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薬をやめる損と得

2014/6/13 記
 今日のシャブ教は6回目。
外部講師が来て行うミーティングは今日が最後だ。
 前回に引き続き要点を話そう。
 覚醒剤を止めることに関して生じる「損」と「得」。
 これをじっくり具体的に考えてみる。
 色々あるだろ。
 まず、損をすることとは?
 気分をアップさせるアイテムがひとつ減ること。
 セックスで得られるか気楽が半減すること。
 練らなければならないこと。
などなど。

 それなら今度は得することとは?
 パクられて刑務所に行くリスクがないこと。
 無駄な出費がないこと。
 健康的に生活できること。
などが上がった。
 もちろんこの逆に、
薬をやることに生じる「損」と「得」についても考えたりする。
するとこう言う結論に至る。
 薬を止めることで生じる「損」というのは、目先にあるその場限りのもので、「得」は、長い時間をかけて得られるもの。
 薬による刹那的な快楽は得られなくなるが、それによって健康を取り戻すとか、他に使う金銭的な余裕が生まれるという違いだ。
 どちらが今後の人生で必要かは明らかだ。
ミーティングで皆のバカな体験談を聞くと、自分も一緒かとあきれて、もう絶対やめよう、とか思う。
 なのに前回のミーティングで何を話したのか思い出そうとしても、すぐに思い出せない。
 要するに、たった2週間の間に、
内容を忘れてんだから、薬をやめようと思った気持ちも、それしかもたないということだ。
 だからダルクは朝昼晩と、しつこいくらいにミーティングわするんだろうね。
前回の内容を忘れないうちに次のミーティングが始まれば、止めようという気持ちも継続するってことだと理解した。
俺にはこのシステム必要なのかもしれないが、薬をやることに関して、「得」しかない時はどうすんのかな。

PS
この結論は今現在も、ノーコメントだ。

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