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ドサクサ日記 9/11-17 2023

11日。
鬼作業。鬼作業のお供は、ほかほか弁当。若い頃は唐揚げ弁当一択だった。いや、鳥めし弁当だったかもしれない。安価なのに美味しい。大人になるにつれて唐揚げだけで白米をやっつけたいという気持ちが萎えて、もう少しおかずにバラエティを求めたくなった。が、あまり嵩張る感じでないほうがいい。となると、のり弁に着地するしかない。おかずが増えたとは言い難いけれど、魚だし、健康みたいな。

12日。
鬼作業。この日は作業に没頭するために、スタジオ入りする前にコンビニのイートインで沖縄そば的なやつを急いで吸い上げた。スタジオでは一心不乱にアウトボードや画面の波形と格闘。自分の狙い通りの音になっていくのは嬉しい。コンプの類はリコールを考えるとインザボックスが便利だけれど、狙いが定まった後は、実機を使ったほうがしっかり角が取れて厚みも出ると感じる。ディエッサーも然り。

13日。
ギターの鬼練(鬼練習の意)をしてから、肩のリハビリ。凝り固まった筋肉を伸ばすのは辛い。怠惰で自分に甘い俺は、自分への厳しさを発露しなければならないストレッチみたいな行為が苦手だ。もうこのへんでまけておいて、みたいな気持ちになってしまう。しかし、心を鬼にして筋肉を伸ばす。理学療法士の方も気を使ってくれてありがたい。肩の状態はまったく良くないが、なんとか生きている。

14日。
朝の4時に起きてしまったので、原稿をキメてから珈琲を飲み、スタジオでアジカンの鬼リハ(鬼リハーサルの意)。サーフの曲を15曲覚えるだけで大変だ。パワーポップ一色刷りだと、展開やコード進行に似ている部分がある。そのうえ、パワーポップを作るときならではのややこしさがアジカンにはあるので、対応するのは骨が折れる。猛烈に練習。でも、楽しい。ああ、この曲好きだわの連続。

15日。
鬼ボト(鬼ボイスストレーニングの意)からのリハーサル。夜に不意の待ち時間ができたので、行きずりの寿司屋で時間を潰した。ビールを飲んでいるうちに捨て鉢な気分になったので、大将が勧めるままに刺身や焼き物や寿司を食べた。リーズナブルな店でよかった。最近は廻っているお寿司もうっかりすると結構高額なお会計になってしまう。回転寿司では寿司以外の余計なものを食べるのが楽しい。

16日。
ひたすらスタジオで作業。締め切りが近いので頑張るしかない。カレンダーを確認すると作業できる日が少ない。そういう時に限って、不意な仕事や会食の予定が入る。断ればいいのだけれど、折角だからと受けてしまう。「また今度」というのがとても苦手だ。俺にも先方にも今度があるとは限らない。しかし、そういうことをしていると時間がなくなって、結果的にスタジオでヒーヒー言うことになる。

17日。
むちゃくちゃ激しく練習した次の日や、その翌々日くらいに肩が痛む。やはりギターを弾くことが負担になっているのだと思う。どこかできっぱり休まねばと思案している。ずるずると痛みを引きずって、長引いてしまうのが怖い。ただ、そのうち良くなるのではみたいな楽観的な自分も捨てきれない。そうして、きっぱり休む決断ができずにまた予定を入れてしまう。年末と年始はしばらく休みたい。本当に。