ランジャタイ最高

『ランジャタイ』国崎さん
彼は天才だと思う。

「天才と簡単に言うな。それだけ頑張ってるんだよ。」

この意見めちゃくちゃ分かる。
自分も言われたら「努力してない」みたいに捉えてしまう面もある。

それでも国崎さんは天才だと言いたい。
僕は、自分の中で「天才」の定義は、能力じゃなくメンタルを指すと考える。
これは、成功する人が0.003%という世界に自分が挑戦している経験談からだ。

国崎さんのことをそう思ったのは、麒麟川島さんとのラジオにゲストで出た時の会話からだ。
以前、ガキの使いの七変化に国崎さんが出た。
僕も見た。めちゃくちゃ面白かった。
それについて「芸人界隈がざわついた」と川島さんが言うほど「芸人」だった。

「七変化のコーナーは「一人コント」を7種類行う。
芸人としてのスタミナと面白さが試される本当に難しい場所で、さらにダウンタウンの目の前でやると言うプレッシャーが凄い」と川島さんは言う。
千鳥の大吾さんが挑戦した時も、考えに考えてストレスで大きなニキビができるぐらいで、それだけ考えた挙句、本番一発目のネタを飛ばしてしまったのだ。
リハーサルを行ったにも関わらずだ。

川島さんが国崎さんに「緊張したやろ?」と問うと
「楽しかったです!」と一言。
続けて「ダウンタウンさんにねた7本見て貰えることなんてないじゃないですか!しかも、スタッフさんから何をやっても良いって言われて嬉しかったです。」
かつ作家さん達からのネタを全て拒否し「自分のネタをやりたい」と貫いた。

…嘘だろ。信じられない。普通の人はひよるんだ。
でも彼は違う。ウケるとか滑るとか、頭にはあるかもしれないけど
それ以前に「自分のネタができて嬉しい!楽しい!」が勝つんだ
このメンタルを実際に持つのは本当に難しいよ。
自分軸100%は不安が出るもん。


普通の人は他人軸を気にしてしまう
「面白いと思って貰えるか。すべったら芸人として終わるかもしれない。」
ダウンタウンに面白くない認定されると、一般人は「この人たちは面白くないんだ」と思ってしまうぐらいの影響力があると思う。

ほとんどの芸人は、この場を「合否」で考えてしまうだろう。
サラリーマンだって、他の仕事でもそう言う場は必ずある。
プレゼンや営業、何かを発表する場面の時は評価がついてくる。
認めてもらいたいし、ここで成果を出せば昇進や昇給できるかもしれない。
芸人なら、ダウンタウンの前で結果を残す=何千万円の収入も可能な気もする。
「承認欲求」と「あいつは無能と思われたくない」気持ちが強いと思う。
人は他者に認めてもらうことで、自分の存在を感じるからだ。

彼はこれと真逆だった。
事実1個目のネタは誰一人も笑わずにすべった。
だが7つネタをした結果は、歴代3位と最強クラスの結果を残した。
そして最初のネタが滑ったことをラジオで笑い話で話し、3位だったと言う結果には一切触れなかった。
カッコ良すぎる!!!

対して大吾さんは他人軸を考えた結果、一発目を飛ばしたんだ。
どっちがダメとかいう話じゃない。
「成功」するか否かで見るとゴールを意識して逆算することが重要かもしれない。
だが「自分の力を出す」にはで見ると国崎さんの方だと思う。

「合否や評価の他人軸」の考えは「成功」を意識する人
「自分軸」の考えは「幸せ」を意識する人
孔子の「之れを知る者は之れを好む者に如(し)かず。 之れを好む者は之れを楽しむ者に如(し)かず」だ


やっぱね楽しんでる人には勝てないんだよ
どこでも自分を貫いて楽しめる人はかっこいいんだ。

最後に「10年後どうなりたいか」川島さんに問われても
ふざけて終わる。特にないって感じだ。
本当に「今」を生きてる。

あーかっこいい。
俺もあぁいうふうになりたい


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