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どっぷりシャブに浸かってる俺

2014/5/30 記
 シャブ教室6回目。
 前回のダルク訪問の際に行った講話について思ってることを話そうということから始まった。
 とにかくこのグループワーク、俺が1番シャブにはどっぷりハマっていることは確か。
 俺が当たり前に話すことは他の群を抜いており、講師も皆の話を順に聞いていく合間にいちいち俺の意見を聞いては比較し、頷いてはメモを執る。
 30年のシャブのキャリアは、日常生活の隅々まで入り込み、深く浸透している。
 何しろ密売で生活してきたんだから。
 みんなの、
「薬をやるときは…」
なんて、特別なイベントのようなものでなく、俺にとっては365日の当たり前の毎日なのだ。
 一年中体に入っている。

日常の何が薬をやってしまう引き金になるか?
 という問いで、いくつかの項目を選択するのだが、長時間の運転だとか、SEXの時とか、仕事になどが上がったが、俺は朝起きて、食後、スポーツするとき、音楽を聴く時、何でもかんでもその時全てに関わってるんだから項目は全て選択する有様だ。どうしょうもないな。
 皆は、ダルクについて入る気もないし、ミーティングな集まって仲良しこよしが何を変えるんだと、否定的な意見をあらわにした。
 俺もこの前まではそんなふうに思っていた。
 懲役で5年間やめていたんだから今後も続けて頑張っていこうなんて思わない。なぜなら、やめていたのではなく、できなかっただけだからだ。
しかしダルクで毎日毎日面倒なミーティングに参加することは辞める努力をしていることに他ならない。
 ダルクの決め文句。
「今日1日だけ」
そのつもりで頑張ってみるのもいいかもなって思ったりもした。
ちょっとこのダルク気になるが、悪い評判も多いことが引っかかるな。

PS
30年働いた方ない俺が、いま、真面目に勤めに出ている。正業に就くことが仮釈の条件だからだ。
 もちろんこの釧路にいる間だけのことなのだが4月は26日出勤した。
それでももらえる給料はわずかなものだ。覚醒剤の売買で得る金額に比べたら本当に苦労して得た金になる。
 でもみんなそうやって生きてんだ。
 泡銭、悪銭身につかず。
お金のありがたみと、節約の大事さを知ったが、まだまだ実行できないことがたくさんある。
俺は今度こそ、普通の生き方で人生終わりにしたいんだ。
これは自信はないよ。


パクられる前に、タブレットで色を入れてみたけど、今は全て失ったので色は入れられない。

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