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[2] 職業訓練校申込み、幼少期の思い出、面接、詐欺メール

ヘッダー写真は、幼き日に参加したパソコン関係のイベント。


ハローワークに行った初日の話はこちら↓
[1] 職業訓練校、そんなものがあったのか


[2] 職業訓練校申込み、幼少期の思い出、面接、詐欺メール


ハローワークに行った当日から調べ続け、考えた末、1か月くらいかけて5校の見学をして、一番興味の出た、やりたいことが実現できそうな職業訓練校へ、受験の申し込みをした。

その応募書類を書く段階で、内省をした。
あと数日で応募しなければならないのに、テスト前日になぜか漫画読み始めるみたいな、そんなノリで、自分の幼少期の写真を見返していた。
生まれたての自分の写真を見て、自分の息子にそっくりやん、と思ったり、家族とキャンプに行って、真っ裸のあられもない姿でクーラーボックスに鎮座していたり、パソコンを触っていたり。
もう本当に、ちっさいときからパソコンを触っていた。
そばにあったよね、パソコン。
家に帰ると、ぽちっとな、てな感じで電源入れてたよね。
して、ずっと触ってたよね。
パソコンを触るようなイベントがあれば、よく参加してたよね。
デジタルな世界でワールドワイドウェブとつながっていたわけよ、ずっと昔から。

過去を掘り下げて考え直し、Web業界に進むことを想像すると、やっと自身を肯定できてくるような、肩の荷が下りるような気がした。
そんな思いで、応募書類をなんとか書きあげ、提出した。


その思いを胸に、職業訓練校の面接へと足を運んだ。
しかし、まるで手ごたえがなかった。
掴みどころがない。掴もうとしても、空気を握っている状態。
例えば、話の流れで、興味関心を尋ねられたような気がするが…
(えー、この質問の意図が読めないぞ、何を知りたくて聞いているんだ、どういう方向に話が進むんだ?)
私「全部です。どこでどの知識が役に立つかわからないのと、全体を俯瞰して見るためには全部必要だと感じています。」
質問者「本当に全部ですか?」
私「もしかしたら、授業を進めていくうちに、特化した興味のある部分が出てくることはあるかもしれませんが、現状は全部です。」
質問者「そうですか…」
みたいな感じ。
手先が冷たくなって寒気を感じるほどに緊張しまくっていたので、記憶がロストしていて、断片的にしかないが、思い返すだけで冷や汗ものさ。
ひょえ〜と珍獣みたいな声が出てしまいそうになる。

だって、前職に就く前にさ、学校の授業で、耳の構造の知識なんて使わないだろうと踏んでいたら、就職してからマイナーな治療の仕事に関わったときに、ピンポイントで知識を使ったことがあったんだよ。
これにはもう目が点になって「マヂか」とギャルみたいになるしかなかった。
いらないだろうと処分した後に、書類が必要になっちゃったこと、経験ない?
アレに似ているわけで、要らないだろうと初めからあたりをつけないで勉強しておき、月日が経った後、結果的に要らなかったわこれ、というのが、今のスタンスでは正しいのよ、おそらく。
スティーブ・ジョブズだって、点と点が繋がって線になるってスピーチで言ってた。
学びの機会なんて、どこで何と何が繋がって、役に立つかが分からない以上、無駄にはできないのだよ。本当に。

今でこそ、質問のこの意図を考えるに、将来の方向性の話に持っていきたかったのかなと推測するが…
いやーその時は判らなかった。
雰囲気もまた掴めず、どういう意図で尋ねられているのか、探りをいれる勇気もなかった。

そして、なにより面接官である質問者の方は、ポーカーフェイスが、はんぱない。
暖簾に腕押しとは、このことでは?
もはや、無。
悟りを開いたブッダなの?
これにもまた、マヂか、とギャルマインドになるしかなかった。
せめて質問者に笑顔になってもらい、和やかな雰囲気にしたいが、勝てない試合だと悟った。
貴方の笑顔が見たいよ〜。笑ってほしいよ〜。smile!
頭の中は、レディーガガのポーカーフェイスが流れていた。

そして5-10分程度の面接が終わる。 5分で目の前の人物を理解しようと思ったら、もはやその人のオーラくらいしか分からんくない?
そんなことを考えながら、家に帰る。
日常に戻る。
どっと疲れる。


合否判定の通知は、1週間以上、あとに来ることになっていた。


合格判定通知の当日、「合格しました、おめでとうございます!」みたいな文面の、1通のメールが届いた。

本文の書き出し、ちょっと詐欺メールっぽい。
本文の真ん中くらいにテキスト代の振込方法についても書いてある。
振込先をさらっとメール分の真ん中に持ってくるの、詐欺でもありそうだよねと、疑いの目を向ける。

ぱっと見、受験していることを知っている人が送ってきた詐欺メールか??本当に大丈夫か?と疑った。 
出所は見間違いでもしていない限り正しかったが、一応、その日1日で、不合格でしたー残念!あなたの活躍をお祈りします!みたいなメールが届かないことを確認することにした。

面接で手応えがなかったから、落ちている前提で考えていた。
来月も、同じ訓練校を受ける気満々でいた。

翌日までに、それらしきメールは、迷惑メールフォルダにも届いていなかった。

奇跡的になんとか合格をもらえた。入校をする運びとなった。
また1枚、web業界の扉が開いた。

面接で、自分の何を見られ、どこが合格判定に引っかかったんだろうか、未だに謎。
後光が差すような良いオーラ、出てくれ!と念じていたけど、もしかしたら、その瞬間だけキラキラオーラが出せていたのかもしれない。


面接の話は、前日にいろいろあったので、それも後日、書くことにする。


[3] 100個、過去のエピソードを思い出しなさい へ続く


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