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ちびおにが可愛くて

絵本の記録-7
「おには そと」
作・絵:せなけいこ

2月になりました。
節分にぴったりな絵本です。怖いイメージもある鬼ですが、この絵本の鬼たちはなんだか親しみを感じる鬼たちで、ちいさな子どもさんも楽しむことができるのでは。

せなけいこさんの絵本はどれも子どものような無邪気さが溢れています。
切り絵の技術や配色のセンスは言うまでもなく素晴らしいのですが、
子どもなど生き物をただ可愛いだけで描かないところが好きです。
この絵本にでてくる子どもも愛らしさと残酷さが合わさっています。そんなリアルさが、せなさんの特徴だなと思っています。

この絵本の何が面白いかといえば、ちびおにくんの存在でしょう。気がつけば子どもたちに混ざって一緒に豆まきしてる。こういったクスっと笑っちゃうところがたまりません。

節分といえば、我が子の通っていた保育園では毎年怖い鬼がやってきて、子どもたちが豆まきで追い返すというイベントがありました。
わたしは「子どもを怖がらせて学ばせる」みたいなことがどうも苦手です。豆まき自体はやってくれていいんです、鬼も登場してもいいと思います。でも泣くほど怖がらせる意味があるのかなあと。節分ってそういうものだっけ?というわけで節分はお休みにして普段混んでいる動物園とか博物館などに行っておりました。
もちろん鬼退治をした達成感を感じる人もいるので、あくまで我が子の場合は、という注釈付きとしておきます。

『節分』という行事を知ることは大切なので、おうちでお父さん鬼相手に豆まきをしたり、恵方巻きを作ったりはしているんですよ。鰯はちょっと苦手なので登場しないんですけど。こういうところ自分でも困ったなあと思います。自分の苦手な食材を調理する気にならないのです。苦手でも文化を伝えるためにはやらないといけないのか。。。今年は頑張ってみようかな。

最後にボヤキになってしました。
今回もお読みいただきありがとうございました。

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