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こねこという世界最強の愛らしさ(私見)

絵本の記録-1

第1回目として登場するのはこちら、「こねこのぴっち」です。

他にも大好きな絵本はあるのですが一回目ということで、いろんなテーマ抜きに完全に自分の好みど真ん中!という観点からこの絵本を選びました。

とにかくハンス フィッシャーの絵が大好きなのです。生き物や植物、建物や小物全て、のびのびとした自由な線で描かれ、色の種類も多いわけではないのに色彩豊かに感じられてバランスが素晴らしい。そして何よりぴっちの目!ぴっちは他のきょうだいが戯れあっている時も、思考しているのですが、その特徴が描かれた目でよくわかります。
現実世界でも、一歩引いたところで面白いことを考えている人がすきなので(みうらじゅんさんとか)、「ぴっち、いいなぁ」と思いながら何度も繰り返し読んでいます。
自分の子どものために絵本を書いたという作家は多いのですが、ハンス フィッシャーもそのひとり。
こちらの解説に心がほっこりしました。

個人的見解ですが世界一可愛い赤ちゃんといえば「こねこ」だと思っていまして。飼ったことはないのですが。
世の生き物って赤ちゃんの時は大概可愛いですが、何が一番かと考えたことはないでしょうか?わたしはいろいろ考えた挙句「こねこ」という結論に至りました。みなさんはいかがでしょう。

加えて石井桃子さんの翻訳が素晴らしいのだと思います。自宅の絵本を眺めていると石井桃子さん翻訳の数の多いこと。
翻訳本は古いものだと固い表現があることも多いのですが、石井桃子さんが訳されることばのリズムは心地よくて、こどもも楽しんで聞いてくれていました。

動物がたくさん出てくるので生き物好きなお子さんにおすすめです。
対象年齢は4・5歳からということです。少し長めのお話が聞けるのなら3歳くらいからでも良いかもしれません。うちの子は途中すこーしだけドキっとするシーンがあるのでそこは「飛ばして!」と言ってましたね。
そういや我が子は大きい音を嫌がったり、ほかの子が平気で見ているテレビでも怖がったりといったところがありました。そのへんのことはまた別のテーマにして記事にできたらと思います。

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