自宅出産で胎盤を食べた話
はい!タイトル通り!
5女を自宅出産したとき、胎盤を食べました!
・・・・・・・引きましたよね(汗)
分かります・・・・。
わたしも自分が経験するまでは、
「た、胎盤食べるなんてぇぇぇ!とんでもねぇなぁ!!」って思ってた人です。
書いていいものかとも悩みました。
でも、いろいろ経緯があって実際に食べてみたらとっても素晴らしかったので、書いてみたいと思います。
「おえぇぇぇ。絶対無理ぃぃぃ。」って方は
ここで回れ右でお願いします(笑)
胎盤に対する思い【食前】
さきほども書いた通り、わたしは『胎盤を食べたい』と思う人ではありませんでした。
そもそも4人目までは病院で出産したので、
『胎盤を食べる』なんて選択肢もなかった。
1人目を産んだ直後、はじめての出産を終えて、
あまりの壮絶さに分娩台の上で呆然としていたときだった。
先生に
「はい!これが、胎盤さん。10か月赤ちゃんを育ててくれた胎盤さんにお礼を言って。」と言って胎盤を見せられた。
『胎盤さんって、、、。胎盤に「さん付け」ってどゆこと、、、?』って感じだったが、
先生はわたしがお礼を言うのを待ってたので、
とりあえず
「アリガトウゴザイマス」と、目の前に出されたレバーの塊みたいなやつにカタコトでお礼を言った。
グロいので薄目で。
とくに気持ちはこもってなかった。
(今思うとバカ野郎だ!)
その時は、胎盤がどれほど重要なのか考えたこともなかったし、ましてや、あんなグロいもの(胎盤さんごめんなさいっ)を食べるなんて、考えにも及ばなかった。
友人の食べた話
友人の中には、何人か自宅出産をした人がいる。
自宅出産の話を聞くとたいてい出てくるのが『胎盤食』だ。
なぜか普通に
「えっ?胎盤?食べたよー。それが何か?」
みたいな感じで、当たり前のことのように話すので、
「この人、胎盤食べた人なんだ!」
とわたしは1人勝手にドキドキしながら友人をみていた。
だからと言って、自分が食べたくなるというわけでもなく、
『食べる人もいるんだなぁ』くらいの感覚。
どちらかというと、パパの方が興味津々。
自宅出産を決めた後も、
「胎盤たべるっしょ!」とノリノリだった。
わたしは「えっ?無理・・・」と全く気が乗らなかった。
出産後の助産師さんの胎盤講座
無事に五女を出産した直後、わたしは赤ちゃんと布団で休んでいたとき、、、。
パパと娘4人に向けて、助産師さんによる胎盤講座が繰り広げられていた。
「こっちが赤ちゃん側で、こっちが子宮側で、これが臍の緒で赤ちゃんとつながってるんだよ」
などと、わたしの胎盤片手に(!)説明してくれる助産師さんの話を、気持ち悪がることもなく、真剣に聞いていたらしい。
(すごすぎるっ!)
そして、パパは助産師さんに『おいしい食べ方』をレクチャーしてもらっていた。
さすが自宅出産を取り扱う助産師さん。
過去の産婦さんから、いろいろ経験談を聞いていて美味しい食べ方を知っていた。
目の前に出された美味しそうな胎盤
出産当日、夜も更けて、助産師さんが帰り、子どもたちも寝静まったころ、、、。
おもむろにパパが
「食べてみる?」と美味しそうにレバ刺しみたいに盛り付けて、ごま油と塩を添えてソレを運んできた。
とりあえず助産師さんに、さばきかたを聞いたので、食べなくてもいいけどやってみようと思ったらしい。
(すごいぞパパ。わたしゃ無理だ)
今まで、『胎盤を食べるなんて無理っ!』って思ってたのに、いざ目の前に出されるとすごく美味しそうに見えた。
いや、美味しそうなんてレベルの話じゃない。
めっちゃキラキラ輝いて見えた。
もはや、本能が食べたいと言っている。
大抵の哺乳類は出産後、自分の胎盤をたべる。
誰に教わったわけでもなく、本能で。
栄養満点だって知ってるんだと思う。
まさしく、わたしも本能が知っていた!
震える手で口に運ぶ。
「うーーまーーいーーぞーー!!!」
「ミスター味っ子」の味皇のごとく、
目と口からキラキラが噴射されるほど、美味しかった。
(古くてごめんなさいっ。分かる人いるかな?)
生刺身~ごま油と岩塩を添えて~
全く生臭みなし。うまい。
超新鮮なレバ刺しかな。
焼き~わさび醤油で~
こっちのほうが好み。
焼いたレバーかと思いきや、まるで違う。
例えるなら、全く臭みのない牛肉みたいな食感。
とにかく臭みがまるでない。
今まで食べたどんな肉よりうまい。
パパの反応
あんなに食べたがってたくせに、いざ目の前にすると意欲を失ったみたい。一応食べてみた。「まずくはないけど、、、。」ってかんじ。いろいろ複雑な感情が溢れてきて、味わう気持ちにはなれなかったみたい(笑)
オイっ(笑)
ということは、万人受けする美味しさではなくて、出産後の自分の胎盤だから、感動する美味しさだったのかもしれない。
胎盤に対する思い【食後】
やっぱり、人間も動物なんだって実感した。
体に必要なものは、すごく美味しく感じるっていうよね。
今食べろと言われても、「いや、結構です」って思うんだけど、出産後のダメージを受けた体には必要なものなのかもしれない。
10ヶ月間、赤ちゃんに栄養を届けてくれた大切な胎盤。
長女のときの先生は正しかったと今なら分かる。
食べろとは言わないが、「ありがとう」という気持ちを持つのはすごく大切だなんじゃないかと思う。
↓ この方も胎盤食べたそうです。
まぁ賛否あると思う。
でも、わたしは食べられてラッキーだったと思ってる。
化粧品やサプリにもなってるくらいだしね。
何の動物のか分からないプラセンタ(胎盤)を体に入れるくらいなら、自分のものがいいよね?!
ってことで、あんまり引かないでね(笑)
(ちなみに病院では医療廃棄物として処理され、持ち帰ることなどはできませんが、法的には食べても問題はないそうです。)
こんなエグい話にお付き合いくださりありがとうございました!!
わたしの記事がお役に立てれば幸いです。 これからも、クスっと笑っていただけて、それでいて皆様のお役に立てるような記事を書いていきたいと思います。 よろしければ応援よろしくお願いいたします💓