただいた方
開催期間
2024年2月1日(木)~2024年2月29日(木)
参加条件
本記事からJCBバイオマスカード(JCBゴールド/JCBカード S)に
お申し込みいただき、入会いただいた方
ポイント加算数
500Pontaポイント
ポイント加算予定時期
2024年4月末ごろ
※諸事情により遅れる場合がございます。
あらかじめご了承ください。

▼注意事項

・カードの入会に際しては所定の審査があります。
・すでに対象カードをお持ちの方は、本キャンペーンの対象となりません。
・今回特典が加算された場合、JCBが同時期に実施する他のキャンペーンの対象から除外、または特典総額が景品表示法上の範囲内に制限される場合があります。
・JCB主催のキャンペーン詳細は、公式サイトでご確認ください。
・本キャンペーンの内容は、事前の告知なく変更、または終了させていただく場合がありますので、予めご了承願います。


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