見出し画像

「不当なGoogle口コミが削除されない」医師らによる集団訴訟ニュースを解説します。

先日、報道機関各社が大きく取り上げていた、Google口コミについて、集団訴訟が提訴されたというニュースについて、解説したいと思います。

まずはこちらのニュースをご覧ください。

「ゴミ未満の何者でもない」Googleマップ上の“悪質クチコミに対応せず”…医師ら63人がGoogleを集団提訴【news23】|TBS NEWS DIG
↓↓↓

医師らがGoogleを相手取って、不当な口コミが削除されないことについて、損害を被ったと主張して、損害賠償請求裁判(民事事件)を提訴したというものです。TBSのYouTube動画には現在の問題が簡潔にまとめられていました。

昨今、Google口コミは、その評価やコメントが多くの人に参考にされるもので、その影響力は大きいです。飲食店や医療機関を選択するとき、他の人の体験談や評価を参考にして決めるという人も多いと思います。

Google口コミは、誰でも気軽に投稿できる「生の声」として、とても有用ですが、不当な口コミであっても削除されにくいという深刻な問題をはらんでいます。店舗、病院側(書かれる側)にとって、「事実ではない」「誤解されている」と思う口コミであっても、削除請求が通らないのです。

動画に出てくるように、「ゴミ未満」とか「門前払い(された)」などの不当口コミでも、Googleはポリシー違反を認めません(つまり、強制削除の対象とは考えません)。Googleは誹謗中傷の口コミを許さないとしつつも、実際に強制削除を行うケースは稀です。誹謗中傷問題について第一線でご活躍されている弁護士の清水陽平先生がおっしゃるように、感想を述べている口コミは、その内容がどれほどマイナスの印象を与えるものであっても削除されないようです。また、事実を述べている口コミでも、それが事実ではないことを立証することは難しく、結果的に削除を求めたところでGoogleに応じてもらうことは難しいのです。

今回、医療関係者(医師ら)が集団でGoogleを提訴したというニュースが報じられましたが、これについて、Googleはこれまでの姿勢を崩すことはないと思われます。法的に訴えても削除されない可能性が高いうえ、弁護士費用だけがかかって終了という結末もありえるでしょう。

この民事裁判を起こすというアクション自体が社会(世論)を動かすモチベーションになる可能性があると思いますが、残念ながらGoogleからすれば蚊にさされたかどうかくらいのダメージしかなく、これまでの運用方針を変更して不当口コミを削除するということにはならないと思われます。

このGoogle口コミの問題は極めて深刻で、法的に解決が図れないという方(Google口コミの被害者)は大勢おられます。そのような方々をサポートするために、情報化学研究所は立ち上げられました。これまで多くのご相談をいただいており、口コミの問題を技術面で解決するという対応をしています。法律事務所(弁護士の方)からのご相談にも対応させていただいています。コストをできる限り抑え、しかも短期間で解決することで、営業への支障を最小限に抑えるということが、当研究所の使命です。

Google口コミについては、どの相談窓口より詳しいと自負しておりますので、まずはお気軽にお困りごとをお聞かせください。お急ぎの場合、土日でも対応するこが可能ですので、まずはこちらのフォームからお問合せをお願いします。
↓↓↓