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日本再発見の旅〜北海道の魅力

まず最初に謝ります。ごめんなさい。
ここ数年、海外旅行が多くなり、なんとなく日本国内の旅行は(あくまで自分の中で)後回しになっていました。

けれど今回は、改めて日本国内の旅行の良さを実感したので、その魅力を紹介していきたいと思います。それは北海道!
「食事」「迫力の大自然」「異国情緒」と魅力がいっぱいで、海外旅行にいくのもいいけど、北海道まず行こうかな・・・?そう思えるはず!


北海道の魅力<1>日本の食糧基地と言われる、ゆたかで美味しい「食事」

旅の魅力のひとつは、食事。そんな方も多いのではないでしょうか。新鮮でおいしく 安全な食材に恵まれている北海道は、日本の食糧基地といわれていて、美味しい食事が盛り沢山!

おすすめ料理その1〜海鮮料理

まずは北海道といえば、特に新鮮な魚介類や海産物のイメージが浮かびますよね。漁業生産量は全国生産量のなんと2割を北海道だけで支えているのです!そんな、北海道は日本有数の漁業大国。日本海、太平洋、オホーツク海と3つの海に囲まれ、ホタテや鮭を筆頭に、イカ、タコ、カニ、ウニ、昆布など、豊かな海の幸に恵まれています。

札幌や函館、小樽、釧路などでは、美味しいお寿司も食べられますし、ぜひそれ以外の都市でも、その土地ならではの海鮮物を試してみるのがおすすめです!
北海道以外ではなかなか食べられない料理としておすすめはこの3つ。

  • 稚内の「たこしゃぶ」:手のひらサイズに薄く切ったたこを、お湯にさっとくぐらせて野菜と一緒にいただきます。淡白なタコの味が上品で、お肉と比べてヘルシーなので、いくらでも食べられちゃいます。

稚内のたこしゃぶ
  • 根室の「花咲蟹」:エビのような甘味とコクに「カニ通」も思わず唸ってしまうほど美味しい花咲蟹。国内では根室沖でしか獲れない為“幻のカニ”と呼ばれています。茹でると花が咲いたように真っ赤になることから「花咲蟹」と命名されたそう。見た目の鮮やかさと、味の濃厚さが、他の蟹とは違った味わいです。

根室の花咲蟹
  • 厚岸の「牡蠣」:アイヌ語でずばり「牡蠣の多い所」という意味の「アッケケシ」が由来とされる厚岸(あっけし)。牡蠣の名産地で、厚岸の牡蠣はかつて北海道の三大絶品の一つとされていました。厚岸の湖では、山の養分を含んだ淡水と、太平洋の海水が混ざりあうことで、牡蠣が養分をたっぷりためこんで成長できるそう。そのため、ふっくらとやわらかい、濃厚な甘みが特徴です。


厚岸の牡蠣

おすすめ料理その2〜郷土料理

その土地ならではの味覚といえば「郷土料理」も外せませんよね。北海道には、特産品を使った郷土料理がたくさんあります。「ジンギスカン」は、羊肉と野菜を一緒に専用鍋で焼いて食べる、絶品料理で有名ですよね。そんな羊肉やエゾシカの肉など、なかなか北海道以外で食べられない料理はもちろん、北海道風の味付けの料理も魅力です。そんな郷土料理のおすすめはこちら!

  • 富良野の名物「豚サガリ」:サガリとは横隔膜の部位のこと。腰椎から内臓が吊り下がっているような形になっていることが、サガリの名前の由来になっているそうです。サガリは内臓肉ではあるものの、ホルモンのようなクセがなく、脂身が少なく、ジューシーでヘルシーなお肉です。豚一頭からわずか250g程度しか取れない貴重な肉なので、見つけたらぜひトライしてみてください。

上富良野の名物、豚さがり
  • 寒い季節の体を温めてくれる「スープカレー」:スープカレーは、1990年代から札幌市内で広がりを見せはじめたご当地グルメで、さらっとしたカレー風味のスープに、チキンレッグや地元野菜、ときにはホタテなどの海産物が、ごろごろと大きめの具材で入っているのが特徴。

