見出し画像

「最初だけ」は いづれ信用を失うと思う件

人が定着しない理由の一つでもあるのではないか?と思う、現職場の特徴の一つ「最初だけ」

最初だけ良い顔、良い待遇で、月日が経つにつれて適当にぞんざいに扱われていくというのが今の職場だ。


結構分かりやすく、それこそ手のひらを返したように態度や対応の変わる人が多いため、疑心暗鬼になる。
それも会社のトップが、手のひら返しの筆頭だったりするから厄介だ。




入社して間もない頃は、社長による定期的な訪問があった。

今の職場は、本社と私が常駐している社屋とが別の場所にある。なので、社長がたまにこちらの社屋に様子伺いのような感じで訪ねくれることが多かった。その際、こちらの要求があれば聞いてくれていたし、社長から「困ったことはないか?」などの気遣い問いかけも頻繁にしてくれていた。


それがどうだ。


時間が経つにつれて社長の訪問回数はグッと減り、今ではこちらに用事がない限り訪問はなくなった。正直に言うなら、それはそれで助かっていたりする。基本的に来てほしいとは思っていないので。笑

バタバタしていても社長が来るとどうしても仕事の手を止めないといけないし、社長はかなり細かい人で何にでも首を突っ込み口を出さないと気が済まない気質の人なので、アレコレ質問されて答えなければならない。忙しくしている時は勘弁しほしいと思っていたものだ。

訪問がなくなったのなら それはそれでいいのだが、困ったことに社長が訪問しない変わりにこちらに「本社に来い」と言い出した。本社でミーティングをするから来いと呼出しを喰らっている。

そのミーティングも身になるものならいいのだが、もともと仕事が少ない現職場。毎週何かしらの仕事があるわけではない。そんな時のミーティングは社長の自慢話にお付き合いする時間になる。不毛。実に不毛な時間だ。仕事の話がないならミーティング無しでも良いのでは?といつも思う。

更に、社長が不在の際はちろんミーティングは無しになるのだが、腹立たしいことに社長の不在連絡がこちらに来ないことも多い。本社に出向いて初めて社長が不在だと知るパターンだ。不在なのだからもちろんミーティングは無いが完全な無駄足を踏まされて朝イチからドッと疲れがくることが多い。不在なら不在で良いのだが、事前に連絡の一つくれても罰は当たらないのではないかと思わずにいられない。




入社後間もない頃は、社長の口から頻繁に聞いていた言葉「欲しいものがあったら言ってきて。」「何か困ったことはないか。」顔を合わせるたびに聞かれていたといっても過言ではない。消耗品などで欲しいものがあるとすぐに購入してくれていた。


それがどうだ。


今や、欲しいもの必要なものがあってそれを要求すると必ずグズられるという事態になっている。社長のご機嫌が悪い時は「そんなものいらん!」とたとえ消耗品であってもキレられて断られる事件が起こることもある。理不尽だなと思うのと同時に、あまりにも面倒くさくなって、今ではよっぽどのことがない限り購入してほしいと要求することはなくなった。

どうしても必要なもの(ガスとか鉄板とか)は「またキレられるかもしれないな」と思いながら嫌な気持でいっぱいになりながら要求している。

文具や消耗品の購入・管理の統括は本社事務員さん一同が行っているのだが、事務員さんに文房具がほしい旨を伝えると「社長に確認してください!」と必ず社長を通してから言ってこいという対応をとられてしまう。

購入や管理の統括をしているのは事務員さんなのだから、社長への確認も事務員さんの仕事だろうと思うが、現職場の事務員さん一同は非常に楽な仕事しかしないので、自分たちの仕事も今や人に丸投げだ。

ボールペンひとつとっても「社長に~」と言われるのも面倒だし、そのやりとりをいちいち事務員さんとしないといけなのも手間で時間の無駄だと思い始めたため、ちょっとした消耗品であれば100均で自腹購入し、私物として使っている。




他にもいろいろと理不尽だなと思うことが増えてきた現職場。

報連相や情報提供・共有にしてもそうだ。最初は事細かに連絡してくれていたが、今では何でもかんでもこちらから聞かないと情報は一切出てこないし、報連相もほぼない。こちらに関わることであってもスルーされるか事後報告か連絡漏れという本社ミスが頻発している。

最近は、こちらばかりが気を使って気をもんでばかりであまりにもフェアじゃないな、そこまで気を使う必要はない会社なのかもしれないと思って、こちらに影響がないことは聞かなくなった。


面倒くさすぎます。もう嫌です。


ある意味、自由にさせてもらっているのだが、最初が手厚かっただけに急に手のひらを返した塩対応に変更になった人たちがチラホラいるので、そういう人たちは一気に信用がガタ落ちした。「あぁ最初だけなんだな」と強烈に思ったし、腑に落ちない事後報告や強制徴収ハラスメントなどもどんどん増えてきて、完全に疑心暗鬼。


「一度やり始めたらやり続けないといけないよ」今回だけと言うならば事前に「今回だけね」と言わないと相手はずっとやってくれると期待するし、やってくれると思い込んでしまう人もいる。それでやらなかったら「やってくれない」と文句や不満が出たり、酷いときは「裏切られた」とか言われる。

それは人同士に限らず会社も同じだろう。最初に手厚く親切丁寧にしていても、時間が経つにつれて適当にぞんざいに雑に扱われ、しまいには何もかも丸投げなんていう対応をしていたら信用はガタ落ちだし、信用されなくなって離れていく人もいると思う。信用を失うのは早いし簡単なのだから。


人が定着しない。


この会社のやり方を見ていると、自業自得じゃないかと思う。こんなやり方をしていたら信用を失い人が離れていくに決まっている。それを「最近の若い人はすぐ辞める。我慢しない。」と辞める側を批判することしかしない会社。

人が入ってもことごとく短期間で辞めていくのなら、会社側に問題があるのかもしれないと少しでいいから自分たちを省みない限り、なかなか人は定着しないだろうと思われる。(私のように本社勤務でないなら続くかもしれないが。本社は無理。)

また、若い世代に定着してほしいなら、昔ながらのやり方に執着せず今の時代のやり方に会社も少しずつシフトする努力をしないと、若い世代はなかなか定着しないのではないかと思う。現職場は上層部がみんな昭和頭なのでやり方をシフトするのは難しそうだが…。

時間の経過とともに行われる現職場の手のひら返し塩対応は、社員の信用を失い疑心暗鬼を生み、人が離れるシステムになっているような気がしてならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?