野菜ごろごろ、スープカレー
  • ご当地の味を食べ歩きたい「ラーメン」:北海道三大ラーメンといわれる、札幌の「味噌ラーメン」、函館の「塩ラーメン」、旭川の「醤油ラーメン」などのご当地ラーメンも存在しており、それぞれ地元の昆布などで出汁をとったお味は絶品です。

三笠のご当地ラーメン、ドロラーメン

そのほかにも、北海道流唐揚げである「ザンギ」も美味しいですよ!醤油・しょうが・にんにくなどで味付けした濃いめの甘辛いタレに漬け込んであり、食べると鶏肉からジュワッと味が出てくるおいしさです。
北海道には、このほかの郷土料理もたくさんあるので、ぜひ現地で味わってくださいね。

北海道の魅力<2>世界遺産や国立公園の、迫力の大自然

北海道といえば、冬の一面の雪景色、あるいは、夏の一面の青空、広々と広がる草原、まっすぐに伸びる道。そんなイメージを抱く方も多いと思います。さらに、美しい自然、湖や山を連想される方もいるかもしれません。
まさに想像されているとおりです!北海道はとにかく観光名所がたくさん

日本の国土の約22.1%を占める広大な北海道には、知床世界自然遺産、ラベンダー畑が人気の富良野、雲海が話題のトマムなど、なかなか北海道以外ではみることのできない、広大で迫力の大自然が魅力。

今回はその中でも特におすすめしたいスポットとして、納沙布岬の朝日と、利尻富士の夕陽を紹介しますね。

おすすめスポットその1:納沙布岬(のさっぷみさき)の朝日
納沙布岬は、北緯43度23分07秒、東経145度49分01秒に位置する本土最東端の岬にある岬。ということは、そうです、日本で一番早い朝日が見ることのできる場所なのです。日の出は、夏でなんと午前3~4時。冬は午前6~7時頃。沖縄県の那覇市とは2時間近い差になるのです。
早朝のまだ薄暗い中で、ひやりとした海風が吹く中、海岸線から登ってくる朝日は美しく、エネルギーで満たされます。
さらに、晴れていれば歯舞群島(はぼまいぐんとう)が望め、北方領土の近さを実感できます。


おすすめスポットその2:利尻富士(りしりふじ)の夕陽
北海道北部、利尻島にある標高1,721mの利尻山。日本百名山の中で最北に位置します。山裾は海岸まで広がっており、遠くから見ると島全体が利尻山であるかのよう。富士山を思わせる美しく緩やかな稜線から、別名「利尻富士」と呼ばれています。
利尻島で利尻富士に登ることもできるのですが、利尻島の対岸、北海道豊富町の海岸から夕暮れに見る利尻富士の美しさは圧巻です。夕暮れになると山裾がぼんやりと霞み、まるで海の上に浮かんでいるようにすら見えます。そして利尻富士のうしろに、夕陽がしずかに落ちてきて、一面の海面をオレンジ色に照らす様は、神々しいほど。春になると雪が一部溶けて、山頂の山肌がのぞき、独特の残雪模様を楽しむこともできます。

北海道の魅力<3> 歴史に思いを馳せたくなる「異国情緒」

日本の最北端、北海道の宗谷岬に立つと、海岸線にサハリンが見えます。
現在、サハリンはロシアの実効支配下にありますが、1945年までは北緯50度線より南が「南樺太」として日本の領土でした。 そして、沖縄と並び第二次世界大戦中に日本の領土内で地上戦が行われた場所です。

日本は島国ということもあり、海岸線にいながらにして「国境」を感じさせる場所は多くはありません。けれど、この北海道の宗谷岬に立つと、ここが国境なのだと、きわめて近い場所にまで隣国の支配が及んでいるのだと、感じさせてくれます。改めて、歴史の教科書を読み直そうと思えるような、そんな気持ちになります。

海外、特にヨーロッパなどでは国が地続きなので、国境を感じることも多いと思います。日本国内でも国境や歴史を考えさせてくれる貴重な場所を訪れてみるのはいかがでしょうか。


北海道の魅力を今回は3点に絞ってお伝えしてみましたが、まだまだここに書ききれないほどの魅力がいっぱいです!ぜひ、日本の魅力再発見、として北海道を訪ねてみてくださいね。



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